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2024.01.22 コラム

未経験から林業で活躍できる3つの理由!働きながら学べる「緑の雇用」とは

「林業に興味はあるけど、経験がまったくないから活躍できるか不安……」という悩みを持つ20代〜30代は、ぜひ林業の世界へ一歩踏み出してみましょう。
この記事では、未経験でも林業で活躍できる3つの理由や、この職業に向いている人などを詳しく解説します。

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  • 目次
          1. 未経験から林業で活躍できる3つの理由
             1.1.「緑の雇用」制度がある
             1.2.人手不足に悩まされている
             1.3.従業者の高齢化が進んでいる
          2. そもそも林業って?具体的な仕事内容を紹介
              2.1.具体的な仕事内容【夏〜秋編】
              2.2.具体的な仕事内容【冬〜春編】
          3. 林業に向いている人の特徴
             3.1.林業に興味がある人
             3.2.社会に貢献したい人
             3.3.達成感を味わいたい人
             3.4.スキルを身につけたい人
             3.5.地方や田舎で働きたい人
             3.6.身体を動かすのが好きな人
          4. まとめ

1. 未経験から林業で活躍できる3つの理由

林業で使うチェーンソー

林業で使うチェーンソー

林業は未経験の人でも活躍しやすい職業の一つです。理由は次の3つががあります。

  • 「緑の雇用」制度がある
  • 人手不足に悩まされている
  • 従業者の高齢化が進んでいる

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.1. 「緑の雇用」がある

「緑の雇用」とは、林業経営体に採用された人に対し、講習や研修をおこないキャリアアップを支援する制度のことです。林野庁が実施している信頼性の高い制度で、未経験の人でも林業に必要な技術や知識を体系的に学ぶことができます。
働きながら講習や研修を受けられるので、収入を得ながらスキルアップしたい未経験の人におすすめの制度です。
参考記事「緑の雇用とは?内容やメリット、取れる資格などを徹底解説!

1.2. 人手不足に悩まされている

国内で林業に携わっている人の数は、2015年の時点で約4万5,000人。1985年は約12万6,000人の林業従業者がいたため、この30年あまりで約3分の1まで人数が減ってしまっています。
世界有数の森林大国である日本において、林業に興味をもつ未経験者は今とてつもない希望なのです。

1.3. 従業者の高齢化が進んでいる

2015年の時点で、林業に携わっている人の約25%が65歳以上の高齢者です。深刻な人手不足に加え高齢化も進んでいるこの業界では、林業に少しでも興味がある担い手が歓迎されています。
近年は急激な機械化が進んでいるため、重機を使いたい人や体力に自信のない女性でも活躍できる職業です。

2. そもそも林業って?具体的な仕事内容を紹介

林業の仕事風景

林業の仕事風景 画像提供:一般社団法人奏林舎様 求人ページ

林業は、適切な管理で木材資源を生産しながら日本の森林を守る大切な職業です。木を切り倒すイメージが強い林業ですが、実は季節によってさまざまな仕事をおこなっています。
具体的な仕事内容を、以下で詳しくみていきましょう。

2.1. 具体的な仕事内容【夏〜秋編】

夏〜秋にかけて、林業では主に以下のような仕事がおこなわれています。

  仕事内容
下刈り

植えた苗木の成長を妨げる植物を除去する作業。
雑草が多い場所では、年に2回ほど下刈りをおこないます。

つる切り

木に絡まったつるを除去する作業。
幹の締め付けや雪で枝が折れやすくなるのを防ぎます。

除伐

下刈りが終わった3〜5年後に、形質の悪い木を除去する作業。
6〜8月頃におこなわれるのが一般的です。

枝打ち

枯れ枝や特定の枝などを付け根から除去する作業。
林内の光環境の改善や、良質材の生産が目的です。

間伐

混み合った樹木を間引く作業。
森林を適切な密度へ導き、健全な状態と整えます。

道具の手入れ

チェーンソーや刈払機のメンテナンス作業。
日頃使っている道具を丁寧に手入れします。

2.2.具体的な仕事内容【冬〜春編】

冬〜春にかけて、林業では主に以下のような仕事がおこなわれています。

  仕事内容
寒伏せ

寒冷期の冷害を防ぐため、苗木を土中に埋める作業。
冬が始まる頃におこない、春先に苗木を土中から取り出します。

雪起こし

雪圧によって倒れた樹木を縄で固定する作業。
雪解けしたらすぐにおこない、木を垂直に育てます。

主伐

伐採時期を迎えた木を収穫する作業。
一定区間や部分的に伐採し、樹木の世代交代を図ります。

集材・運材

集材は、材地に散在している木材を1か所に集める作業。
運材は、集材した木材を貯木場や市場に運ぶ作業です。

地ごしらえ

次の苗木を植えるための整地作業。
残った枝葉や雑草などを片付け、植付けしやすい土地に整えます。

植付け

地ごしらえをした場所に苗木を1本ずつ植付ける作業。
周囲に防護ネットを張り巡らせ、動物から苗木を守る作業もします。

重機の手入れ

重機のメンテナンス作業。
油切れの確認やヘッドの損傷などを確認します。

3. 林業に向いている人の特徴

林業で働く人 画像提供:株式会社緑豊様 求人ページ

「林業の仕事内容はわかったけど、未経験の自分に向いているか自信がない……」という人のために、林業に向いている人の特徴を6つ紹介します。
林業に興味がある人はぜひ一度チェックしてみてください。

3.1. 林業に興味がある人

林業に興味がある人はこの職業に向いています。先述した「未経験でも林業で活躍できる3つの理由」で解説したように、林業は今人手不足&高齢化に悩まされています。そのような状況のなか、林業に興味がある人が飛び込んできてくれれば未経験者・経験者問わずきっと歓迎されるでしょう。
「山が好き」「自然が好き」「機械が好き」など、林業に興味がある理由は人それぞれ。自分の“好き”を活かしながら仕事がしたい人は、ぜひ林業を生業とすることを検討してみてください。

3.2. 社会に貢献したい人

「何か社会に役立つことがしたい」と考えている人に、林業はおすすめの職業です。林業の従業者がつくりあげた美しい森林の姿に、そこを訪れる人々は心を癒されます。
樹木を育てることは二酸化炭素の削減にもつながり、日本の社会だけでなく世界にも貢献できる林業はとても重要な職業です。移りゆく森林の姿に癒されながら人々のためになる美しい山の景色をつくれるのは、林業ならではの特権だといえるでしょう。

3.3. 達成感を味わいたい人

どのような仕事でも、達成感を味わえると人はやる気が湧いてくるものです。林業は自分の手で1本ずつ苗木を植え、その成長を間近でみることができます。
毎日の仕事に積み重ねで森に光が入る様子や樹木が立派に育つのをみると、自然と達成感や感動が湧いてくるはずです。そのような達成感に憧れがある人やコツコツ作業が得意な人にとって、林業はおすすめの職業だといえます。

3.4. スキルを身につけたい人

先述のとおり、林業は多様な仕事をおこなうためさまざまなスキルが身につきます。
例えば下記のようなスキルが身につきやすいでしょう。

  • 大木の伐採
  • 作業道の特殊伐採
  • 高所での特殊伐採

スキルを身につければ「森林のインストラクター」の資格も取得できるため、未経験からキャリアを積みたい人にも林業はおすすめです。

3.5. 地方や田舎で働きたい人

都会の喧騒から離れ、静かな田舎で仕事をしたい人も多いでしょう。そのような人は、森林が近くにある地域で働く林業の仕事がおすすめです。
もともと都会で暮らしていた人にとって、いきなり地方で暮らすのは不便に感じることもあります。しかし、林業は働く地域を全国各地から選べるため、自分が思い描いていた理想の暮らしに一歩近づくことができるかもしれません。

3.6. 身体を動かすのが好きな人

林業は身体を動かすのが好きな人や得意な人にも向いています。チェーンソーのような重い道具を使ったり、高所で作業したりすることがあるからです。
近年は急速な機械化が進んでいるため重機を使っての作業も多いですが、体力を活かしたい人は林業で大いに活躍できるでしょう。

こちらの記事でも詳しく解説しています。
林業に向いている人の特徴9選!よくある質問や一日の仕事サイクルも紹介

4.まとめ

今回は、未経験でも林業で活躍できる理由や、具体的な仕事内容などを解説しました。どの業界においても「未経験」というだけで飛び込むのに勇気がいりますが、一歩踏み出してみるとそこには自分の想像以上に「活躍できる場」が広がっているかもしれません。
林業に興味がある人はぜひ一度RINDOの求人情報をチェックして、ご自身の可能性を広げてみてください。

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