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林業に向いてない人の特徴10選!初心者のための就職・転職のコツも紹介
「もしかしたら自分って林業に向いてない人かも……」という思いが拭えないと、なかなか新しい仕事先への就職・転職に踏み出せないですよね。
しかし、林業は今人手不足の問題を抱えているため「仕事にやりがいを感じられる新たな人材」はとても重宝されます。
そこで今回は、林業に向いてない人の特徴10個や、初心者のための就職・転職のコツなどを詳しく紹介します。
林業に向いている人の特徴もさくっと紹介するので、この業界に興味がある人はぜひチェックしてみてください。
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- 目次
- 林業に向いてない人の特徴【10選】
1.1デスクワークが好きな人
1.2花粉症・アレルギーの人
1.3稼ぐことが目的の人
1.4都心で暮らしたい人
1.5地図が読めない人
1.6せっかちな人
1.7虫が苦手な人
1.8紫外線に弱い人
1.9早起きが苦手な人
1.10体力に自信がない人- 実はあなたも当てはまる?林業に向いている人の特徴
- 林業に向いてない人の就職・転職のコツ
3.1「緑の雇用」を利用する
3.2林業の相談会・説明会に参加する
3.3林業専門サイトで求人を見比べる- まとめ
1. 林業に向いてない人の特徴【10選】
林業に向いてない人の特徴は、次の10個です。
- デスクワークが好きな人
- 花粉症・アレルギーの人
- 高い収入が目的の人
- 都心で暮らしたい人
- 地図が読めない人
- せっかちな人
- 虫が苦手な人
- 紫外線に弱い人
- 早起きが苦手な人
- 体力に自信がない人
これらに当てはまっているからといって、必ずしも林業に向いてないとは限りません。
しかし、なかにはアレルギーの問題で「林業には不向き」と判断できる場合もあります。
どの特徴にどのような心配事が想定できるのか、詳しくみていきましょう。
1.1. デスクワークが好きな人
デスクワークが好きな人は、林業に向いてないかもしれません。
なぜなら林業は、屋外作業がメインだからです。
なかでも、炎天下の真夏や氷点下ギリギリの真冬の屋外作業は、デスクワークが好きな人にとっては過酷でしょう。
林業は身体を動かす仕事のため、室内でゆっくり働きたい人に林業は不向きかもしれません。
1.2. 花粉症・アレルギーの人
花粉症が重い人に、林業の仕事は難しいでしょう。
山にはさまざなまな樹木が生えているため、何種類もの花粉が通年で飛んでいます。
軽度の花粉症であれば働ける可能性もありますが、都心でも生活するのが辛いレベルの人は、現場仕事以外を選ぶほうが安心かもしれません。
1.3. 稼ぐことが目的の人
「林業は稼げるって聞いた!」
「収入目当てで林業に転職しようと思ってる」
という人は注意が必要です。
林業の平均年収は、日本の平均給与461万円(※1)より約100万円低い「360万円(※2)」ほど。
初めから「稼ぐこと」を目的にして林業に就職・転職すると、業界知識のすれ違いで早期退職してしまうリスクがあります。
もちろん平均年収以上を稼ぐことも可能ですが「思っていたより稼げなかった……」と後悔しないように、今一度林業についての知識を深めていきましょう。
(※1)参考:国税庁
(※2)参考:厚生労働省
1.4. 都心で暮らしたい人
「おしゃれなカフェ巡りが大好き!」
「コンビニは徒歩5分以内のところにないと無理」
という人は、林業に向いてないかもしれません。
林業は山仕事のため、都心に暮らしのまま職場へ向かうのは大変です。
少なくとも、都心から離れた郊外に住む必要があるでしょう。
出退勤の時間が長くて睡眠時間が削れると、翌日の仕事に響く心配もあります。
1.5.地図が読めない人
地図が読めない人に、林業の仕事は難しいでしょう。
なぜなら林業では、スムーズに仕事をするために「今自分がいる位置を正確に把握する」必要があるからです。
普通の地図が読める人でも、最初は「特殊な山の地図」を読むのに苦労することもあるでしょう。
しかし近年は、デジタル化がどんどん進んでいるため、今後少しずつ地図も読みやすくなるかもしれません。
1.6.せっかちな人
すぐに結果を出したい、いわゆる「せっかち」な人は林業に向いてないでしょう。
なぜなら林業は「100年かけて森を育てる仕事」だからです。
林業では苗木を1本ずつ植える「植付け」作業がありますが、今日植えた苗木が明日大きくなるわけではありません。
じっくり時間をかけて木々を育てることが苦痛な人は、林業の仕事を退屈に感じるかもしれません。
1.7.虫が苦手な人
山中では、次のような虫が暮らしています。
- 蜂
- 蟻
- 毛虫
- アブ
- ぶよ
- ムカデ
虫の「大きさ」も「量」も、街中で見かけるようなやつとは桁違いなので、思わず「うわっ!」と驚く人もいるかもしれません。
なかでも蜂やアブは、一度目を付けられるとしつこく攻撃してきます。
虫の見た目が苦手なだけならまだしも、昆虫アレルギーやアナフィラキシーが心配な人は注意が必要です。
1.8.紫外線に弱い人
次の2つの理由から、紫外線に弱い人は林業に向いてないでしょう。
- 屋外作業が中心のため、通年で紫外線を浴びる
- 「下刈り」「植付け」などは日陰のない場所で終日作業する
なぜ日陰のない場所で作業をするのかというと、木を大きく育てるためには日当たりの良い場所に苗木を植える必要があるからです。
紫外線に弱い人やアレルギーがある人は、日中のほとんどを屋外で過ごす林業は難しいでしょう。
1.9.早起きが苦手な人
早起きが苦手な人は、林業の仕事をキツく感じるかもしれません。
林業の仕事は、朝〜夕方ごろまでがアクティブタイム。
安全のため、日が登っている時間にしか作業ができないためです。
逆にいうと、朝起きて夕方家に帰ることが「理想的な生活サイクル」と思える人は、林業に向いているといえます。
1.10.体力に自信がない人
次の心持ちの人は、林業に向いてないかもしれません。
- 最寄り駅まで歩くのも億劫
- 坂や階段は登りたくない
- 重いものを持ちたくない
林業の仕事は、チェーンソーや燃料などの重い荷物を担ぎながら、一日中山登りをしているようなものです。
山の斜面は急なため、坂や階段と同等(またはそれ以上)の負荷がかかることが想定されます。
仕事をしているうちに体力はどんどん身についていきますが、初めのうちは体力に自信がない人にとって林業は辛い仕事かもしれません。
2. 実はあなたも当てはまる?林業に向いている人の特徴
林業に向いてない人とは反対に、「林業に向いている人」の特徴もさくっと紹介します。
次の特徴に当てはまる人は、林業に向いている可能性が高いです。
- 社会貢献したい人
- 屋外で働きたい人
- 体力に自信がある人
- 山・自然が好きな人
- 手に職をつけたい人
- 都会から離れて生活したい人
多くの時間を山で過ごす林業は、自然が好きな人や屋外で働きたい人にとって、まさに理想の就職先といえるでしょう。
人々の暮らしに必要な木材を生産しながら、長い年月をかけて木々を育てていく林業は社会貢献にもつながる重要な仕事です。
そのほか、手に職をつけたい人や都会から離れて生活したい人にも、林業は大いに向いているといえます。
林業に向いている人の特徴をさらに詳しくチェックしたい人は、ぜひ「林業に向いている人の特徴9選!よくある質問や一日の仕事サイクルも紹介」もあわせてご覧ください。
3.林業に向いてない人の就職・転職のコツ
「林業に向いてない人の特徴に当てはまるけど、それでも挑戦してみたい……!」という人もいますよね。
最後にそのような人に向けて、林業初心者のための就職・転職のコツを3つ紹介します。
- 「緑の雇用」を利用する
- 林業の相談会・説明会に参加する
- 林業専門サイトで求人を見比べる
それぞれ詳しくみていきましょう。
3.1.「緑の雇用」を利用する
林野庁が力を入れている「緑の雇用」では、林業の新規就業者を対象とした研修や講習などを実施。
事業を開始した2003年から2022年までの間で、2万人以上もの人が「緑の雇用」を活用して新たな就業先を見つけています。
未経験者でも林業に必要な知識や技術を一から学ぶことができるので「仕事についていけるか心配……」という人はぜひ利用してみましょう。
▷参考記事「緑の雇用とは?内容やメリット、取れる資格などを徹底解説!」
3.2.林業の相談会・説明会に参加する
林業の仕事についての悩みは、その道に詳しい人に相談するのが一番です。
意外に思う人もいるかもしれませんが、林業は相談会や説明会のサポートがとても充実しています。
どの相談会・説明会に行けば良いかわからない人は、全国森林組合連合会(※1)が主催している「森林の仕事ガイダンス(※2)」を選びましょう。
ガイダンスへの参加条件は次のとおりです。
参加条件 | 年齢・性別不問 |
参加費用 | 無料 |
参加申し込み | 不要 |
服装 | 自由 |
誰でも気軽に参加できるので、林業の就職・転職で悩んだ際はぜひ活用しましょう。
(※1)参考:全国森林組合連合会
(※2)参考:森林の仕事ガイダンス
3.3.林業専門サイトで求人を見比べる
「たとえ向いてなくても、それでも林業の仕事に就きたい」と思う人もいますよね。
林業未経験者(または始めて日が浅い方)は、どの職場が自分に合っているのかを探すだけでも苦労するでしょう。
そのような方は、林業専門サイトで全国各地の求人を見比べてみるのがおすすめです。
たとえばRINDOは、あなたにぴったりの働き方が見つかるまで、林業アドバイザーが就職・転職活動を全面的にサポートします。
未経験者・経験者問わず、林業に少しでも興味がある人はぜひ気軽に利用してみてください。
4.まとめ
林業に向いてない人の特徴に当てはまっていたとしても、実際に仕事を始めてみれば「あれ……?意外と向いているかも」と思える瞬間がくるかもしれません。
業界初心者は、ぜひ「緑の雇用」や「森林の仕事ガイダンス」をうまく利用して、林業の未来を担う人材を目指してみてください。
RINDOでも、あなたの希望エリアの林業情報を提供したり、先輩方との交流の場を設けたりなど積極的にサポートします。
公式LINEで相談もできるので、出来そうなことから一つずつ取り組んでみてくださいね。