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林業が儲かる3つの理由!林業稼げないはもう古い?
最終更新日:
「林業は儲からない」という言葉を聞きますよね。
たしかに林業業界の平均年収は356万円で、日本人の平均年収よりも低くなっています。
一見、稼げないと思われる林業ですが、現在、林業は「新たな利益を生む産業」として注目されていることをご存じでしょうか?
林業に可能性を感じ、若い世代で参入している人が続々と増えているのです。
この記事では、林業が儲かる3つの理由として、様々な働き方を解説します。
あなたもぜひ「新しい林業の世界」をのぞいてみてください。
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- 目次
- 林業業界の現状
1.1林業の現状
1.2林業従事者の平均年収- 林業が儲かる3つの理由【多様な働き方を紹介】
2.1制度や支援の充実
2.2副業としての林業
2.3自伐型農業の可能性- まとめ
1. 林業業界の現状
まずは、林業業界の現状についてみていきましょう。
1.1. 林業の現状
国土の約三分の二が森林である日本。
その豊富な資源により、日本の林業は長い歴史を持っています。
にもかかわらず林業は、現在多くの課題に直面しています。
労働力不足、収益性の低下、そして国内木材と輸入木材の競争などが、林業が直面する大きな課題です。
これらの問題は、林業従事者の減少や高齢化などによって引き起こされています。
実際、国内の木材需要は安価な輸入木材によって減少しており、日本の林業従事者の平均年齢は65歳以上となっています。
しかし近年、林業は再び利益を生む産業へと変化しつつあります。
それには、政府の政策や市場の動向、技術の進歩が大きく影響しています。
「稼げない林業」ではなく、「社会に貢献しながら安定した収入を得る産業」へと変わってきているのです。
1.2. 林業従事者の平均年収
林業の平均年収は、356万円と言われています。
出典:林野庁「第1部 第1章 第3節 林業従事者の動向(3)」
日本の一般的な平均年収は461万円(国税庁調べ)ですので、それと比べるとやや低いように思われますね。
しかし、これはあくまで一般的な平均値で、地域や働く環境によって変わります。
たとえば、大規模な林業会社でキャリアアップすれば収入は増えますし、中には自分で林業を営み、林業による資産形成を行っている人もいます。
また、林業の仕事は季節によって忙しさが変わるため、一年を通して収入が変化することもあります。
たとえば、冬になると木を切る作業が多くなり、収入が増える時期もあれば、逆に作業が少なく収入が減る時期もあります。
ですから、一般企業と比べ、一概に収入が高い・低いとは言えないのが林業の仕事です。
林業の年収については、【林業の平均年収は?】事業体による違いはあるの?年収アップの可能性は?の記事でも詳しく解説しています。
2. 林業が儲かる3つの理由【多様な働き方を紹介】
現在林業では、様々な働き方が選択できます。
ここでは、林業が儲かる理由として、3つの働き方を紹介します。
- 国の制度や支援を利用した働き方
- 副業としての林業
- 自伐型林業
2.1. 国の制度や支援を利用する
林業には、国(林野庁)が行っている「緑の雇用」という制度があります。
【緑の雇用とは】
「緑の雇用」事業は、未経験者の方でも林業に就き、必要な技術を学んでもらうため、林業経営体に採用された人に対し、講習や研修を行うことでキャリアアップを支援するという制度です。研修年次に応じて研修の内容をステップアップさせ、さまざまな技能を身につけられるよう体系的な研修プログラムが用意されています。
未経験の人でも林業に参入できるよう、年次に応じて必要な研修が受けられるようになっています。
こちらの制度を利用すれば、働きながら林業に必要な知識やスキルを身に着け、キャリアアップすることが可能です。
通常、企業で資格を取ってキャリアアップを目指す場合、すべて自分でやらないといけないこともありますよね。
試験を受けるために膨大な費用が派生することも…。
その点林業なら、国からの助成金があるので、制度を利用して着実にキャリアを積むことができますよ。
当然、キャリアアップすれば収入も増えます。
「緑の雇用」制度を利用するには、制度の対象となっている森林組合や林業会社などの林業経営体に雇用されていることが条件となります。
2.2. 副業としての林業
働き方の見直しが言われている今、「副業」としての林業も注目を集めています。
終身雇用が見直され、緩和されたことにより、会社員だけの収入に頼らず、副業をする人の割合が年々増えてきました。
林業の特徴を上手く利用すれば、無理のないダブルワークが可能になります。
【林業が副業に向いている理由】
定時上がり・雨が休みなど時間が確保しやすい
林業の主な仕事は、現場での作業となります。
夜遅くまでの作業は危険なので、定時上がりが基本です。
また、雨が降ると作業ができないので、雨の日は仕事が休みになることもあります。
そのため、一般的な残業が多い会社と比べ、自分の時間を確保しやすいです。
副業をする際の一番の課題は「時間がないこと」。
林業なら、しっかりと副業にも取り組むことができ、無理なく両立が可能です。
日雇い・単発の仕事が可能
林業は、月給制の他、日雇い・単発の仕事も多数あります。
仕事内容にもよりますが、日給は8,000円~1万5,000円程度になります。
普段は在宅ワークをしながら、週に数日林業の現場で働くことも可能です。
コロナ禍を経て、どこでも働ける在宅ワークの求人が増えましたが、誰とも話さないことや運動不足が気になりますよね。
副業として林業の仕事を取り入れれば、社会に貢献しながら、身体を動かし、仲間と働くことができます。
このように、特に在宅ワークの方にはおすすめです。
実際、在宅フリーランスで地方移住をし、副業として林業の現場でお仕事をされている方もいます。
これからダブルワークを目指すのであれば、ぜひ林業を選択肢に入れてみましょう!
2.3. 自伐型林業の可能性
これまでの林業は、専門の業者が、大型の機械で大量の樹木を伐採する大規模林業が主流でした。
対して自伐型林業は、森林の所有者が自ら木を伐ることで、森林の管理と木材の生産を行う林業の形態です。
自伐型林業は、軽トラが1台通る程度の小さな道をつけ、災害を起こしにくい山を保ちながら、良質の樹木を守り育てます。
短期間に大量伐採せず、小規模な間伐を繰り返して森林資源を増やす長期的な山林経営のための手法です。
この自伐型林業は参入障壁が低く、山を持っていなくても始められるため、今、自伐型林業を始める若者や移住者が増えています。
中には、個人や少人数で山を持ち、生計を立てるケースもあるとのこと。
自伐型林業は山村地域の雇用を生み出すため、地域の活性化に大きく貢献しています。
「地方再生の鍵」と言われ、今注目されているのです。
自伐型林業では、市場の動向や季節などと照らし合わせ、採算性が高い木の伐採、造材をしていきます。
良質な木材であれば、高値で売れることも。
低コストで運営できるうえ、補助金もあるので、採算が取れやすくなります。
また、山での栽培やジビエにより収入を得ることも可能です。
自伐型林業はその地域の農業や観光と合わせることにより、様々な切り口で収益化の可能性を秘めています。
地方でも安定した収入・高収入を生み出すことができるのです。
3. まとめ
今回は林業が儲かる理由として、3つの働き方を紹介しました。
以前は林業といえば、「きつい・危険」といったイメージがあり、収入も高くない傾向にありました。
しかし現在は、働き方が多様化しており、社会に貢献しながら高収入を得ることも可能です。
とはいえ最初は、不安や疑問に思うことも多いですよね。
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