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2024.02.05 コラム

「林業はやめとけ」と言われる6つの理由|就職・転職に失敗しないポイントを解説

「林業に興味があるけど、検索したら“やめとけ”と出てきて不安になった……」という方もいるのではないでしょうか?
この記事では、林業が「やめとけ」と言われる6つの理由や、就職・転職に失敗しないためのポイントを3つ紹介します。

先にお伝えすると、林業は人々が暮らしていく上でなくてはならない重要な職業です。
やりがいや使命感があり、大自然の中で感動を味わうこともできます。
林業に向いている人が仕事に就くと、他にはない大きな喜びを感じられるでしょう。
ただし「誰にでも合う」仕事ではないので、この記事を読んで、林業への理解を深めてみてください。

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  • 目次
      1. 「林業はやめとけ」と言われる6つの理由
         1.1.危険な作業が多いから
         1.2.肉体的にきついから
         1.3.給料が安いから
         1.4.人間関係が難しいから
         1.5.労働環境がよくないから
         1.6.理解されにくい仕事だから
      2. 林業への就職・転職に失敗しないための3つのポイント
         2.1.情報収集をしっかり行う
         2.2.林業の仕事の流れを把握しておく
         2.3.実際の林業従業者に相談する
      3. 【自然と共に生きる】林業の魅力と可能性に迫る
        3.1ライフワークバランスの充実
        3.2やりがいと充実感がある
        3.3未経験から活躍できる
        3.4地方移住で柔軟に働ける
        3.5独立・起業が目指せる
        3.6幅広い仕事に挑戦できる
      4. まとめ

1. 「林業はやめとけ」と言われる6つの理由

林業現場風景 画像提供:バイオマスパワーテクノロジー株式会社様 求人ページ

「林業はやめとけ」と言われる理由は、主に次の6つが挙げられます。

  • 危険な作業が多いから
  • 肉体的にきついから
  • 給料が安いから
  • 人間関係が難しいから
  • 労働環境がよくないから
  • 理解されにくい仕事だから

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.1. 危険な作業が多いから

林業は危険な作業が多いことから「やめとけ」と言われることがあります。
たとえば、林業では次のような危険が考えられるでしょう。

  • 急斜面の場所でチェーンソーや大型の機械を使う
  • 伐採した樹木が自分のほうへ倒れてくる
  • 野生動物(猪や熊など)に遭遇する
  • 誤ってチェーンソーで足を切る

樹木が倒れたり機械で怪我をしてしまったりなど、林業は仕事中の事故が多くあることも事実です。
しかし、林業における労働災害発生は年々減少傾向にあります。
最新IT機械の登場や、防護服・チェーンソーなどの性能が格段に上がっていることが理由として挙げられます。

引用:林野庁

また、怪我や事故に合う人のほとんどが、仕事に慣れた40〜50代以上というデータもあります。
体力がある若手の場合、「常に危険と隣り合わせ」という心持ちで仕事をすれば、事故を減らすことができるでしょう。
若い方が職場に増えることで、大幅な事故件数削減にも貢献できるのです。

1.2. 肉体的にきついから

林業の仕事は「肉体的にきつい」と感じる人もいます。
なぜなら、林業の仕事は「毎日重い荷物を担ぎながら登山をする」ようなものだからです。

たとえば、足場の悪い環境で重い道具を使ったり、燃料を担ぎながら山を登ったりしなければなりません。
次のようなことが原因で、腰痛を発症するリスクもあるでしょう。

  • 斜面にいる時間が長い
  • 中腰になることが多い
  • 現場の寒暖差が激しい
  • 重い機械や荷物を持つことが多い

腰痛持ちの人や体力に自信がない人は、林業に肉体的なきつさを感じるかもしれません。
ただし今体力に自信がなくても、大抵の人は慣れてくるとのこと。
また最近はIT技術の進歩により、女性でも活躍できる場が広がっています。
「林業女子」のコミュニティがあるほど注目の職業でもあります。
もし不安に思われるのあれば、事前に公式LINEでの相談も可能です。
林業経験者が対応いたしますので、お気軽にメッセージをお送りくださいね!
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1.3.給料が安いから

給料と労働のバランスに不満を抱き、林業から離職を希望する人もいます。
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、林業の平均年収は約360万円。
一方、国税庁が発表した日本国民の平均給料は、約461万円です。
危険と隣り合わせの仕事内容なのに、国民平均を約100万円も下回る給料のため「林業はやめとけ」と言われているようです。
ただし林業の場合、一般的に冬が忙しく夏は仕事が少なくなります。収入に季節性があることから、以前は「日払い」の企業が多く、給料が不安定でした。その結果、他業界より「平均年収」が少なくなっているようです。
しかし現在は、年中給料が安定する「月給制」を取り入れている企業も増えています。
また国がサポート体制に力を入れたことより、働きながら無料で研修を受けてキャリアアップできるようにもなりました。(※「緑の雇用制度」を利用した場合)
企業選びを失敗しなければ、給料が低くて生活できないことはありませんし、きちんとキャリアアップも目指せる職業です。
給料について不安な方は事前に相談も可能ですので、ぜひ公式LINEよりお問合せくださいね。
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1.4.人間関係が難しいから

高齢化が進んでいる林業では、就職・転職した若手が「上司とのコミュニケーションが難しい……」という理由で離職してしまうケースがあります。
いわゆる「ジェネレーションギャップ」を感じ、仕事にやりづらさを感じるのでしょう。
ちなみに、林業に限らずですが、新卒1年未満の転職理由1位は「人間関係」が挙げられています。

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引用:PR TIMES

就職先や転職先を探す際は、実際に現場や職場を見学・体験して、そこで働いている人の雰囲気を見ておくほうがよさそうです。
弊社RINDOでは、「職場の雰囲気」や「代表メッセージ」、「社員インタビュー」など様々な情報を掲載しています。
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1.5.労働環境がよくないから

林業は屋外作業が中心のため、炎天下の夏や、氷点下の冬も外で働かなくてはなりません。
過酷な環境に耐えられず、途中でリタイアしていく人もなかにはいるでしょう。

また気温以外にも、夏は蚊や蜂などの「虫」、冬は都心より多く積もる「雪」の影響で作業が思うように進まないこともしばしばあります。

ただ最近は性能が良い「空調服」等も販売されているので、上手く取り入れると良いでしょう。

1.6.理解されにくい仕事だから

木を伐採するイメージが強い林業は「森林破壊をする仕事」という印象を持たれてしまうことがあります。
「人間の生活に必要な木を片っ端から切っている」という偏見を抱く人も、なかにはいるでしょう。

しかし実際の林業は、森林を後世につなげるために、苗木を一本ずつ丁寧に植付ける作業もしています。
また伐採ではなく「間伐」と言い、森林を荒れさせない為に手入れする作業も行っています
森林には「木材利用」だけでなく、「地球温暖化の改善」や「水源の確保」、「自然災害防止」などの役割があります。
その森林を守り、手入れする林業は、地球にとってなくてはならない職業なのです
家族にも誇れる職業だと言えるでしょう。

2.林業への就職・転職に失敗しないための3つのポイント 

林業の就職に失敗しないために、次のポイントを押さえておきましょう!

  • 情報収集をしっかり行う
  • 林業の仕事の流れを把握しておく
  • 実際の林業従業者に相談する

それぞれ詳しく紹介します。

2.1.情報収集をしっかり行う

一口に林業会社といっても「給与体系」や「契約形態」、「仕事内容」など本当に様々です。
自分に合った林業会社に就職できた方は、「毎日が充実している」と生き生きされている方が多いです。
しかし中にはブラック企業があるのも事実。
企業選びの際は、「情報収集をしっかり行う」ことが大切です。
弊社RINDOのHPでは、「仕事内容」の他、「会社の雰囲気」や「代表のメッセージ」、「企業紹介」「インタビュー記事」等も掲載しています。
またRINDOに掲載中の企業は、「エントリー前の見学や相談」も可能です。
気になる企業があれば公式LINEよりお気軽にお問合せくださいね。
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2.2.林業の仕事の流れを把握しておく

就職・転職する前に林業の仕事の流れを把握しておくと「思ってた感じと違った」というすれ違いを防げます。
ここでは簡単に、林業の大まかな仕事の流れを紹介します。

  仕事内容
植付け 地ごしらえ(整地作業)をした場所に苗木を1本ずつ植え付ける
下刈り 植えた苗木の成長を妨げる植物を除去する
除伐 下刈りが終わった3〜5年後に、形質の悪い木を除去する
枝打ち 枯れ枝や特定の枝を付け根から除去する
間伐 混み合った樹木を間引く作業
主伐 伐採時期を迎えた木を収穫する作業
集材・運材 木材を1か所に集めたり、貯木場や市場に運ぶ

実際に働くイメージを持つことで、安心して林業の世界に飛び込めるでしょう。
またこの他にも、たとえば「キャンプ場運営」や「木工製品販売」、「個人宅の木の手入れ」など、事業を多角化している林業会社もたくさんあります。
中には「全く木を切らない」林業会社もあります。
林業に就職することで、様々な経験が積めるチャンスがあるかもしれません。

2.3.実際の林業従業者に相談する

「本当のところどうなの?」と思う方は、実際の林業従業者に話を聞いていみるという手もあります。
たとえば、次のような質問をすると、林業に感じていた不安が解消されるかもしれません。

  • 福利厚生はどんな感じ?
  • 具体的な仕事内容は?
  • 会社の経営方針は?
  • 人材育成の方法は?
  • 雨の日の仕事内容は?

RINDOの公式LINEでは、林業従事者への相談も可能です。
お気軽にお問い合わせくださいね。
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また林業は、相談会・説明会のサポートがとても充実しています。
たとえば、林業の相談会・説明会のなかでも有名なのが「森林(もり)の仕事ガイダンス」です。

「森林(もり)の仕事ガイダンス」は、毎年開催されている説明会で、あらゆる地域の林業の仕事について知ることが可能。
就職希望者からの相談も受け付けているので、林業への就職・転職に悩んでいる人は参加してみましょう。

3.【自然と共に生きる】林業の魅力と可能性に迫る

「林業やめとけ」と見て不安になった方に向けて、ここでは林業の魅力や可能性をお伝えします。
迷っている方は、「求める就職条件」と重なっているかよくチェックしてみましょう!

林業の魅力
  • ライフワークバランスの充実
  • やりがいと充実感を感じられる
  • 未経験から活躍できる
  • 地方移住で柔軟に働ける
  • 独立・起業が目指せる
  • 幅広い仕事に挑戦できる
3.1ライフワークバランスの充実

林業はオンとオフがしっかりしている職業です。
現場での作業が中心なので残業が少なく、年間休日120日以上の会社もあります。
仕事終わりに自分の時間が欲しい人にはぴったりの職業です。
仕事に追われる人生を辞めて、プライベートをしっかり充実させたい人は、林業業界への転職を検討してみましょう!
副業OKなど、自由な働き方を推進している会社も多いですよ。

RINDOでは各企業の「1日の仕事の流れ」など、詳しい情報も掲載しています。
ぜひあなたに合う条件を探してみて下さいね。

3.2やりがいと充実感

仕事にやりがいを感じられず、毎日なんとなく過ごしている方も多いのではないでしょうか。
林業の仕事には私たちの暮らしを守る社会的な使命感があります。
働きながらしっかりとやりがいを感じられますよ。
林業は森の中での作業だけではなく、街の森林整備や危ない木の伐採も行うので、人から感謝されることも多い仕事です。
直接「ありがとう」と言われる体験は、仕事の励みにもなりますよね。
またこの世に全く同じ木は存在せず、同じような作業でも毎日が「新しい仕事」なのも林業の特徴。
林業なら季節を肌で感じながら、充実した毎日を過ごせます。

3.3未経験から活躍できる

林業は未経験から始めている人がほとんどです。
現場作業で必要な資格は無料の講習で取得が可能ですし、現場の作業は経験者が丁寧に教えてくれます。
(無料の講習会についてはこちら↓)
【転職に有利!】林業就業支援講習の内容と魅力を紹介します

また緑の雇用制度を利用すれば、キャリアアップに必要な支援を国から無償で受けながら働くことができます。
(緑の雇用についてはこちら↓)
▷緑の雇用とは?内容やメリット、取れる資格などを徹底解説!

作業に必要な道具は会社で支給してくれる場合もあるので、今何も持っていなくとも問題ありません。特別なスキルが必要なように見えますが、実は林業は参入障壁が低い業界です。
また最近はIT化が進み、力仕事以外の作業も増えたので、女性でも働きやすい環境となりました。
林業は未経験でも活躍でき、働きながら手に職がつけられるのが魅力です。

3.4地方移住でも柔軟に働ける

近年、都会から離れてゆったりとした環境で暮らしたい人が増え、「田舎暮らし」の需要が高まっています。
しかし地方移住で心配なことと言えばやはり「仕事探し」。
求人数が少ない地方で、安定した仕事を続けられるのかが不安で踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
林業であれば、様々な地域で一定の需要があるので、一度手に職をつければ仕事に困りません。
もしいきなり林業に専念することが不安な方は、「副業OK」の求人で週に数日から始めると良いでしょう。
実際に「在宅ワーク×林業」「カフェ勤務×林業」など、複数の仕事を掛け合わせて柔軟に働いている方もいますよ。

半林半X

智頭町複業協同組合 一週間の働き方例


地方移住も、柔軟な働き方も、どちらも叶えられるのが林業の魅力です。

3.5独立・起業が目指せる

林業はある程度経験を積んだ後、個人で仕事を請け負って独立する人も多い業界です。
実際に20代で起業されている方もいますよ。
たとえば美容・医療・法律系など、個人で独立する場合は「専門的な資格やスキルが必要」な場合が多いですよね。
しかし林業であれば、特別な資格やスキルを専門の学校で習得せずに独立が目指せます
熱意と意欲さえあれば、限りなく可能性が広がる業界です。

3.6様々な業務に挑戦できる

木を伐るだけが林業の仕事ではありません。
木ひとつをとっても、「植える、育てる、伐る、加工する、製品を作る、販売する」など様々な業務があります。
それ以外にも最近は、林業イベントの開催やロードバイクコースの作成、キャンプ場運営に農業や特産品の販売まで、多岐に渡る業務を行う林業会社もあります。
若いうちから様々な仕事に挑戦できるのは大変魅力的ですよね。
林業ならそのチャンスが十分にあります。
各企業の仕事内容をしっかりと確認してみましょう!

4.まとめ

この記事では「林業はやめとけ」と言われる6つの理由や、就職・転職に失敗しないための3つのポイントを紹介しました。
「林業はやめとけ」と言われることもありますが、誇りを持って働いている林業従事者はたくさんいます。
人々の暮らしに欠かせない林業の仕事に少しでも興味がある方は、信頼できる人に相談しながら、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。
RINDOでは「日本の未来を創る」素晴らしい林業会社を多数掲載しています。
ぜひ求人をのぞいてみてください。

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