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林業作業に必要な道具はなに?必須アイテムと購入先を解説!
林業で仕事をするとき、どのような道具が必要で、どこで購入できるのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では
- 林業の伐採作業をする時に必要な道具の種類
- 道具の購入先
を紹介します!
ぜひ最後まで読み進めて、必要な道具について理解しておきましょう!
- 目次
- 林業の伐採作業に必要な道具
1.1身を守るために必要な安全装具
1.2木を伐るために必要な伐採道具- 林業に必要な道具の購入方法
- まとめ|林業に必要な道具を揃え、安心安全に作業しよう!
1.林業の伐採作業に必要な道具
これから林業を始めようとなったときには、どのような道具が必要になるのでしょうか? 林業の伐採作業をする時には、
- 自分の身を守るために必要な安全装具
- 木を伐るために必要な伐採道具
があります。それぞれ、どのような道具が必要なのか道具の説明も交えて見ていきましょう!
1.1身を守るために必要な安全装具
林業の伐採作業を行うためには、以下の安全装具を準備しましょう。
ヘルメット
山林内での伐採作業では、枯れ枝が折れて落下してくるリスクや高いところでの作業時による落下するリスクがあります。そのため、林業で使用する際は、飛来・落下物兼墜落時保護用のヘルメットを用意しましょう。 また、木くずが飛んできて目に入ってしまったり、チェンソーの音が大きく、耳が聞こえにくくなってしまったりする恐れがあります。そのために、イヤマフやバイザーがついているものを選びましょう。
▷【道具特集①】林業用ヘルメットに必要な機能は?3メーカーの商品を厳選紹介
防護ズボン
下半身のけがを軽減、防止するために着用が義務付けられているズボンです。 内部に特殊繊維が入っており、ソーチェンがパンツに当たると、中から特殊繊維がでてきてチェンソーに絡まります。刃が足に届く前に回転が止まり、怪我を防いでくれ足を守ってくれるのです。
防振手袋
大きな振動のあるチェンソーから、手を守るために必要な手袋です。刈払機や草刈機などを使用する時にも、活躍します。健康診断でも検査があるなど、振動を長時間、長期間受けることで身体に影響を与えます。防振手袋は必須アイテムです。
安全靴
林業では、スパイクのついた足袋が多く使用されています。最近では、チェンソーブーツと呼ばれる防護ブーツも使用されるようになりました。 足首部分などに防護素材が使われていたり、丸太などが足元に落下した時のために金属製のカップがつま先部分に内蔵されていたり、足の保護をしてくれます。
1.2木を伐るために必要な伐採道具
次に、伐採作業に必要な道具を見ていきましょう。
チェンソー
チェンソーは、伐採作業に必要不可欠な道具ですよね。チェンソーには、エンジン式、バッテリー式、電源式の種類があります。
さまざまな種類があるチェンソーですが、林業では主にエンジン式が主流です。 そのため、混合燃料やチェンオイルも必要になります。 エンジン式のチェンソーには、大きさ、排気量もさまざまあり、伐採する木によって使いわける必要があります。
メーカーも国内メーカーや外国メーカーのものなど豊富にありますので、用途や使いやすさなど自分に合ったものを選びましょう。
▷【道具特集②】林業に必要なチェーンソーの選び方は?おすすめメーカー5選を紹介
チェンソー周辺の道具
目立て用やすり・・・チェンソーは使っていると段々と刃が切れなくなってきます。そうなった場合、丸ヤスリや平ヤスリを使って「目立て」を行い、削れて丸くなってしまった刃を削り出してあげる必要があります。チェンソーは目立てが命と言われるほど、林業従事者にとってとても重要なスキルだったりします。上手な目立てのやり方を先輩から学んでいきましょう。
コンビレンチ・・・チェンソーの調子が悪くなった時や、木にガイドバーを挟まれてしまった時などにチェンソーを分解する際に利用します。最初のうちはガイドバーが挟まれてしまうことも多々ある為、コンビレンチは必需品です。新品のチェンソーには必ずセットでついてきますが、小さいため山でよく紛失してしまうこともあります。なくなると仕事が止まってしまうこともあったりするので、常に予備を用意しておくことをおすすめします。(チェンソーのメーカーによってサイズが違うので購入時は注意)
燃料缶(コンビ缶)・・・エンジン式のチェンソーは動作させるのに燃料(混合ガソリン)とチェンソーオイルを必ず使います。その2つを一緒に現場へ持っていくことができるのがコンビの燃料缶です。チェンソーを使って作業をする際はマストアイテムとなります。混合ガソリン6L、オイル2.5Lが入るコンビ缶であれば一日作業するには十分です。
のこぎり、なた、おの、ハンマー、とび
木の伐採作業には、チェンソーの他にも必要な道具はたくさんあります。
のこぎり…伐採する前に、周りの場所を整えるために細い木を切ったり、枝を切るのに使用。
なた…竹や枝を切るのに使用。
おの…樹皮がめくれあがらないように樹皮の切断やくさびを打ち込むのにも使用。
ハンマー…くさびを打ち込む時に使用。
とび…重い原木を回したりずらしたりする時や重機が入れない現場などで、丸太を動かす時にも使用。
くさび
木を倒すのに必須アイテムです。大きさも大中小とあり、木の大きさによって使用するサイズが異なるので、それぞれ準備しましょう。
腰ベルト、腰袋
林業では、使用する道具が多く、山に入る時などには持ち運ぶのに苦労します。腰ベルトをつけ、腰袋にくさびや水筒・のこぎり・おの・なた・ハンマーなどを入れて、まとめて持ち運ぶことができます。
林業の伐採作業では、安全装具や伐採道具など、必要な道具がたくんあることが分かりました。とはいえ、作業内容によって持っていく道具も変わりますので、必要なものを揃えるようにしましょう。
▷【道具特集➂】林業作業での腰袋の役目は?選び方のポイント3つを紹介
2.林業に必要な道具の購入方法
必要な道具を揃えるにはどこで購入できるのでしょうか? 必要な道具が購入できる場所は、以下のお店があります。
・メーカー代理店
・森林組合の購買
・ホームセンター
・作業着屋(ワークマンなど)
*林業作業には、労働安全衛生規則など、安全基準を満たした装具の着用をしなければいけませんので、購入時はご注意くださいね!
メーカー代理店や森林組合の購買では、チェーンソーや草刈機などの機械のほかにも、ヘルメットや防護ズボン、手袋など、さまざまなものが販売されています。
特に、チェンソーを初めて購入する際には、農機具屋さんなどの代理店や林業従事者の方がいる森林組合の購買での購入がおすすめです。実際に、手に触れてどれくらいの重さがあるのか、パワーはどれくらいなのか、持った感覚などがわかります。また、わからないことがあれば質問することもできますので、道具について知識の幅を広げるチャンスです。
最近では、ネット通販やホームセンターでも購入することもでき、値段も安く購入できるものもあります。 しかし、いざ購入して「パワーが弱かった」、「思っていたのと違った」など、せっかく購入したのに残念な結果になってしまうことも…。
チェンソーは、毎日使用するので調子が悪くなったり、故障してしまったりすることもよくあります。 アフターサービスの点も含めて、代理店や森林組合の購買で購入すると良いでしょう!
おのやのこぎり、ハンマー、防振手袋などは、ホームセンターや作業着屋さんなどでも購入できます。素材やサイズ、規格などさまざまな商品が販売されていますので、作業内容や自分に合った道具を購入しましょう!
3.まとめ|林業に必要な道具を揃え、安心安全に作業しよう!
今回は、林業に必要な安全装具と伐採道具について見ていき、購入先を説明していきました。 林業に必要な道具として
- 安全装具と伐採道具がある チェンソーなどは、アフターサービスの点を考えて、代理店や森林組合の購買などで購入するのがおすすめ
- 細かな道具は、ホームセンターや作業着屋さんでも購入できる
安心安全に作業するために、必要な道具を揃えられるように、ぜひ参考にしてください!
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