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【道具特集①】林業用ヘルメットに必要な機能は?3メーカーの商品を厳選紹介
林業の伐採作業をするうえで、必須アイテムの1つであるヘルメット。さまざまなメーカーから発売され、種類も多くありますが、未経験から始める人にとって、どのようなヘルメットを選べばいいのか悩んでしまいますよね?
「林業の道具はどこで買える?伐採作業に必要な道具と購入先を解説!」で取り上げた中から、第1回道具特集として「林業用ヘルメット」について説明します!
作業現場で、多くの人が使用しているメーカーについても紹介しますので、道具を揃える際の参考にしてくださいね!
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- 目次
- 林業用ヘルメットを選ぶときの重要ポイント2つ
1.1林業用ヘルメットの選び方ポイント➀|機能面
1.2林業用ヘルメットの選び方ポイント➁|付属装備- 林業用ヘルメットの取り扱いメーカーを紹介
2.1ハスクバーナー(Husqvarna)
2.2スチール(STHIL)
2.3ファナー(PFANNER)
2.4ほかのメーカー- まとめ|林業用ヘルメットも消耗品だと理解して安心安全に作業しよう!
1. 林業用ヘルメットを選ぶときの重要ポイント2つ
作業用ヘルメットは、労働安全衛生法や厚生労働省告示によって「保護帽」という位置づけになっています。林業に限らず、危険な作業をする際は、ヘルメットを着用しなければなりません。そして、安全に作業するためには、作業内容によって必要な機能や装備があります。
ここでは、林業用ヘルメットを選ぶうえで重要なポイントとして以下の2つを見ていきましょう。
- 機能面
- 付属装備
1.1.林業用ヘルメットの選び方ポイント➀|機能面
ヘルメットには、使用環境によって以下の3種類の規格があります。
・飛来・落下物用
飛来物または落下物による危険を防止・軽減するもので、帽体、着装体、あごひもがあるもの。
・墜落時保護用
帽体、着装体、発泡スチロールなどの衝撃吸収ライナー、あごひもがあるもので、墜落による危険を防止・軽減する。
・電気用
7000V以下の電圧に触れたときに感電から保護してくれるもので、帽体、着装体、あごひもがあるもの。
林業の作業には、事業体によってさまざまな内容があります。
作業する中で、以下のような危険もあります。
・山林内の作業では、枯れ枝が折れて落下してくるリスク
・ハシゴに登っての作業や高所作業車など高所での作業の場合は、落下するリスク
・ロープを使った特殊伐採の場合も落下のリスク
そのため、作業時には「飛来・落下物用」や「墜落時保護用」機能のあるヘルメットが必要です。
ヘルメットによっては、「飛来・落下物用兼墜落時保護用」など兼用機能となっているものもありますので、作業内容にあったヘルメットを選びましょう!
1.2.林業用ヘルメットの選び方ポイント➁|付属装備
林業の伐採作業時には、木くずが飛んできて目に入ってしまったり、チェンソーの音が大きく、耳が聞こえにくくなってしまったりする恐れがあります。そこで大事なのが、「目や耳を保護する付属装備」です!
イヤマフやバイザーが、最初からついているタイプや後から取り付けられるタイプなど、さまざまな種類があります。作業内容によっては、耳栓をして作業している方もいますが、できればイヤマフの使用がおすすめです。
イヤマフは、メーカーによりチェンソーの周波数に合わせて音を防げるように作られています!
・疲労感やストレスを軽減してくれる
・チェンソーの音は防ぐけれど、会話などは聞き取りやすくなる
というメリットがあり、効率よく作業を進められます。イヤマフやバイザーを装備して、安全快適に作業をしていきましょう!
2.林業用ヘルメットの取り扱いメーカーを紹介
林業用ヘルメットを取り扱っているメーカーは、多くあります。今回は現場で使用されている3社を厳選して商品を紹介します。
2.1.ハスクバーナー(Husqvarna)
ハスクバーナーは、スウェーデンに本社がある有名なメーカーです。チェンソーや草刈機などの機械をはじめ、防護ズボンや防振手袋、防護服など取り扱い商品も豊富です。
ハスクバーナーのヘルメットは「ファンクショナル」15,070円~と「テクニカル」26,510円~の2種類があります。
現場では「テクニカル」を使用している方が多く、以下の特徴があります。
- 700グラムの軽量
- 飛来・落下物用
- イヤマフ、バイザーが標準装備
- 片手でサイズ調整ができるダイヤル式
- 蒸れにくさ防止の通気口がある
公式サイト:ハスクバーナー
2.2.スチール(STHIL)
スチールは、ドイツで設立された世界の販売数トップのチェンソーメーカーです。
チェンソーや刈払機、ブロワー、高圧洗浄機などの機械や斧やハンマーなどのハンドツール、ヘルメットや防護ズボンなどの防護服など、林業作業に必要な道具を販売しています。
ヘルメットは、「ダイナミックエルゴ」12,320円と「アドバンスベント」15,290円の2種類あります。
「アドバンスベント」の特徴は、下記のとおりです。
- ダイヤル式でサイズ調整が簡単
- イヤマフ、バイザーがついている
- イヤマフの高さや角度の調整可能
- あごひもは自分で装着が必要
- バイザー使用時に保護メガネの着用が必要
- 蒸れ防止の通気口がある
公式サイト:スチール
2.3.ファナー(PFANNER)
ファナーは、オーストリアに本社があります。ヘルメットやジャケット、防護パンツやブーツなど防護服を取り扱っており、機能性やデザイン性に優れているとして、世界的に知名度の高いメーカーです。
「プロトス」という種類があり、値段は41,000円と46,000円の2種類あります。
他のメーカーと比べると高級ですが使い心地抜群なので、最近はファナーを使っている人が多く人気の商品です。
特徴は下記のとおりです。
- 10種類のカラーバリエーションが豊富
- 飛来・落下物用と飛来・落下物兼墜落時保護用の2種類ある
- フリーサイズで54センチ〜62センチまで調整可能
- バイザーやイヤマフが一体化して邪魔にならない
- イヤマフはヘルメットの中に収納できる
- 頭部の後ろ側に通気口がある
公式サイト:ファナー
2.4.ほかのメーカー
3社を厳選したのですが、林業用ヘルメットを取り扱うメーカーは、多くあります。
- アウトドア商品で有名なモンベル(mont-bell)
- サイクリングやスキー、登山、乗馬などのヘルメットの開発や生産を行っているカスク(KASK)
- 登山やアウトドア用品を取り扱うペツル(Petzl)
- チェンソー用ソーチェンの大手メーカーのオレゴン(OREGON)
- 共立、新ダイワ、エコーが合併したやまびこ(共立、新ダイワ)
など多くメーカーが取り扱っていますので、作業内容や費用面、機能面に合った商品を比べて選ぶようにしてくださいね!
3.まとめ|林業用ヘルメットも消耗品だと理解して安心安全に作業しよう!
今回は、第1回道具特集「林業用ヘルメット」について解説していきました。
ヘルメットは耐用年数があり、安全面を考えて3年ほどでの交換が目安となっています。ヘルメットは、自分の身を守る大事な道具ですので、しっかりと安全面や機能面を理解し、使用方法を守って作業しましょう!
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