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2024.04.07 コラム

林業作業は雨の日に休みになる?作業時における3つの注意点

これから林業の仕事をしていきたいと考えているみなさんの中には

「林業作業は外の仕事だから、雨の日は休みになるの?」

「休みになったら、給料や休日はどうなるの?」

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そのような疑問に答えるため、今回は雨の日の作業や作業時の注意点を解説していきます

林業の仕事をしている方たちの例をあげながら説明していきますので、事業体選びのポイントにもつながります。ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

  • 目次
      1. 林業作業は雨の日に休みになるの?
      2. 雨の日も林業作業をしているの?事業体や働き方の違いを見てみよう!
          2.1森林組合の場合
          2.2民間の林業会社①の場合
          2.3民間の林業会社②の場合
          2.4民間の林業会社③(副業あり)の場合
      3. 雨の日の作業時における3つの注意点
          3.1.注意点①|視界や足元
          3.2.注意点②|集中力
          3.3.注意点③|風邪
      4. まとめ

1.林業作業は雨の日に休みになるの?

雨の日の風景

結論は、雨の日に休みになるかは事業体によって違います

日本は、平均116日ほど雨が降るので、3日~4日に1日雨が降ることに。そのため、雨が降るたびに休みになると、作業が進みません。

雨の日の作業は、事業体によりさまざまで、例えば以下のような場合があります。

  • 通常通り雨でも伐採作業をおこなう
  • 作業終了までの日程に間に合わないなど、やらなければならない場合はおこなう
  • 下刈りや苗木の植え付け、地ごしらえ、重機での搬出作業など、伐採以外の作業
  • チェンソーや重機のメンテナンスや掃除、道具の整理
  • 事務作業やミーティング
  • 雨はお休み

入社してイメージと違ったとならないためにも、気になっている事業体に、雨の日の作業について確認しておくと安心できるでしょう。

また、林業の仕事内容は年中さまざまな仕事があります。仕事内容については「林業の仕事はどんな内容?仕事の流れや3つの不足について解説!」でも詳しく解説していますので、あわせてお読みください。

その他林業の収入面について気になる方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
【林業の平均年収は?】事業体による違いはあるの?年収アップの可能性は?

2.雨の日も林業作業をしているの?事業体や働き方の違いを見てみよう!

雨の日の山の風景

実際に事業体によって雨の日の作業に違いがあるのか、参考に見ていきましょう。

  • 森林組合
  • 民間の林業会社①
  • 民間の林業会社②
  • 民間の林業会社③(副業あり)
2.1.森林組合の場合

森林組合に正社員として勤めるAさんは、週休2日制の雇用形態です。普段は伐採作業など現場に出る仕事を中心としています。

Aさんが勤める森林組合は、雨の日は依頼を受けた現場の状況により、現場での作業をしたり事務仕事の仕事に変更したりするなど作業内容はさまざま

有給休暇を使って休みにする場合もあります。土日にイベントや研修などで出勤した場合は、休日出勤となるため、雨の日の作業日を振り返りで休みとする場合もあるそうです。

2.2.民間の林業会社①の場合

民間の林業会社で正社員として働くBさん。普段は伐採作業中心の仕事です。伐採作業の他にも、木製品や薪の製造などをおこなう事業体のため、雨の日は伐採作業以外の薪製造などをおこなっています

またBさんの会社でも、土日にイベントなどがあると振り替えて平日を休みにしている場合があります。

2.2.民間の林業会社③の場合

民間の林業会社に勤め、日給月給制で働くCさん。 山に入り伐採作業が中心のため、雨の日は休みになります

雨の日が続けば休みも続くため給料が減少。 基本的には日曜日のみ休みですが、雨の日が続いた場合は、振り替えて日曜日出勤にし、月の勤務日数を確保していています。

2.4.民間の林業会社③(副業あり)の場合

Dさんは、民間の林業会社で正社員として働きながら副業としてお店を営んだり、アルバイトをしたりと掛け持ち勤務。

雨の日は、事務作業をしたり、副業のお店に行ったり、アルバイトに行ったりと状況によりそれぞれの仕事をしています

4人の方の働き方を見ていくと、やはり事業体によりさまざまな作業内容があり、働き方にも違いがあるとわかりましたね! 自分がどのような働き方をしたいのか、事業体の仕事内容について理解し、考えを整理しておくことも事業体選びの重要なポイントとなりそうです

3.雨の日の作業時における3つの注意点

ringyo-mirai

山と作業員

雨の日の作業の有無は、事業体により違います。ここからは、雨の日に作業をする際に注意しておきたい注意点を3つ説明していきます。

雨の日に作業をすることになった場合の参考にしてくださいね。

3.1.注意点①|視界や足元

雨の日に山の中で作業をおこなう際は、雨の影響と太陽が出ない影響から暗く感じます。

カッパを着て作業をするので視界が狭くなる上に、ヘルメットのフェイスシールドや保護メガネに水滴がついて、より視界が悪くなり注意が必要です。 また、雨によって地面が崩れやすくなり、石や木、竹なども濡れると滑りやすくなります。

チェンソーや刈払い機などを動かしている時に足を滑らせると、大きな事故になることも…。また、 山の中の作業だけでなく、街中や施設内の作業でも滑りやすくなるので、視界や足元に注意しましょう!

3.2.注意点②|集中力

晴れた日の作業でも、集中して作業をおこないます。雨の日の作業は、視界や足元が悪い中、雨具を装着するため、いつも以上に慎重な作業が必要です

また、一日中集中を維持して作業するため、疲労度も増加。事故や怪我に遭わないために、余裕を持った作業計画にして、より集中して作業しましょう!

3.3.注意点③|風邪

長時間の雨の中での作業は、雨具を着ていても汗や湿気で濡れてしまいます。そのまま休憩に入ったり、帰宅したりすると身体が冷えて風邪を引く原因に……。

休憩に入る時はこまめに着替え、帰宅後は身体を温めるなどのケアに気をつけましょう

4.まとめ

今回は、林業での雨の日の作業について見ていきました。

現場での作業は、事業体により違いがあります。晴れの日と変わらず伐採作業がある場合は、いつも以上に慎重に作業を進めましょう。

これから事業体を探していこうと考えているみなさんは、雨の日の作業についてや全体の作業内容についても、意識しながら事業体選びをしてみてくださいね。

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