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セカンドキャリアとは?意味・年代別の目的・成功のコツ4つを解説

「定年が近づいて将来が不安になってきた」
「子育てがひと段落して、自分の人生を見直したくなった」
このような思いを抱えた今こそ、セカンドキャリアについて考える絶好のタイミングです。
この記事では、セカンドキャリアの基本的な意味や年代別の目的、成功に導くための4つのコツをわかりやすく解説します。
「このままでいいのかな……」と悩んでいる方は、この記事を通じて自分らしいセカンドキャリアのヒントを見つけてみてください。
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- 目次
- セカンドキャリアとは?
1-1|セカンドキャリアの意味
1-2|セカンドキャリアが注目される背景- セカンドキャリアの具体的な目的
2-1|50代・定年後のセカンドキャリア
2-2|40代のセカンドキャリア
2-3|30代のセカンドキャリア
2-4|女性のセカンドキャリア- セカンドキャリアを成功させる4つのコツ
3-1|今の自分の強み&弱みを洗い出す
3-2|セカンドキャリアに活かせる資格を取る
3-3|セミナーやイベントに参加してみる
3-4|キャリアアドバイザーに相談する- セカンドキャリアについてよくある質問
4-1|セカンドキャリアの具体的な見つけ方は?
4-2|セカンドキャリアは何歳から意識するべき?- まとめ
セカンドキャリアとは?
「そもそも、セカンドキャリアって何?」という方のために、まずはセカンドキャリアの意味や注目される背景を簡単にみていきましょう。
セカンドキャリアの意味
セカンドキャリアとは、人生の後半に築く新たなキャリアのことです。
英語の「Second(セカンド)」と「Career(キャリア)」を組み合わせた和製英語で、もともとはプロスポーツ選手の引退後のキャリアを指す言葉として使われていました。
最近では一般の人々にも広がり、これまでの経験を活かして新たなキャリア(仕事・働き方・生き方)を構築する言葉として使われています。
セカンドキャリアが注目される背景
日本では平均寿命が延びたことにより「定年=引退」という常識が変わりつつあります。
厚生労働省の「主な年齢の平均余命」によると、令和5年の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳です。さらに内閣府ホームページでは、令和47年には男性が84.95歳、女性は91.35歳まで平均寿命が延びると見込まれています。
60歳で定年を迎えたとしても、残りの人生は20年以上続くでしょう。
その時間を単に余生として過ごすのではなく「これからの人生をどう働き、どう生きるか(=セカンドキャリア)」を前向きに考える人が増えていることが、セカンドキャリア が注目されている理由の1つです。
セカンドキャリアの具体的な目的
セカンドキャリアを考える目的は、年代、性別、ライフステージなどによって異なります。
ここでは、それぞれの状況に応じた「セカンドキャリアの具体的な目的」についてみていきましょう。
50代・定年後のセカンドキャリア
50代のセカンドキャリアは「定年後の人生をどう生きるか」が大きなテーマです。
これまで子どものため、家族のため、会社のために働いてきた人も、50代になると少しずつその責任から解放されていきます。今までやりたくてもできなかった趣味、仕事、生き方に一歩踏み出せるタイミングです。
「人生100年時代」といわれる今の時代では、50代から新しいことにチャレンジしても決して遅すぎることはありません。
これまでの経験を活かして独立する人、趣味を副業にする人、社会とのつながりを求めて転職する方も、50代では多くみられます。
40代のセカンドキャリア
40代のセカンドキャリアは「将来を見据えたキャリアチェンジ」が大きなテーマです。
新人とベテランの中間にいる40代は、50代以降のセカンドキャリアに向けて動き出すべきタイミングです。
なかでも「これから新しい仕事にチャレンジしたい」と考えている場合は、将来を見据えて早めに「定年後も自分らしく働ける業界」を見つける必要があるでしょう。
自分らしく働ける業界を見つけるためには、まず「今の自分にできること」と「本当はやりたいこと」を整理することが大切です。
自分の強みや望みを整理することで、50代以降のキャリアチェンジをよりスムーズに進められます。
30代のセカンドキャリア
30代のセカンドキャリアは「新人からリーダーへの成長」または「キャリアの方向性の見直し」がテーマです。
今の会社でキャリアアップしたい方は、これまでの“学ぶ立場”から“教える立場”へとステップアップしていく時期です。資格を取って専門スキルを磨いたり、管理職にチャレンジしたりしてリーダポジションを目指しましょう。
一方「今の仕事は、自分には合わないかも……」と感じている方は、キャリアの方向性の見直しが必要なタイミングかもしれません。悩んでも自分に合う仕事が見つからないときは、キャリアアドバイザーのような専門家に相談するのも1つの方法です。
女性のセカンドキャリア
女性のセカンドキャリアを考えるタイミングは、大きく「出産後」「子育て後」「定年後」の3回あります。
「出産後」は、これまでの仕事に復帰するのか、新しい仕事に転職するのか、専業主婦に専念するのかを考えるタイミング。
「子育て後」や「定年後」は、自分らしい働き方・生き方をじっくり考えられるタイミングです。
これまでの経験を活かして独立したり、新しいスキルを身につけて起業したりなど、少しの勇気で“自分らしい生き方”を自由に選んでいけます。
セカンドキャリアを成功させる4つのコツ
「セカンドキャリアにスムーズに移行したい」「セカンドキャリアを成功させたい」という方は、次の4つのコツを取り入れてみましょう。
- 今の自分の強み&弱みを洗い出す
- セカンドキャリアに活かせる資格を取る
- セミナーやイベントに参加してみる
- キャリアアドバイザーに相談する
これらをしっかり準備することで、理想のセカンドキャリアを実現しやすくなります。以下で詳しくみていきましょう。
今の自分の強み&弱みを洗い出す
セカンドキャリアを成功させたいときは、まず自分の「強み」と「弱み」の洗い出しから始めてみましょう。自分の強みや弱みを洗い出すことで「今の自分に何ができるか」がはっきりと見えてきます。
強みの洗い出しでは、これまでの仕事で身につけたスキル、人とのつながり、知識や経験などを整理してみてください。
たとえば、営業職なら「コミュニケーション能力」「提案力」「顧客との信頼関係構築」などが強みとして挙げられます。
また、弱みの洗い出しでは「定年後にやりたいこと」と「自分のスキル」との間にあるギャップも明確にしておきましょう。このギャップを埋めていくことで、自分の理想とするセカンドキャリアに近づきやすくなります。
セカンドキャリアに活かせる資格を取る
40代からのセカンドキャリアでは「経験があって当たり前」「スキルがあって当たり前」と思われることが増えてきます。
新しい仕事にチャレンジするハードルが20代~30代と比べてぐっとあがるため、先に資格を取ってスキルや自信を身につけておくと安心です。
セカンドキャリアに活かせる資格には、主に次のようなものがあります。
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 宅地建物取引士
- キャリアコンサルタント
- FP(ファイナンシャルプランナー) ……など
これらはどれも社会的な需要が高く、長期的かつ幅広い業界で活かしやすい資格です。
資格取得の費用が不安な場合は、国の補助金である教育訓練給付金や、勤めている会社独自の資格取得支援制度などを活用するとよいでしょう。費用の負担を軽減しながら、計画的にスキルアップを図れます。
関連記事:【男女別】40代のセカンドキャリアにおすすめの資格14選!選び方も解説
セミナーやイベントに参加してみる
セカンドキャリアについてより深く知りたい方は、セミナーやイベントに参加してみましょう。
本やネットだけではわからない、セカンドキャリアについてのリアルな体験談や具体的なアドバイスを聞くことができます。
「セミナーってどこで開催してるの?」「なんか怪しくない……?」という方は、国が主催するセミナーやイベントに足を運んでみるのがおすすめです。
たとえば、厚生労働省の委託事業「キャリア形成・リスキリング推進事業」では、無料のセミナーやイベントを全国各地で開催しています。
キャリアコンサルティングを無料で受けられることもあるので、興味がある方は公式サイトをチェックしてみてください。
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キャリアアドバイザーに相談する
セカンドキャリアへの不安が大きいときは、その道のプロであるキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
キャリアアドバイザーは多くの人のキャリアチェンジをサポートしてきた経験があり、1人ひとりの状況に合わせた具体的なアドバイスを提供してくれます。
セカンドキャリアについて相談できる主な内容は次のとおりです。
- 自分の強み・弱みについて
- 自分に合う仕事について
- 転職活動の進め方
- キャリアプランの具体的な立て方
- 独立に向けた準備 ……など
このように、キャリアアドバイザーはセカンドキャリアの幅広い悩みに対応しています。
最近は無料で相談できるキャリアコンサルタントもいるので「ひとりで考えていても答えが見つからない」「客観的な意見がほしい」という方は、まずは気軽に話を聞いてもらうところから始めてみましょう。
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セカンドキャリアについてよくある質問
最後に、セカンドキャリアで悩む人によくある質問を紹介します。
Q1. セカンドキャリアの具体的な見つけ方は?
セカンドキャリアは、大まかに次の5ステップで見つけることができます。
- スキル・経験を洗い出す
- 定年後の暮らしをイメージする
- 将来性の高い仕事を調べる
- 資格を取得する
- キャリアプランを立てる
この5つのステップを順番に進めることで、自分に合ったセカンドキャリアが見えてきます。焦らずに、1つひとつ丁寧に取り組んでみましょう。
関連記事:セカンドキャリアの見つけ方【5ステップ】実際の事例・成功例も紹介
Q2. セカンドキャリアは何歳から意識するべき?
セカンドキャリアのスタートは、40代から始めるのが望ましいとされています。
しかし、年齢はあくまでも1つの目安にすぎません。40代でキャリアを見直す人もいれば、50代を過ぎてから動き出す人もいます。60代や70代になってから、新しいことにチャレンジして成功を掴み取る人もいるでしょう。
何より大切なのは、自分のスキル、経験、ライフステージなどに合わせて「セカンドキャリア に最適な時期を見極める」ことです。年齢よりも「やってみたい」という気持ちを大切に、今できることは何かを考えていきましょう。
まとめ
セカンドキャリアは「人生100年時代」を生きる私たちにとって、もはや特別なものではありません。転職、出産、定年といった人生の節目を迎えたとき、これまでの経験を活かした新しい働き方や生き方を選ぶのは、ごく自然な流れといえます。
まずは、自分の強みと弱みを整理し「定年後にどんな暮らしがしたいか」をイメージするところから始めてみてください。
「このままでいいのかな……」という漠然とした不安は、新しい人生への第一歩を踏み出すサインかもしれません。この記事で紹介した内容を参考に、あなたの胸が高鳴るセカンドキャリアプランを考えてみましょう。