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【男女別】40代のセカンドキャリアにおすすめの資格14選!選び方も解説

「今の仕事をずっと続けていいのかな?」
「もっと自分らしく働ける道があるんじゃないか」
このような悩みをもつ40代の方にとって、セカンドキャリアはこれまでの経験を活かしながら、新たな可能性を切り開くチャンスです。
この記事では、40代のセカンドキャリアにおすすめの資格を男女別に14選紹介。それぞれの特徴や魅力もわかりやすく解説しています。
40代からのセカンドキャリアを成功させるには、自身の市場価値を高めるための“資格取得”が欠かせません。この記事を参考に、あなたにぴったりの資格&仕事を見つけてみましょう。
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- 目次
- 40代のセカンドキャリアについて
1-1|40代のセカンドキャリアとは
1-2|40代のセカンドキャリアで叶う5つのこと- 【女性向け】40代のセカンドキャリアにおすすめの資格7選
2-1|医療事務
2-2|登録販売者
2-3|介護福祉士
2-4|保育士
2-5|簿記
2-6|FP
2-7|日本語教師- 【男性向け】40代のセカンドキャリアにおすすめの資格7選
3-1|中小企業診断士
3-2|社会保険労務士
3-3|行政書士
3-4|宅地建物取引士
3-5|マンション管理士
3-6|電気主任技術者
3-7|林業技能検定- 40代のセカンドキャリアに向けた資格選びのポイント
4-1|需要が高い資格を選ぶ
4-2|理想のキャリアに合う資格を選ぶ
4-3|経験やスキルが活かせる資格を選ぶ
4-4|未経験でも取得しやすい資格を選ぶ- 40代のセカンドキャリアでよくある質問
5-1|40歳定年制のメリットって何?
5-2|40代で資格を取るのは遅い?意味ない?
5-3|40代で仕事がない……まず何をすればいい?- まとめ
40代のセカンドキャリアについて
「セカンドキャリアって、そもそも何?」という方のために、ここでは40代のセカンドキャリアとは何か、考えられる5つの可能性について簡単にみていきましょう。
40代のセカンドキャリアとは?
40代におけるセカンドキャリアとは、将来を見据えて新たなキャリアを築きあげることです。
体力や気力に余裕がある40代は、家庭の状況も少しずつ落ち着いてくる時期。将来を見据えて、50代以降の新たなキャリアにチャレンジできる絶好のタイミングです。
今の日本では終身雇用が当たり前ではなくなり「いつか収入がなくなってしまうかもしれない……」と不安を感じる人が増えています。
40代のうちからセカンドキャリアに向けて動き出すことで、これまでとは違ったスキルや知識が身につき、定年後の生活への不安を軽くできるでしょう。
関連記事:セカンドキャリアとは?意味・年代別の目的・成功のコツ4つを解説
40代のセカンドキャリアで叶う5つのこと
40代のセカンドキャリアでは、スキルアップ、キャリアチェンジ、副業・起業、社会貢献、自己実現の5つの可能性が広がります。
それぞれの詳細は以下のとおりです。
スキルアップ | これまでの仕事で身につけた知識やスキルをさらに伸ばし、新しい分野でセカンドキャリアを築く。 【例】営業職→キャリアコンサルタント |
キャリアチェンジ | これまでとは異なる業界や職種にチャレンジし、新たなキャリアをスタートさせる。 【例】IT業界→教育業界 |
副業・起業 | 副業で収入を増やす、または自分のスキルやアイデアを活かして新しいビジネスを立ち上げる。 【例】資格を取って独立する |
社会貢献 | これまでの仕事で培った経験を活かして、人や社会に役立つ活動に取り組む。 【例】NPO法人、ボランティアなど |
自己実現 | 自分の「好きなこと」「やりたかったこと」に取り組み、自分らしい第2の人生を実現させる。 【例】趣味を仕事にする、長年の夢を叶えるなど |
40代のセカンドキャリアでは、スキルアップやキャリアチェンジにより自身の市場価値を高めたり、40代までの豊富な経験を副業・起業の武器にできたりします。
社会貢献や自己実現に向けて動き出せるのも、40代のセカンドキャリアの特徴です。
収入以外の「喜び」や「やりがい」を得ることで、40代からでも新しい自分を発見するチャンスが掴めるでしょう。
【女性向け】40代のセカンドキャリアにおすすめの資格7選
スキルアップ、キャリアチェンジ、副業・起業、社会貢献、自己実現の5つの可能性を広げるためには、専門性を高めるための“資格取得”が欠かせません。
ここでは、40代女性がセカンドキャリアで活躍でき、ライフスタイルに合わせて働きやすい資格を7つご紹介します。
医療事務
医療事務は「人と接するのが好き」「医療の仕事に興味がある」という40代女性におすすめの民間資格です。病院やクリニックで、受付・案内・会計・カルテ管理などの仕事ができます。
医療事務の魅力は、パートから正社員までライフスタイルに合った働き方を選びやすいこと。高齢化が進み医療機関が増えていることから、医療事務の需要もどんどん高まっています。
資格取得の難易度は比較的やさしく、1度取得すれば退職したあとも再就職が可能です。特別な受験資格もないため、40代未経験からのセカンドキャリアとしても安心してチャレンジできます。
登録販売者
登録販売者は「人と話すのが好き」「人の健康をサポートしたい」という40代女性におすすめの国家資格です。薬局やドラッグストアで、一般用医薬品(第2類・第3類)の販売ができます。
登録販売者の魅力は、パートでも時給が高めに設定されていること。かぜ薬や鎮痛剤は登録販売者(または薬剤師)がいないと販売できないため、社会的な需要も高いです。
資格取得の難易度は50%前後で、特別な受験資格はありません。健康や美容に興味があり、セカンドキャリアに「製薬会社」や「エステ関連」の選択肢も増やしたい方にぴったりの資格です。
介護福祉士
介護福祉士は「人の役に立ちたい」「体力に自信がある」という40代女性におすすめの国家資格です。特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどで、高齢者や障害のある方の生活をサポートできます。
介護福祉士の魅力は、資格手当がついて収入がアップしやすいことや、キャリアアップの道筋が明確なこと。高齢化が進む日本ではとくに需要が高く、今後ますます必要とされていく資格です。
資格取得の難易度は比較的やさしめで、合格率は70%ほど。受験にはいくつか条件があるため、興味がある方は社会福祉振興・試験センターの「介護福祉士国家試験 受験資格」をチェックしてみましょう。
保育士
保育士は「子どもが好き」「子育て経験を活かしたい」という40代女性におすすめの国家資格です。保育園や認定こども園などで、子どもの成長を見守り&サポートする仕事ができます。
保育士の魅力は、子育て経験がある40代女性が“即戦力”として歓迎されやすいこと。正社員だけでなく、派遣やパートとして自分のペースで働くこともできます。
資格取得の難易度は、合格率20〜30%ほどとやや高め。受験にはいくつか条件があるため、興味がある方は厚生労働省の「ハロー ミライの保育士」をチェックしてみましょう。
簿記
簿記(日商簿記)は「数字に強い」「責任感がある」という40代女性におすすめの民間資格です。一般企業や会計事務所などの経理(記録・計算・整理など)の仕事ができます。
簿記の魅力は、民間資格でありながら“国家資格”に相当する信頼を得やすいこと。40代のセカンドキャリアに活かすなら、簿記3級〜1級の取得がおすすめです。
簿記3級〜1級のレベル感は次のとおり。
簿記3級 | 多くの企業から評価されるレベル。ビジネスパーソンが身に付けておくべき必須の基本知識。 |
簿記2級 | 企業の方針を踏まえ、より適切な会計処理や分析がおこなえるレベル。企業からもっとも求められる資格の1つ。 |
簿記1級 | 極めて高度な経営管理を担えるレベル。合格すると税理士試験にもチャレンジできる。 |
参考:商工会議所の検定試験
受験資格はとくになく、2級や1級からもチャレンジが可能です。経理の仕事はどの企業からも必要とされているため、社会的需要も安定しています。
FP
FP(ファイナンシャルプランナー)は「お金の管理が得意」「コミュニケーション力を活かしたい」という40代女性におすすめの資格です。企業や個人に対して、保険、相続、税金などのお金に関する専門的なアドバイスができます。
FPの魅力は、副業から独立開業まで幅広い働き方を選べること。資格は民間資格と国家資格の両方がありますが、40代からのセカンドキャリアに活かすなら、有効期限なしの「FP技能士(国家資格)」の取得がおすすめです。
合格率は3級が約70%、2級が約40%、1級が約10%。2級や1級を受けるには3級合格(またはFPの実務経験)が必要なため、未経験の方はまず「FP技能士3級」の取得から目指しましょう。
日本語教師
日本語教師は「人と話すのが好き」「グローバルな仕事に興味がある」という40代女性におすすめの資格です。日本語学校、留学生センター、オンライン日本語教室などさまざまな場所で活躍できます。
日本語教師はこれまで民間資格のみでしたが、2024年度に「登録日本語教員」という国家資格が誕生しました。登録日本語教員を取得すると、留学生を受け入れている教育機関の第1線で“日本語教育のスペシャリスト”として活躍できます。
資格取得には「養成機関ルート」と「試験ルート」の2種類があり、養成機関ルートを通ると、とくに厳しいとされる基礎試験を免除できます。文化庁の「登録日本語教員の資格取得ルート」にわかりやすく記載されているので、興味がある方はチェックしてみましょう。
【男性向け】40代のセカンドキャリアにおすすめの資格7選
ここでは、40代男性がこれまでの経験を活かしながら、より専門性の高いセカンドキャリアを築きやすい資格を7つご紹介します。
中小企業診断士
中小企業診断士は「経営に興味がある」「問題解決に取り組むのが好き」という40代男性におすすめの国家資格です。中小企業の経営課題について、専門家として幅広い視点からアドバイスができます。
中小企業診断士の魅力は、社会的需要が安定していて、将来食いっぱぐれる心配が少ないこと。活躍できる分野も広く、自分の興味がある業界で高収入を目指せます。
ただし、合格率は10%以下とかなり高めです。受験に特別な条件はありませんが、しっかりと勉強する時間が必要になるでしょう。
しかしながら、中小企業診断士の年収は約900万円(※)と高く、将来的に独立開業することも可能。稼げる資格でセカンドキャリアを築きたい40代男性には、チャレンジする価値が十分ある資格です。
社会保険労務士
社会保険労務士(社労士)は「数字に強い」「学習意欲が高い」という40代男性におすすめの国家資格です。一般企業、社労士事務所、会計事務所、弁護士事務所などで、人事や社会保険の手続きなどをサポートできます。
社労士の魅力は、“希少人材”として幅広い業界から必要とされやすいこと。合格率は5%前後と狭き門ですが、資格を取得できれば、セカンドキャリアにおける就職・転職のとても強い武器になります。
社労士の年収は約900万円(※)と高く、独立すればさらなる収入アップも可能です。短大卒業程度の学歴があれば、40代未経験からでもチャレンジできます。
行政書士
行政書士は「法律に興味がある」「営業力を活かせる仕事がしたい」という40代男性におすすめの国家資格です。一般企業や個人事務所などで、官公庁に提出する書類の作成や手続きをおこなう仕事ができます。
行政書士の魅力は、弁護士、税理士、司法書士などの一部業務の代理が担えること。活躍のチャンスが多く、セカンドキャリアで独立開業する行政書士も多いです。
合格率は10%前後と高めですが、法律系の国家資格のなかでは比較的取得しやすいのが特徴。受験資格はとくになく、年齢、学歴、国籍等を問わず誰でもチャレンジできます。
宅地建物取引士
宅地建物取引士(宅建士)は「不動産に興味がある」「コミュニケーション能力を活かせる仕事がしたい」という40代男性におすすめの国家資格です。不動産業界で、不動産の売買や仲介に必要なサポートができます。
宅建士の魅力は、独占業務(※特定の資格を持つ者しかおこなえない業務)があり、社会的な需要が高いこと。資格手当で収入があがりやすいメリットもあります。
合格率は15%前後と高めで、特別な受験資格はありません。不動産業界では「5人に1人は宅建士を設置しなければならない」と義務付けられているため、需要の高い資格を取得したい方は要チェックです。
マンション管理士
マンション管理士は「人とのコミュニケーションが好き」「50代以降も無理なく続けられる仕事がしたい」という40代男性におすすめの国家資格です。マンション管理の専門家として、管理組合の運営に関するコンサルティング業務を担えます。
マンション管理士の魅力は、これまでの人生経験そのものが仕事に役立つこと。住民同士のトラブルは尽きることがなく、マンション管理士の知識やコミュニケーション能力次第で問題の解決有無が決まるといっても過言ではありません。
合格率は15%ほどと高めですが、令和6年度の合格者の平均年齢は48.8歳(※)、最高年齢は82歳(※)でした。
落ち着きのある仕事で高齢になってからも活躍しやすいため、少しでも興味がある方はチャレンジしてみましょう。
※参考:公益財団法人マンション管理センター「令和6年度マンション管理士試験の結果について」
電気主任技術者
電気主任技術者は「技術職に興味がある」「電気・機械分野で働いた経験を活かしたい」という40代男性におすすめの国家資格です。ビル、工場、発電所などで、電気設備の工事・点検・運用の監督業務につけます。
電気主任技術者の魅力は、高収入が期待できるにもかかわらず、40代でも就職・転職しやすいこと。ベテラン世代の高齢化が進んでいることにより、30代〜40代の若手・中堅世代が重宝されています。
電気主任技術者資格には電験3種、電験2種、電験1種の3つがあり、合格率は5%〜20%ほどと難関。受験資格はとくにありません。
40代未経験からのセカンドキャリアとして目指す場合は、しっかりとした学習計画を立てて試験に臨みましょう。
林業技能検定
林業技能検定は「自然のなかで働きたい」「一生ものの専門スキルを身につけたい」という40代男性におすすめの国家資格です。林業会社や森林組合などで、森林の育成・管理や、木材の伐採・搬出などを担う仕事ができます。
林業技能検定の魅力は、資格取得により林業業界への就職・転職ハードルを大幅に下げられること。等級は3級〜1級にわかれており、それぞれ合格すると「林業技能士◯級」を名乗れるようになります。
林野庁によると、令和6年度の合格率は3級が67.1%、2級が27.6%、1級が3.0%でした。2級と1級には2〜5年の実務経験が必要ですが、3級は18歳以上であれば未経験からでもチャレンジできます。
林業業界は国や自治体による支援制度が充実しているため「40代から新しいことに挑戦するのは不安だけど、新たな可能性を探してみたい!」という方のセカンドキャリアにおすすめです。
関連記事:ゼロからつくる林業のキャリアプラン【プロが解説・完全ガイド】
40代のセカンドキャリアに向けた資格選びのポイント
40代からのセカンドキャリアには、次の4つのポイントを押さえて資格を選ぶと失敗が少なくなります。
- 需要が高い資格を選ぶ
- 理想のキャリアに合う資格を選ぶ
- 経験やスキルが活かせる資格を選ぶ
- 未経験でも取得しやすい資格を選ぶ
これら4つのポイントを押さえて、40代からのセカンドキャリアを有利に進めましょう。
需要が高い資格を選ぶ
40代からのセカンドキャリアには、需要が高い資格を選ぶことがポイントです。
よほどのスキルや経験がない限り、完全に好きなことだけでセカンドキャリアを築きあげるのは現実的に難しいからです。
需要が高い資格を見極めたいときは、次の4つのポイントをチェックしてみましょう。
- 将来性は高いか
- 知名度や信頼性は高いか
- 人手不足の業界で活かせるか
- AIに代替されないか
たとえば、高齢化が深刻な日本において「介護福祉士」は常に人手不足です。知名度や信頼性が高いことに加え、高齢者の生活サポートはAIに任せっきりにできないため、今後も一定の需要が期待できます。
40代からのセカンドキャリアには、需要が高く今後も安心して仕事を続けられそうな資格を選びましょう。
理想のキャリアに合う資格を選ぶ
40代からのセカンドキャリアを成功させたい場合は、必ず理想のキャリアに合う資格を選ぶようにしましょう。
社会的な需要が高い資格でも、自分に合う仕事でないとセカンドキャリアを長く続けるのは難しいからです。
理想のキャリアがぼんやりしている方は、次のなかから「どんな働き方をしたいか」「何を大切にしたいか」を考えてみてください。
- 家族との時間を大切にしたい
- 収入をぐんとアップさせたい
- 1人でのんびり働きたい
- 社会の役に立ちたい
- 人とのつながりをもちたい
たとえば、家族との時間を大切にしたい場合は、働く時間を調整しやすい「医療事務」や「登録販売者」などの資格が向いています。
社会的な需要が高い資格のなかから、自分の理想のキャリアに合うものを選んでみましょう。
関連記事:セカンドキャリアの見つけ方【5ステップ】実際の事例・成功例も紹介
経験やスキルが活かせる資格を選ぶ
40代からのセカンドキャリアで「スキルアップ」や「キャリアチェンジ」をしたいときは、これまでの経験やスキルが活かせる資格を選ぶと失敗が少なくなります。
ジャンル別に、経験やスキルを活かしやすい資格をみてみましょう。
【営業職】の経験がある人に おすすめの資格 |
宅地建物取引士、FPなど |
【事務職】の経験がある人に おすすめの資格 |
医療事務、簿記、行政書士など |
【建設・製造業】の経験がある人に おすすめの資格 |
電気主任技術者、林業技能検定など |
【子育て】の経験がある人に おすすめの資格 |
保育士、日本語教師など |
まずは、自分がこれまでどのような経験・スキルを身につけてきたかを整理してみてください。
40代までコツコツ積みあげてきた社会経験は、ほかの人との差をつける大きな武器になり得ます。
未経験でも取得しやすい資格を選ぶ
40代から新しい分野にチャレンジしたいときは、未経験でも取得しやすい資格を選ぶのが現実的です。
これまでの経験やスキルだけで戦おうとすると、長い間その道で働いてきたライバルたちに太刀打ちできないことがあります。
未経験からでも取得できる資格かどうかは、学歴や実務経験などの「受験資格」をチェックするとスムーズです。
今回紹介した「40代のセカンドキャリアにおすすめの資格」のなかで、未経験からでもチャレンジできるものは次のとおり。
- 医療事務
- 登録販売者
- 簿記
- FP(3級)
- 日本語教師
- 中小企業診断士
- 行政書士
- 宅地建物取引士
- マンション管理士
- 電気主任技術者
- 林業技能検定(3級)
「1人で勉強できる自信がない……」と不安な方は、厚生労働省の教育訓練給付制度を活用するのもおすすめです。
ほかの業界にも、たとえば林業の分野には、未経験者が働きながら研修・人材育成プログラムを受けられる緑の雇用制度もあります。
未経験から新たな分野にチャレンジしたい方は、このような便利な支援制度を積極的に活用しましょう。
関連記事:緑の雇用とは?内容やメリット、取れる資格などを徹底解説!
40代のセカンドキャリアでよくある質問
最後に、40代のセカンドキャリアについて悩む方によくある質問を3つご紹介します。
40歳定年制のメリットって何?
40歳定年制とは、内閣官房の国家戦略会議フロンティア分科会が提案した、新たな雇用政策案です。簡単にいうと「定年は最短40歳まで引き下げてもOK」という仕組みを指します。
40歳定年制のメリットとしては、キャリアの選択肢が広がる、セカンドキャリアについて早めに考えられるなどが挙げられます。会社側にも、若手社員のやる気や成長率がアップして、成果や雰囲気が活性化するメリットが考えられます。
40代で資格を取るのは遅い?意味ない?
40代で資格を取っても「遅い」「意味ない」ということはありません。むしろ、40代のセカンドキャリアでは、新たに取得した資格(=スキル)が大きな武器になります。
20代や30代にはない強みとして、40代からの資格取得には「社会経験が豊富で、学んだ知識をすぐに実践で活かせる」というメリットも。即戦力として評価されやすいため、40代からの資格取得はセカンドキャリアにおいて有利です。
40代で仕事がない……まず何をすればいい?
40代で仕事がないと、不安や焦りを感じるかと思います。そのような場合は、まず「人手不足の業界」や「40代でも採用されやすい仕事」などをリサーチしてみましょう。
帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2025年1月)」によると、人手不足の業界には建設業、運輸業、飲食業、小売販売などが挙げられています。
また40代でも採用されやすい仕事には、介護職、営業職、警備員、ドライバーなどが該当します。40代という年齢を「ハンディキャップ」ではなく「武器」に変えて、諦めずに前を向いていきましょう。
関連記事:【2025年最新】人手不足の業界TOP5!未経験OKの仕事も厳選
まとめ
今回紹介した14の資格は、どれも将来性があり、40代からのセカンドキャリアにも活かせるものばかりです。資格選びでは、需要の高さ、理想のキャリア、これまでの経験・スキルとの相性、未経験からのチャレンジの可否を意識してみましょう。
また、さまざまある分野のなかでも「林業」に興味がある方は、林業専門求人サイトの『RINDO』で求人情報や移住情報などをチェックしてみてください。これまでの豊富な人生経験を武器に変えて、40代からの自分らしい新たなキャリアを築いていきましょう。