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最終更新日: 2024年9月11日

「副業で林業をやってみたい」
「自然の空気に癒されながら副収入を得たい」

このように思ったことはありませんか？
林業への転職・就職に高いハードルを感じる人は、一週間の内の数日だけ副業ができる「週末林業」がおすすめです。

この記事では、週末林業の仕事内容や始め方、副業で林業を始めるメリット・デメリットなどを詳しく紹介します。
手に職をつけたい人や、二拠点生活を楽しみたいと考える人はぜひ参考にしてみてください。

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• 目次

1. 1. 1. 副業から始める「週末林業」とは？
          1.1週末林業とは？
          1.2週末林業の仕事内容
      2. 副業として林業を始めるメリット【4選】
          2.1健康になる
          2.2癒しを得られる
          2.3スキルが身に付く
          2.4地域・社会貢献ができる
      3. 副業として林業を始めるデメリット【2選】
         3.1体力的にキツイ
         3.2休みを取りづらい
      4. 週末林業の始め方
         4.1自伐型林業を始める
         4.2森林組合や林業会社で副業を始める
      5. まとめ

1. 副業から始める「週末林業」とは？

林業で働く人

副業として林業を始めるには、まずは気軽に取り組みやすい「週末林業」がおすすめです。
以下で詳しく見ていきましょう。

1.1.週末林業とは？

「週末林業」とは名前のとおり、週末のみ林業に従事する副業のことです。
平日は別の本業を持ちながら、週末はフォレストワーカーの一員として山に入ります。

通常、林業は地方や田舎で暮らしながら仕事をするのが一般的。
なぜなら都心には、職場となる森林がないからです。

しかし週末林業従事者のなかには、平日は都心で本業をし、週末は地方で副業をする「二拠点生活」を楽しんでいる人もいます。
本業がテレワークの人は、林業の仕事や地方での暮らしが気に入れば、思いきって移住に踏み切るのもありでしょう。

1.2.週末林業の仕事内容 

従事する団体にもよりますが、林業の仕事は副業・本業に関わらず、基本的に同じ作業をおこないます。
主な仕事内容は次のとおりです。

林業は木を切り倒すだけでなく、苗木の植付けや集材・運搬までを一貫しておこないます。
地球にとって悪い印象を持たれるのとは反対に、実際は森林を後世に残すために欠かせない重要な仕事なのです。

2.副業として林業を始める4つのメリット

林業で働く人

副業としての林業に、次のような期待を寄せる人もいるのではないでしょうか？

• 癒されたい
• 健康になりたい
• スキルを身に付けたい
• 社会貢献をしてみたい

週末林業に取り組むことで、上記の期待はすべて叶います。
以下で詳しく見ていきましょう。

2.1.健康になる

副業で林業を始めると、健康的な身体を手に入れることができます。
理由は次の2つです。

• 日が昇っている時間帯に仕事ができる
• 身体を思いきり動かせる

森林のなかで働く林業では、安全のため日が登っている時間帯にのみ作業をおこないます。
朝日とともに目覚め夕方に作業を終えるため、週末だけでも理想的な生活リズムを手に入れることができるでしょう。

また、斜面での作業やチェーンソーを担ぎながらの移動で、全身をしっかり動かすことができます。
普段あまり身体を動かす機会がない人は、週末林業を始めることで筋肉量アップが期待できるでしょう。

2.2.癒しを得られる

森林のなかで働く林業では、澄んだ空気や木々の緑から癒しを得られます。
虫や動物に遭遇する確率も高いため、生き物が好きな人にとってはそのような癒しも同時に味わえるでしょう。

また副業で林業を始めれば、都心と田舎との行ききが良い気分転換になり、生活にメリハリが生まれます。
他の人にはない知識やスキルも身につくため、チェーンソーの理想的な持ち方や野生動物との遭遇など、本業での話のネタも増えるでしょう。

2.3.スキルが身に付く

林業では、主に下記のようなスキルを身に付けられます。

• 大木の伐採技術
• 森林調査・測量技術
• 高所・作業道での特殊伐採技術
• チェーンソーや刈払い機の操作技術

手に職を付けたい人は、林業のようにスキルが身に付く副業を選ぶのがおすすめです。

2.4.地域・社会貢献ができる

林業の仕事は、次のような地域・社会貢献につながっています。

• 地球温暖化を防ぐ
• 野生動物の生活環境を守る
• 土砂崩れのような自然災害を防止する
• 人々の暮らしに必要な資源（木材）を確保する

「全国森林組合連合会」によると、日本の国土の約7割を森林が占めています。
そこに人の手が加わらなければ、森林はまさに「荒野」そのものです。

副業・専業に関わらず、林業従事者が森林を適切に整備することで、そこに住む人々や野生動物にとって安全な山を維持できます。
新たな樹木の植付けは、将来的に地球温暖化の抑制や土砂災害の防止にもつながるでしょう。

林業の収入面について気になる方はこちらの記事で詳しく解説しています。
【林業の平均年収は？】事業体による違いはあるの？年収アップの可能性は？

3.副業として林業を始めるデメリット

林業で働く人

週末林業を検討している人は、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。
想定できるデメリットは次の2つです。

• 体力的にキツイ
• 休みを取りづらい

以下で詳しく見ていきましょう。

3.1.体力的にキツイ

「平日に本業」「週末に林業」をするとなると、かなりの体力を消耗します。
普段デスクワークをしている人は、体力仕事である林業とのギャップに驚いてしまうこともあるかもしれません。

逆に、身体を動かすこと自体に爽快感を感じる人は、副業で林業をしても問題ないでしょう。
「むしろ体力がついて楽しい」と思えるようになったら、キツさも忘れて週末林業に没頭できるかもしれません。

3.2.休みを取りづらい

平日フルで本業をしている人が週末林業を始めると、当然のことながら休みの日が減ってしまいます。
よって副業を始める際は、次の2つを明確にしてから取り組むようにしましょう。

• どのように休みの日を工面するか？
• 副業を始める目的は何か？

林業は体力仕事でもあるため、無理せず安全に働くことが大切です。
ただガムシャラに働くだけでは息切れしてしまうので、休みの日の確保や、そもそもの目的を明確にしてから副業を始めましょう。

4.週末林業の始め方

林業の仕事場の風景

それでは最後に、週末林業の始め方を紹介します。
主な方法は次の2つです。

• 小規模で活動しているチームに所属する
• 勤務日数に融通が効く民間企業で副業する

それぞれ詳しく見ていきましょう。
※林業に必要な資格等を説明した、「林業のはじめ方完全ガイド」はこちらの記事をごらんくださいね。
▷【保存版】未経験者向け林業の始め方完全ガイド

4.1.小規模で活動しているチームに所属する

各地域で活動するチームに所属をして、林業を始める方法があります。
林業会社は基本的に週末休みなので、土日を活用して林業を始めたい人はこの方法がおすすめです。

活動の規模が小さい団体でも、各自治体が主催している研修や説明会に積極的に参加しているチームは多数あります。
そもそも副業で活動している人も多いので、林業のノウハウを学べるだけでなく、今後の相談に乗ってもらうこともできるでしょう。
所属するチームは、次のどちらかを軸に探してみるのがおすすめです。

• 働きたい「地域」で探す
• 所属したい「チーム」で探す

林業で貢献したい地域があらかじめ決まっている人は、その周辺で活動している小規模団体を探す方法が向いています。
反対に「チームの魅力優先」で所属先を決めたい人は、SNSで活動時期や発信内容などを見比べて探してみましょう。

4.2.勤務日数に融通が効く民間企業で副業する

「どうしても民間企業で働きたい」「平日に林業をしたい」という人は、勤務日数に融通が効く林業会社を探す方法もあります。
先述のとおり、一般の林業会社は週末休みの場合がほとんどなので、民間企業で働きたい人はこの方法がベストでしょう。

この方法は週末林業というより、どちらかといえば「ダブルワーク」に近いイメージです。
実際のこのような働き方で林業に従事している人もたくさんいるので、副業を始めたい人はぜひ前向きに検討してみましょう。

全国各地の林業会社はRINDOの求人情報でも探せるので、ぜひ活用してみてください。

5.まとめ

本業と副業を掛け持ちする人は、林業である・なしに関わらず、何かと苦労することも多いかもしれません。
しかし、都会の喧騒に疲れた社会人にとって、林業の職場である森林は大いなる憩いの場となり得るでしょう。
本業で行き詰まったり、リフレッシュしながら副収入を得たいときは、ぜひ林業の副業「週末林業」を視野に入れてみてください。

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