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2025.11.13 コラム

宮城県の森林・林業の現状は?仕事内容、支援制度を解説

宮城県は、三陸の豊かな海と西部の奥羽山脈の緑に囲まれた自然豊かな地域です。県土の約57%が森林に覆われ、その森林資源は古くから人々の暮らしと深く関わってきました。

この記事では、宮城県の森林・林業の現状や特徴、そして林業への就職を目指す方が利用できる支援先を解説します。

各都道府県の森林・林業の特徴について読んでみる

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  • 目次
      1. 宮城県の基本情報
      2. 宮城県の森林・林業の特徴は?
         2.1|宮城県の森林の特徴
         2.2|宮城県の林業の現状
      3. 宮城県での林業についての支援先
        3.1|公益財団法人 みやぎ林業活性化基金(林業労働力確保支援センター) 
        3.2|みやぎ森林・林業未来創造カレッジ
        3.3|宮城県内のハローワーク
        3.4|林業専門求人サイト「RINDO」
      4. 林業従事者の1日と年収例
        4.1|仕事の流れ
        4.2|林業従事者の年収
      5. まとめ

1. 宮城県の基本情報

まずは、宮城県の基本情報について見ていきましょう。

都道府県名 宮城県
所在地 東北地方
人口

約223万人(2025年時点)

面積

約7,282㎢

県庁所在地

仙台市

森林面積 約41.4万ha
森林率 約57%
主な樹種 スギ・カラマツなど

宮城県は、東北地方の太平洋側に位置する県です。2025年9月1日時点の人口は約223万人で、そのうちの約半数が県庁所在地であり東北地方最大の都市である仙台市で暮らしています。

西部の奥羽山脈から東部の太平洋岸まで、さまざまな自然環境に恵まれ、県土の約57%が森林に覆われています。この豊かな森林は、名産のカキやホタテを育む三陸の海にも欠かせない水源です。

宮城県は牛タンやずんだなどの名物グルメのほか、県内にある源泉総数700か所以上の温泉スポットも魅力です。

2. 宮城県の森林・林業の現状

次に、宮城県の森林・林業の特徴を見ていきましょう。

2.1  宮城県の森林の特徴

宮城県の総面積約72.8万haのうち、約41.4万haを森林が占めています。これは、県土の57%にあたる数字です。県民一人当たりの森林面積は0.18haで、全国平均の0.20haを下回っています。

宮城県の森林は、人工林が約47%、天然林は約53%の割合となっています。人工林の割合が全国平均を上回りつつも、天然林も多く残っているのが特徴です。

森林面積の約7割を占める民有林の樹種構成は、以下の通りです。

  • 民有林面積の52.8%が人工林
  • 民有林面積の37.8%がスギ
  • コナラなどの広葉樹の割合も高い

宮城県の森林資源は、利用期を迎えているスギ人工林と、広葉樹といった天然林が主体となっています。8齢級(36年以上)の面積が約9割を占め、成熟した森林資源を計画的に利用し、伐採後の再造林を進めることが課題です。

地域による特徴

宮城県の森林の大きな特徴は、地域によって森林率に大きな差があることです。
大きく「山間・山沿い」「内陸部」「平野・沿岸部」に分けられます。

  •  山間・山沿い地域
    気仙沼市、南三陸町、丸森町など、森林率が70%を超える市町村も多い。
    七ヶ宿町は森林率が80%以上。
    奥羽山脈の山間部や三陸沿岸の山地では、林業が盛んに行われている。

  • 内陸部
    大崎市、栗原市、白石市などでは森林率が50〜70%の地域が多い。農業や地域産業との結びつきが見られる。

  •  平野・沿岸部
    名取市、多賀城市、富谷市などでは森林の割合が50%未満の地域もある。

仙台市は森林率こそ約50%ですが、森林面積および国有林面積は県内1位。都市部でありながら広大な森林を有している点が特徴的です。

2.2  宮城県の林業の現状

2020年の農林業センサスによると、宮城県内の林業経営体数は489経営体です。2015年の1,373経営体から減少しています。

森林組合を含む県内の事業体数は、2022年では97事業体です。その内訳は、会社が53社、森林組合などの団体が21、その他の法人が6、個人が17となっています。

次に、林業従事者数について見ていきましょう。

宮城県内の林業従事者は、近年横ばいで推移しています。
詳しい推移は、以下の通りです。

1995年 1,337人
2000年 1,085人
2005年 738人
2010年 1,366人
2015年 1,438人
2020年 1,449人

宮城県では、減少傾向にありましたが、近年は横ばいで推移し安定傾向にあります。

年齢階層別を見ると、50歳以上の割合が52.5%を占めており、宮城県でも全国的な高齢化や技術継承が大きな課題です。

新規林業就業者数は、年度ごとに増減があるものの、ここ数年は50人前後で推移しており、安定した担い手が参入。「緑の雇用」事業が安定した雇用形態での就業を後押ししています。

年齢構成の偏りが課題ですが、新規就業者の参入により改善の兆しが見えます。

県内の経営体や事業体のうち緑の雇用事業を活用できるのは、45経営体です。緑の雇用事業は、未経験でも働きながら資格や、技術習得が可能です。研修中の費用を国が支援してくれるため、安心して挑戦できます。

緑の雇用について詳しくは、「緑の雇用とは?内容やメリット、取れる資格などを徹底解説!」をご覧ください。
みやぎの森林・林業
▶みやぎの森林・林業のすがた
▶2015年農林業センサス
▶2020年農林業センサス

3. 宮城県での林業についての支援先

宮城県で林業の仕事を目指す方のために、情報収集や技術習得に役立つ支援先を4つご紹介します。

それぞれの特徴や支援内容を見ていきましょう。

3.1.公益財団法人 みやぎ林業活性化基金(林業労働力確保支援センター)

公益財団法人みやぎ林業活性化基金(宮城県林業労働力確保支援センター)は、林業の活性化と担い手確保を目的に活動しています。

主な支援内容は、以下の通りです。

  • 就業相談:林業事業体の概要や求人情報、労働条件などの提供や、個別相談に応じ、円滑な就業を支援。
  • 林業担い手研修:林業に就くために必要な基礎知識や技術を習得するための研修を実施。

事業体と求職者のマッチングを支援するほか、国の「緑の雇用」事業の窓口も担っています。
林業への第一歩を踏み出したい方は、まずセンターへ相談してみましょう。
公益財団法人 みやぎ林業活性化基金・宮城県林業労働力確保支援センター

3.2.みやぎ森林・林業未来創造カレッジ

「みやぎ森林・林業未来創造カレッジ」は、宮城県の森林・林業分野における成長を担う人材を育成するために設立された「みやぎ森林・林業未来創造機構」が運営する研修拠点です。

林業への就業を目指す方から、事業体の経営管理者、経営者まで、それぞれのキャリア段階に合わせた4コース全34講座が用意されています。

コース名 対象者と主な支援内容
林業トライコース

林業現場への就業を検討している方。

基礎的な知識や技術を学ぶ。

テクノワーカー(林業技能者)コース

すでに事業体で林業に従事している方。

現場で求められる高度な林業技能や機械操作技術のスキルアップを目指す。

森林管理・事業経営コース

林業事業体のマネジメントや経営管理を担う方。

事業経営に関する知識や手法を習得。

森林ビジネスコース 新たな視点を持ち、森林経営のビジネス化、新規事業の立ち上げを目指す方を支援。
オープンカレッジ

一般の方や企業向け。

林業に関する先進的なテーマや課題解決に向けた知識を提供する研修コース。

全講座で、受講料は無料(実費のみ負担)です。

カレッジは宮城県林業労働力確保支援センターと連携し、就業を目指す方へのサポートも実施しています。

サイト内では、移住ガイドや地域おこし協力隊の情報がありますので、林業移住を検討している方も情報収集から利用可能です。
みやぎ森林・林業未来創造カレッジ

▶関連記事:「宮城移住を検討する方へ|おすすめ地域5選や移住支援金について紹介

3.3.宮城県内のハローワーク

厚生労働省が運営するハローワークでは、宮城県内の求人を広く取り扱っており、林業の求人もあります。

宮城県内には14か所ありますので、最寄りのハローワークに足を運んでみましょう。

名称 所在地 TEL
ハローワーク仙台 仙台市宮城野区榴岡4-2-3 022-299-8811
ハローワーク大和 黒川郡大和町吉岡南2-3-15 022-345-2350
ハローワーク石巻 石巻市泉町4-1-18 0225-95-0158
ハローワーク塩釜 塩釜市港町1-4-1 022-362-3361
ハローワーク古川 大崎市古川中里6-7-10 0229-22-2305
ハローワーク大河原 柴田郡大河原町大谷町向126-4 0224-53-1042
ハローワーク白石 白石市字銚子ヶ森37-8 0224-25-3107
ハローワーク築館 栗原市築館薬師2-2-1 0228-22-2531
ハローワーク迫 登米市迫町佐沼字内町42-10 0220-22-8609
ハローワーク気仙沼 気仙沼市古町3-3-8 0226-24-1716

ハローワークは、在職中でも職業相談や求人紹介、雇用保険(失業保険)の相談・手続き、職業訓練の申し込みなどの利用ができます。

来所が難しい場合は、「ハローワークインターネットサービス」でも自宅から求人検索が可能です。
迷った場合は、ハローワークへの相談から始めてみましょう。
▶厚生労働省「宮城県下のハローワークのご案内

▶関連記事:「仕事を辞める前に相談!ハローワークで転職をスムーズに進める方法」

3.4.林業専門求人サイト「RINDO」

RINDO」は、林業に特化した専門求人サイトです。

求人情報だけでなく、仕事内容や職場の雰囲気実際に働く人のインタビュー記事なども掲載されており、林業への転職を具体的にイメージしやすいのがメリットです。

給与、休日、福利厚生などの条件だけでなく、事業体がどのような思いで林業に取り組んでいるかといった情報も得られます。

林業の仕事に就きたいと考えている方には、ぜひ利用したいサイトです。

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4. 林業従事者の1日と年収例

実際に林業に従事した場合、どのような仕事の流れなのか、年収について具体的に知りたい方も多いでしょう。
林業は未経験からでも挑戦しやすい職種で、入社後に必要な資格取得の支援を受けられることが一般的です。
高性能機械の操作スキルが求められ、より高い収入が期待できます。

「RINDO」では、現在宮城県内の求人情報は未掲載のため、隣県である秋田県の事業体の例を見ていきましょう。

4.1.仕事の流れ

ここでは、秋田県の「有限会社新林林業における一日の流れの例を紹介します。

7:00 出社
〜ミーティング(段取り、雑談)〜現場へ出発
7:40 現場着
作業準備〜作業開始
10:00 20分間休憩
11:55 昼休憩
13:00 作業再開
15:00 20分休憩
16:15 作業終了
帰社準備〜帰社
17:00 会社着
〜報告
明日の段取り(班長)〜退社

林業の仕事は、植林や下刈りといった森林を育てる造林作業、間伐や枝打ちなどの木を管理する育林作業、そして成熟した木を伐採・搬出する素材生産作業など多岐にわたります。

日々の作業内容は、時期や天候、現場の状況によっても異なる点に留意しましょう。

4.2.林業従事者の年収

林野庁の調査によると、林業従事者の平均年収は約300万円(令和5年時点)です。

先ほど挙げた秋田県の「有限会社新林林業」を例に、年収や休日・休暇、福利厚生についても見てみましょう。

給与

月給210,000〜300,000円以上 + 賞与年2回
※上記月給の他、役職手当、技術手当あり

休日・休暇
  • 毎週日曜日(R7年度より土曜日は隔週で休日としていく予定になります)
  • 年末年始:8日間
  • 盆休み:5日間
  • 有給休暇あり(取得率90%以上、入社半年で10日付与)
  • 慶弔休暇、産休育休、GW
福利厚生
  • 退職金共済加入
  • 安全防具品支給(ヘルメット、防護着等)
  • 各種免許資格等取得支援制度
  • 健康診断補助
  • 有給休暇(入社日から6ヶ月後に10日付与)
  • 忌引休暇

給与は、経験や資格、勤務先の規模によって異なります。

東北地方では、とくに冬期は積雪の影響で現場作業が制限される地域があります。冬期の作業内容(除雪、機械整備、研修など)や給与体系も事前確認がおすすめです。

具体的な求人情報や事業体の詳細は、前述の「RINDO」やハローワークでチェックしてみてください。

▶求人情報は『RINDO』でチェック▼

5.まとめ

今回は、宮城県の森林や林業の特徴について見ていきました。

宮城県は、県土の約57%を森林が占める豊かな自然に恵まれており、その森林の多くが利用期を迎えています。この資源を最大限に活用し、災害に強い森林を育てるため、現在は高性能機械の導入と若手人材の育成に力が注がれています。

林業への就業を目指す方には、「宮城県林業労働力確保支援センター」や「みやぎ森林・林業未来創造カレッジ」など充実した支援先・研修制度があり、安心して林業を始められるでしょう。

林業専門求人サイト「RINDO」では、林業に関する情報や全国の求人を随時更新中です。LINEでの相談も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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