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独立開業しやすい仕事22選|ジャンル別に資格なしOKの職種も紹介

「資格なしでも独立開業しやすい仕事ってあるの?」
「会社に依存せず、自分の力で稼げるようになりたい」
このように悩んでいる方に向けて、今回は独立開業しやすい仕事を次のジャンル別に22職種ご紹介します。
最近は、インターネットの普及や働き方の多様化により、以前よりも独立開業のハードルが下がっています。
「私も一歩踏み出したい」「今の仕事を辞めて自由に働きたい」という方は、この記事を参考にしながら自分にぴったりあう仕事を見つけましょう。
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- 目次
- 独立開業しやすい仕事の特徴3つ
1-1|在宅で1人でもできる
1-2|低コストで始められる
1-3|利益率が高く収入を得やすい- 【在宅・PC系】独立開業しやすい仕事7選
2-1|オンライン秘書
2-2|ITエンジニア
2-3|Webデザイナー
2-4|Webライター
2-5|SNS運用代行
2-6|動画クリエイター
2-7|イラストレーター- 【教育・サポート系】独立開業しやすい仕事5選
3-1|オンライン講師
3-2|個人塾・家庭教師
3-3|コンサルタント
3-4|コーディネーター
3-5|カウンセラー- 【女性向け・生活系】独立開業しやすい仕事4選
4-1|自宅サロン経営
4-2|ハンドメイド作家
4-3|フォトグラファー
4-4|家事代行
- 【士業・資格系】独立開業しやすい仕事6選
5-1|中小企業診断士
5-2|宅地建物取引士
5-3|社会保険労務士
5-4|公認会計士
5-5|行政書士
5-6|FP- 独立開業を成功させるポイント4つ
6-1|将来性が高い仕事を選ぶ
6-2|役立つ資格を取得する
6-3|固定費をなるべく抑える
6-4|まずは副業から始める- 独立開業しやすい仕事でよくある質問
7-1|女性が資格なし&一人で開業できる仕事は?
7-2|50代から独立できる仕事は何がある?
7-3|田舎で独立開業するならどの仕事がおすすめ?- まとめ
独立開業しやすい仕事の特徴3つ
自分にぴったりあう仕事をスムーズに見つけられるように、まずは独立開業しやすい仕事の3つの特徴をチェックしておきましょう。
【独立開業しやすい仕事の特徴】
- 在宅で1人でもできる
- 少ない資金で始められる
- 利益率が高く収入を得やすい
それぞれ詳しくご紹介します。
①在宅で1人でもできる
在宅で1人でもできることが、独立開業しやすい仕事には欠かせないポイントです。
在宅で1人でもできる仕事なら、オフィスを借りたり、従業員を雇ったりする必要がありません。
家賃や人件費といった「毎月の固定費」を大幅にカットできるため、運転資金を最小限に抑えながら独立開業できます。
たとえば、Webライターや動画クリエイターのような「パソコン1台でできる仕事」なら、毎月の固定費は「通信費」と「電気代」くらいです。
クライアントとのやり取りも基本的にオンラインで完了するため、出退勤の時間がなく、より多くの時間を仕事に費やせるメリットもあります。
【実は“一人開業”の人が多い】
日本政策金融公庫の「2024年度新規開業実態調査」によると、新規開業時は「1人で開業した」と回答した人が、全体の42.0%(ランキング1位)を占めています。
②低コストで始められる
低コストで始められることも、独立しやすい仕事の大きな特徴です。
たとえば、飲食店を独立開業する場合は、店舗・設備・従業員などが必要になり、開業資金に数百万円かかることがあります。もし失敗すれば、多額の借金を抱えるリスクがあるでしょう。
一方で「パソコン1台でできる」「自宅をお店として使える」といった低コストで始められる仕事なら、初期費用を安く抑えられます。
また、低コストで始められる仕事には、本業を続けながら副業として始めやすい魅力も。
副業から少しずつ事業を広げていけば、大きなリスクを取らずに独立開業することができます。
③利益率が高く収入を得やすい
利益率が高いことも、独立開業しやすい仕事の特徴の1つです。
たとえば、WebデザイナーやWebライターのような「スキル・知識を売る仕事」は、材料費や仕入れ費がほとんどかかりません。
売上の多くがそのまま自分の利益になるため、利益率が高い仕事として挙げられます。
また、IT業界やコンサルティング業界なども、利益率が高い仕事として有名です。
こうした専門性の高い仕事は「時間単価(=1時間あたりの報酬)を高く設定できる」特徴があり、独立開業で会社員時代の収入を超えることも珍しくありません。
【在宅・PC系】独立開業しやすい仕事7選
ここまでの「独立開業しやすい仕事の特徴3つ」を踏まえ、ここからはいよいよ独立開業しやすい仕事22選をジャンル別にご紹介していきます。
まずは【在宅・PC系】の独立開業しやすい仕事7選からです。
【在宅・PC系の仕事のメリット】
- 場所を選ばず働ける
- 低コストで始められる
- 資格なしでも始めやすい
7つの仕事について、それぞれ詳しくみていきましょう。
オンライン秘書
オンライン秘書は、インターネットを通じて企業や個人の事務作業をサポートする仕事です。
名前のとおり、メール対応・スケジュール管理・資料作成などの「秘書業務」を担当します。
クライアントとのやり取りは、基本的にビデオ通話やチャットツールなどのオンラインで完了。通勤や残業などがなく、在宅で好きな時間に働けるのが特徴です。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・相手の要望を理解できる ・マルチタスクが得意 ・事務経験がある |
あると役立つ資格 | ・秘書検定 ・日商PC検定 ・MOS(Microsoft Office Specialist)など |
ITエンジニア
ITエンジニアは、システム開発・Webサイト制作・アプリ開発などを手がける技術職です。
主に「システムエンジニア(SE)」「プログラマー」「インフラエンジニア」の3分野に分けられ、それぞれで担当する業務が異なります。
独立開業するなら「アプリ開発」や「システム改修」など、自分の得意分野に特化&差別化して、高単価な案件を受けやすくするのがおすすめです。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・論理的に考えるのが得意 ・PC関連の仕事経験がある ・時間単価が高い仕事がしたい |
あると役立つ資格 | ・ITパスポート試験 ・基本情報技術者試験 ・応用情報技術者試験 など |
Webデザイナー
Webデザイナーは、企業や個人のWebサイトをデザイン・制作する仕事です。
主にWebサイトのレイアウト設計・グラフィックデザイン・HTML/CSSコーディングなどを担当します。
自分のアイデアやセンスを活かして働けるWebデザイナーは、スキルや実績次第で高単価な案件を獲得しやすい点が魅力。
クライアントとのやり取りも含めすべてオンラインで完結するため、在宅で自分のペースで働きたい人におすすめです。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・デザインセンスがある ・トレンドに詳しい ・創造性がある仕事がしたい |
あると役立つ資格 | ・Webデザイン技能検定 ・Photoshop(R)クリエイター能力試験 ・Illustrator(R)クリエイター能力認定試験 など |
Webライター
Webライターは、企業のオウンドメディア・ブログ記事・商品紹介文などの“Web上のコンテンツ”を執筆する仕事です。
クライアントの要望にあわせて、SNS投稿文やメルマガ原稿などの文章作成を担当することもあります。
Webライターで独立開業する場合は「ただ文章を書くだけのライター」を早めに卒業することが、収入アップのためのポイントです。
検索エンジンで上位表示されるための「SEO知識」や、クライアントの商品・サービスを売るための「マーケティング知識」などを身につけましょう。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・文章を書くのが好き ・調べものが得意 ・マーケティング知識がある |
あると役立つ資格 | ・SEO検定 ・日本語検定 ・Webライティング能力検定 など |
SNS運用代行
SNS運用代行は、企業や個人の代わりにSNSアカウントを管理・運用する仕事です。
投稿コンテンツの企画・定期投稿・コメント返信・広告運用などを担当します。
SNS運用代行で収入を安定させるには、各SNSの特性を理解し、複数アカウントをまとめて運用することが必要です。
普段からSNSをよく使う人は今日からでも始められ、画像編集や動画制作のスキルもあると単価がアップしやすくなります。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・SNSをよく使う ・トレンドに敏感 ・分析や改善が得意 |
あると役立つ資格 | ・SNSマネージャー ・SNSエキスパート検定 ・ウェブ解析士 など |
動画クリエイター
動画クリエイターは、YouTubeやSNS向けの動画コンテンツを編集・制作する仕事です。
撮影された動画素材のカット編集・テロップ挿入・BGM&効果音の追加・サムネイル制作などを担当します。
最近はインターネットの普及が進んでいることもあり、動画クリエイターの需要がどんどん高まっています。
スキルや実績に応じて高単価案件も狙いやすく、クリエイティブな仕事で収入を得たい方にぴったりの仕事です。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・映像関連に詳しい ・相手の要望を理解できる ・PC作業が苦ではない |
あると役立つ資格 | ・CGクリエイター検定 ・アドビ認定プロフェッショナル ・映像音響処理技術者資格認定試験 など |
イラストレーター
イラストレーターは、書籍・雑誌・Webサイト・広告などに使うイラストを制作する仕事です。
主に挿絵の制作・キャラクターデザイン・ロゴ作成・パッケージデザインなどを担当します。
最近はデジタルイラストが主流で、タブレットとペンソフトがあれば在宅で作業できます。
1度描いた作品を別の形で販売できることもあり、スキルやアイデア次第では高単価案件も受注しやすいです。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・絵を描くのが好き ・独自の画風がある ・イメージを形にするのが得意 |
あると役立つ資格 | ・色彩検定 ・CGクリエイター検定 ・Photoshop/Illustratorクリエイター能力試験 など |
【教育・サポート系】独立開業しやすい仕事5選
ここでは【教育・サポート系】の独立開業しやすい仕事を5つご紹介します。
【教育・サポート系の仕事のメリット】
- オンラインで場所を問わず働ける
- これまでの知識や経験を活かせる
- ダイレクトに人の役に立てる
さっそくみていきましょう。
オンライン講師
オンライン講師は、インターネットを通じてヨガ・英会話・プログラミングなどのスキルや知識を教える仕事です。
主に教材の準備・受講生の進捗管理・Zoomやビデオ通話を使った個人(またはグループ)レッスンなどをおこないます。
オンライン講師の魅力は、自分の得意分野を収入につなげられること。
自分のスキルや知識に応じて初心者〜上級者まで幅広い受講者と出会え「ありがとう」と面と向かって感謝してもらえる魅力もあります。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯(※ジャンルによる) |
向いている人の特徴 | ・人に教えるのが好き ・忍耐力がある ・レベルごとに柔軟な対応ができる |
あると役立つ資格 | ・英語教師/日本語教師 ・ITパスポート試験 ・全米ヨガアライアンス認定資格 など |
個人塾・家庭教師
個人塾・家庭教師は、小中高生を対象に勉強を教える仕事です。
生徒1人ひとりの学習状況にあう指導力が求められ、主に受験対策・定期テスト対策・宿題サポートなどを担当します。
働き方は大きく3つあり「自宅の一室を教室にする方法」「生徒のお宅に出向いて教える方法」「オンラインで授業をする方法」と、自分にあったスタイルを選べる点が魅力。
地域密着の個人塾・家庭教師として特化すれば、安定した生徒&収入を確保しやすいでしょう。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・子どもと接するのが好き ・やる気を引き出すのが得意 ・時間単価が高い仕事がしたい |
あると役立つ資格 | ・教員免許 ・英語/数学検定 ・教育支援カウンセラー など |
コンサルタント
コンサルタントは、企業や個人が抱える課題解決に向けたアドバイス・サポートをする仕事です。
まずはクライアントの現状分析から始まり、課題の洗い出し・解決策の提案・実行サポートなどを担います。
コンサルタントで独立開業するなら「経営コンサルタント」「ITコンサルタント」「マーケティングコンサルタント」など、自分の専門分野に特化して活動するのが一般的です。
スキルや実績次第で時間単価もどんどんアップするので「とにかく稼げる仕事がいい」「いろんな業界・企業のクライアントに出会いたい」という方におすすめです。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・論理的に考えるのが得意 ・相手の要望を理解できる ・時間単価が高い仕事がしたい |
あると役立つ資格 | ・NBA ・中小企業診断士 ・社会保険労務士 など |
コーディネーター
コーディネーターは、立場の異なる人・組織をつなぎ、プロジェクトや事業を円滑に進めるサポートをする仕事です。
得意分野に応じて次のような職種に分かれています。
【コーディネーター の種類】
- ブライダルコーディネーター
- インテリアコーディネーター
- カラーコーディネーター
- フードコーディネーター
- 人材コーディネーター
- 医療コーディネーター など
主にイベントの企画運営や人材マッチングなどを担当し、関係者間の「まとめ役」としてプロジェクトを成功へと導きます。
得意分野を活かして独立開業できますが、その分野に役立つ資格をもっていると信頼性&収入がアップしやすいです。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・コミュニケーションが得意 ・スケジュール管理が得意 ・トラブルに柔軟に対応できる |
あると役立つ資格 | ・カラーコーディネーター ・キャリアコンサルタント ・心理カウンセラー など |
カウンセラー
カウンセラーは、心の悩みを抱える人の話を聞いて専門的な相談支援をする仕事です。
1対1の個人カウンセリングやグループセッションなど、仕事内容はカウンセラーによって異なります。
一言に「心の悩み」といってもさまざまな分野があり、カウンセラーとして独立開業するなら、メンタルヘルス・キャリア・夫婦関係・子育てなどの幅広い知識が必要です。
自分の人生経験が相談者の役に立った瞬間は、このうえないやりがいや喜びを感じられるでしょう。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・人の話を丁寧に聴ける ・相手の気持ちに寄り添える ・相手との適切な距離を保てる |
あると役立つ資格 | ・臨床心理士 ・認定心理士 ・公認心理師 など |
【女性向け・生活系】独立開業しやすい仕事4選
ここでは【女性向け・生活系】の独立開業しやすい仕事を4つご紹介します。
【女性向け・生活系の仕事のメリット】
- 家事や育児と両立しやすい
- 女性ならではの特技を活かせる
- これまでの知識や経験を活かせる
それぞれ詳しくみていきましょう。
自宅サロン経営
自宅サロン経営は、自宅で美容やリラクゼーションなどのサービスを提供する仕事です。
主な職種にはエステ・ネイル・まつエク・リフレ・アロマテラピーなどがあり、顧客1人ひとりにあったケアプランを提案・提供します。
サロン経営は店舗でもできますが、自宅サロンなら初期費用を抑えて開業できるため低リスク。
営業時間も自分で決められるため「仕事と家庭を両立したい」という人でも始めやすいでしょう。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・美容への関心が高い ・接客業の経験がある ・衛生管理に責任をもてる |
あると役立つ資格 | ・ネイル技能検定試験 ・日本化粧品検定 ・日本エステティック協会認定エステティシャン など |
ハンドメイド作家
ハンドメイド作家は、手作りの作品を制作・販売する仕事です。
アクセサリー・バッグ・洋服・雑貨・インテリア用品などさまざまなジャンルがあり、自分の得意なことを仕事にできます。
ハンドメイド作家は、材料の仕入れ・制作・商品撮影・発送・在庫管理までをすべて自分で手がけるのが特徴。
SNSやイベント活動を通じて企業の目にとまると「コラボ商品」や「オーダーメイド」などの高単価案件につながることもあります。
在宅で1人でもできる | ◎ |
低コストで始められる | ◯ |
利益率が高い | ◯(※ジャンルによる) |
向いている人の特徴 | ・手先が器用 ・ものづくりに情熱がある ・趣味で作品づくりをしている |
あると役立つ資格 | ・ハンドメイドマスター ・手芸アドバイザー ・天然石アクセサリー認定講師 など |
フォトグラファー
フォトグラファーは、個人や企業からの依頼を受けて写真撮影をする仕事です。
撮影するジャンルは、結婚式・七五三・家族写真・商品写真・プロフィール写真・イベント撮影などさまざま。撮影だけでなく、画像編集やアルバム制作まで一貫して対応するのが一般的です。
フォトグラファーのメリットは、人生の記念すべき瞬間に一般の人より多く立ち会えること。
口コミで広めてもらったり、週末や祝日まで対応できたりすると収入がアップしやすいです。
在宅で1人でもできる | △(※撮影時は外出あり) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◯(※案件による) |
向いている人の特徴 | ・写真を撮るのが好き ・フットワークが軽い ・コミュニケーションが得意 |
あると役立つ資格 | ・写真技能士 ・フォトマスター検定 ・Photoshopクリエイター能力認定試験 など |
家事代行
家事代行は、忙しい個人や家庭に代わって家事をする仕事です。
主に室内の掃除・洗濯やアイロンがけ・料理の作り置き・買い物の代行・ペットのお世話などを担当します。
近年、高齢化が進んでいる日本では「生活サポートが必要な高齢世帯」や「仕事が忙しい1人親世帯」からの家事代行ニーズが急拡大。
単発のスポット依頼から定期訪問までさまざまな案件があり、安定して事業を継続しやすい点が特徴です。
在宅で1人でもできる | △(※家庭訪問あり) |
低コストで始められる | ◯ |
利益率が高い | ◯ |
向いている人の特徴 | ・家事が得意な人 ・プライバシーを守れる人 ・体力&コミュニケーション能力に自信がある人 |
あると役立つ資格 | ・調理師免許 ・整理収納アドバイザー ・介護福祉士 など |
【士業・資格系】独立開業しやすい仕事6選
独立開業しやすい仕事22選の最後は【士業・資格系】の職種を4つご紹介します。
【士業・資格系の仕事のメリット】
- 安定したキャリアを築ける
- 資格を武器に高収入を目指せる
- 社会的信頼が高く顧客を得やすい
それぞれ詳しくみていきましょう。
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営課題を診断し、改善のアドバイスをする仕事です。
いわゆる「経営コンサルタント」をする仕事で、主に経営状況の分析・事業計画の作成サポート・補助金申請のサポートなどを担当します。
中小企業診断士は製造業からサービス業まで幅広い業種からニーズが高く、企業経営に深く関われるやりがいがあります。
国家資格で社会的な信頼性が高いため、時間単価を高めに設定しても仕事を受けやすい点も魅力です。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・経営の知識がある ・論理的に考えるのが得意 ・コミュニケーション能力がある |
あると役立つ資格 | ・中小企業診断士(必須) ・簿記検定 ・ITパスポート など |
宅地建物取引士
宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引の専門家です。
主に不動産取引における重要事項の説明・契約書の作成・物件の調査・顧客への物件提案などを担当します。
宅建士になるには「宅地建物取引士」の国家資格が必要で、ほかの資格も複数もっていると仕事の幅が広がります。
不動産業界では「5人に1人以上の宅建士を設置する」ことが義務づけられているため、独立開業後も安定的なニーズが期待できるでしょう。
在宅で1人でもできる | △ |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・不動産や法律の知識がある ・ものごとを正しく判断できる ・責任感&誠実さがある |
あると役立つ資格 | ・宅地建物取引士(必須) ・不動産鑑定士 ・マンション管理士 など |
社会保険労務士
社会保険労務士(社労士)は、社会保険や労働にかかわる専門家です。
複数の中小企業と顧問契約を結び、労働保険や社会保険の加入手続き・給与計算・就業規則の作成・労務トラブルの相談などを長期的にサポートします。
社会保険労務士で独立開業するメリットは、長期的な顧問契約により安定収入を得やすいこと。
企業の成長とともに仕事の幅を広げていけるため、関連資格はなるべく多く取得しておくことをおすすめします。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・正確に手続きできる ・法改正にも素早く対応できる ・コミュニケーション能力がある |
あると役立つ資格 | ・社会保険労務士(必須) ・中小企業診断士 ・行政書士 など |
公認会計士
公認会計士は、企業の会計・税務・監査にまつわる専門家です。
主に財務諸表の監査・会計コンサルティング・税務申告書の作成・M&A(企業の合併・買収)のアドバイスなどを担当します。
公認会計士のニーズは幅広く、中小企業から上場企業まであらゆる企業に必要な仕事(国家資格)です。
専門性を極めることで高収入を狙いやすく、税理士や中小企業診断士などの資格と掛けあわせると、より付加価値の高いサービスを提供できます。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・数字やお金に強い ・論理的に考えるのが得意 ・時間単価が高い仕事がしたい |
あると役立つ資格 | ・公認会計士(必須) ・税理士 ・中小企業診断士 など |
行政書士
行政書士は、役所に提出する書類の作成や手続きの代行を行う法律の専門家です。
個人から企業まで幅広いクライアントを対象に、各種許認可申請・会社設立手続き・相続手続き・在留資格申請などのサポートをします。
行政書士は取り扱える業務範囲が広く、ほかの資格と組み合わせることでライバルとの差別化をはかれます。
質の高い“ワンストップサービス”を提供できれば既存クライアントのニーズを独占でき、独立開業後も収入をあげやすいでしょう。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・法律の知識が豊富 ・わかりやすく説明できる ・コミュニケーションが丁寧 |
あると役立つ資格 | ・行政書士(必須) ・宅地建物取引士 ・社会保険労務士 など |
FP
FP(ファイナンシャルプランナー)は、個人の目標や夢の達成に向けたお金のアドバイスをする専門家です。
主に家計の見直し・住宅購入の資金計画・相続の対策などの相談に乗り、総合的な資産設計をアドバイスします。
FPの働き方は幅広く、オンライン専門で在宅開業をする人もいれば、セミナーや研修などで複数の収入源をもつ人もいます。
FPになるのに必須の資格はありませんが、独立開業するならFP技能士の資格があると安心です。
在宅で1人でもできる | ◯(※働き方による) |
低コストで始められる | ◎ |
利益率が高い | ◎ |
向いている人の特徴 | ・お金や税金に詳しい ・わかりやすく説明できる ・聞く力&共感力が高い |
あると役立つ資格 | ・FP技能士 ・AFP ・CFP など |
独立開業を成功させるポイント4つ
独立開業を成功させるためには、自分にあう仕事選びはもちろんのこと、次の4つの「戦略的な準備」が欠かせません。
- 将来性が高い仕事を選ぶ
- 役立つ資格を取得する
- 固定費をなるべく抑える
- まずは副業から始める
「こんなはずじゃなかった……」とまさかの失敗をしないよう、ここで独立開業の成功に必要な4つのポイントを押さえておきましょう。
ポイント① 将来性が高い仕事を選ぶ
独立開業した仕事を長く続けていくためには、将来性が高い仕事を選ぶことが欠かせません。
将来的に需要が薄まる可能性がある仕事で独立開業してしまうと、だんだんと収入が減り、最終的に仕事を続けられなくなってしまうからです。
今後も需要が高まることが予想される仕事には、主に次のような特徴があります。
- AIに代替されない仕事
- 人との対話が中心の仕事
- 創造性が求められる仕事
- 問題解決能力が必要な仕事 など
今回紹介した22職種は、上記のいずれか(または複数)を満たしている仕事です。
独立開業を目指すなら「今だけでなく、未来にも通用する仕事か」を考えてみましょう。
ポイント② 役立つ資格を取得する
資格をもっていると「この人には専門知識がある」とクライアントに思ってもらいやすくなります。
仕事に必須の資格+仕事に役立つ資格を取得することで「専門性の証明」と「ライバルとの差別化」がまとめて叶い、独立開業したあとも仕事を長く続けられるでしょう。
なかでも、中小企業診断士や社会保険労務士などの「士業系の職種」は、国家資格の取得が“独立開業の第一歩”です。
また、Webライターや家事代行などの「資格が必須ではない職種」も、関連する資格を先に取ることでクライアントからの信頼獲得につながり、継続的に案件を受注できます。
関連記事:補助金を使って働きながら資格取得!申請方法までわかりやすく解説
ポイント③ 固定費をなるべく抑える
独立開業をしてまもなくは、収入が不安定になりがちです。そのため、固定費をなるべく抑えることが、独立開業を続けるカギとなります。
なかでも次の項目は節約しやすいため、独立開業をする際は「本当に必要か」をよく検討しましょう。
- 事務所の家賃
- 高価な設備(PCなど)
- 通信費
- サブスク など
1人で独立開業するなら、まずは低コスト&低リスクな「自宅開業」から始めるのがでおすすめです。
どうしても事務所が必要な場合は、シェアオフィスやコワーキングスペースでの代用も検討しましょう。
ポイント④ まずは副業から始める
いきなり本業として独立するのではなく、まずは副業から少しずつ始めていくほうが現実的です。
独立開業を副業からスタートさせると、主に次の5つのようなメリットがあります。
- 本業の収入があるため、収入がゼロになるリスクがない
- 精神的に余裕があり、落ち着いて準備ができる
- スキルアップや実践経験を積む時間がとれる
- 顧客の反応を見ながら、サービス内容を調整できる
- 独立後に「どれくらい稼げるか」の目安をつかめる など
また、副業の段階から「SNSを活用した集客」を始めておくことも大切です。InstagramやXなどのSNSを使って、自分の専門分野について情報発信をしましょう。
定期的に発信していると、同じ分野に興味がある人とつながれたり、見込み客に自分を知ってもらえるきっかけをつくれたりします。
独立起業はまずは副業(スモールステップ)から始めて、失敗するかもしれない不安やリスクを減らしていきましょう。
独立開業しやすい仕事でよくある質問
最後に、独立開業しやすい仕事でよくある質問をご紹介します。
Q1. 女性が資格なし&一人で開業できる仕事は?
女性が資格なし&一人で開業できる仕事には、Webデザイナー・Webライター・オンライン秘書・SNS運用代行・ハンドメイド作家などが挙げられます。
資格なしで独立開業したい場合は、在宅で1人でできる仕事を選ぶのがおすすめです。在宅でできる仕事はクライアントとのやり取りが基本的にオンラインで完結し、家事や本業の合間をぬって働けます。
Q2. 50代から独立できる仕事は何がある?
50代から独立できる仕事には、コンサルタント・個人塾・士業・Webライターなどが挙げられます。これらは「50代までの豊富な社会経験を活かしやすい仕事」で、50代という年齢が仕事に深みや専門性を与えます。
資格なしで始めるならWebライターが、資格取得で高収入を目指すなら士業系の仕事がおすすめです。これまでのキャリアを活かせる仕事を選べば、50代からでも少ないリスクで独立開業できます。
関連記事:40代から独立できる仕事11選|スキルなし女性のための起業ガイド
Q3. 田舎で独立開業するならどの仕事がおすすめ?
田舎で独立開業するのにおすすめの仕事には、古民家カフェ、民宿、ものづくり、農林水産(農業・林業・漁業)などが挙げられます。
なかでも農林水産は、地方移住をしたい人の引越し&就職サポートが充実しておりおすすめです。
林業専門転職サイトの『RINDO』には、未経験から林業を始めて独立開業した人のインタビューを多数掲載しています。
興味がある方はご覧いただき、田舎ではどのようなスタイルで働いているのかイメージを膨らませてみてください。
まとめ
独立開業しやすい仕事には、在宅で1人でもできる、少ない資金で始められる、利益率が高く収入を得やすいという3つの特徴があります。
今回紹介したおすすめの22職種をおさらいしましょう。
- オンライン秘書
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
- SNS運用代行
- 動画クリエイター
- イラストレーター
- オンライン講師
- 個人塾・家庭教師
- コンサルタント
- コーディネーター
- カウンセラー
- 自宅サロン経営
- ハンドメイド作家
- フォトグラファー
- 家事代行
- 中小企業診断士
- 宅地建物取引士
- 社会保険労務士
- 公認会計士
- 行政書士
- FP
これまで積み上げてきた知識や経験は、きっと誰かの役に立ちます。「これならやってみたい!」と思える仕事から、まず一歩踏み出してみましょう。