一般社団法人 奏林舎
森と共生する持続可能な社会の実現を目指して
一般社団法人奏林舎は愛知県岡崎市を拠点に、地域に根差した豊かな森づくりを通じて山里と流域全体の持続的発展に貢献することを理念として事業を行っています。
空気や水の源であり、私たちに恵みをもたらしてくれるはずの森が、手入れが遅れ環境が悪化したことで逆に水害や土砂災害の一因になっています。私たちはそうした荒れた森を整備することで経済的・環境的価値を高め、人と森とが再び良い関係を築くことができる豊かな地域社会の実現を目指しています。
おすすめのポイント!
地域密着型の小規模林業
業務のほとんどが拠点を置く愛知県岡崎市内および近隣地域の民有林です。間伐を中心に地域に密着した森づくりに取り組んでおり、短期的な収益ではなく長期的な視点から森が良くなるような作業を心がけています。また大型の高性能林業機械を使用せず、チェンソー、グラップル、フォワーダーなどの小回りの利くシンプルな作業システムを採用しています。
環境に配慮した施業
森の持つ様々な公益的機能を高めることを念頭に丁寧な間伐を行っています。さらに生分解のマーキングテープやチェンソーオイルを使用し、環境負荷の低減に努めています。また小学校や一般向けの環境学習や体験活動も積極的に実施しています。
働きやすい環境
正社員は完全週休二日制で、年間休日日数は120日ほどです。雨の日の仕事として薪の生産を行っているため悪天候が続いても土日に振替出勤をすることはほとんどありません。ヘルメット、チェンソー防護具などを会社から支給するほか、未経験者には緑の雇用制度等を使った資格取得とスキルアップを推進します。
代表からのメッセージ
私は林業とは縁もゆかりもない家庭で育ち、元々は環境関連の仕事をしていました。そのなかで気候変動や生物多様性の減少など様々な環境問題が深刻化しており、日本では人工林の手入れが遅れて環境が悪化していること、また山には木が豊富にあるにも関わらずその資源が十分に活かされていない現状を知りました。
地域の森を適切に管理しながら、その木材を建築やエネルギーとして活用していく仕組みができれば様々な環境問題の解決に貢献できるのではないかという思いから2018年に奏林舎を設立しました。
豊かな森づくりを通じて活気に満ちた地域にしていきたいという思いを、以下のように様々な意味を持つ「奏」の一字に込めています。
1.演奏する:自然と調和した森づくりを通じて、山と地域に賑わいを取り戻す
2.前進させる:森と地域の直面している課題に取り組み、具体的な解決を目指す
3.差し上げる:山主と流域に暮らす地域住民、そして次の世代に豊かな森を届ける人と森が共生しながら幸せに暮らすことのできる社会の実現にむけて、私たちは日々森に向き合っています。
一般社団法人奏林舎 代表理事 唐澤晋平
法人情報
事業所名 | 一般社団法人奏林舎 |
事業所名カナ | イッパンシャダンホウジンソウリンシャ |
代表者名 | 唐澤晋平 |
設立年月日 | 2018年3月1日 |
本社所在地 | 〒444-3432 愛知県岡崎市千万町町字寺沢52 |
事業内容 |
(1) 森林整備
(2) 森林管理 (3) 森林経営の支援 (4) 森林調査 (5) 素材生産,特用林産物生産 (6) 木製品,薪等の製造販売 (7) 森林環境教育,人材育成 |
社員数 | 役員 1名、常勤社員 2名、非常勤社員 若干名 |
緑の雇用制度 | 利用可(実績あり) |
認定等 | 2018年6月 合法木材供給事業者 認定 2019年7月 認定林業事業体として愛知県より認定 2020年8月 意欲と能力ある林業経営体として愛知県より認定 |