work 林業での働き方
林業ってどんな仕事?
そこで本ページでは、林業の代表的な仕事を3つに分けてご紹介します。様々な仕事内容を知ったうえで、自分に合った働き方を考えてみましょう。
主伐
苗木の植付・
下刈り作業
枝打ち・
間伐作業
9つの疑問
QUESTION 01
林業の一日の働き方は?
大自然の中でのびのびと活動することが好きな方にとっては、とても魅力的な働き方です。また、伐木作業が完了して日光が入り込むようになった森林を見た時は、大きな達成感を感じることができます。
木こりの一日(一例)
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7:00
事務所集合
-
8:00
現場移動・
作業開始
-
12:00
お昼休み
-
13:00
午後の
作業開始
-
16:30
仕事終了
QUESTION 02
林業は長時間労働を強いられるの?
林業に対して「長時間労働を強いられる」というネガティブなイメージを持っている方が少なくありません。しかし、安全のために現場での作業は日が出ている明るい時間しか行うことができないため、夜遅くまで残って作業を行うことは決してありません。
そのため、林業は長時間労働を強いられることはなく、仲間と協力して効率よく作業を進めることが重要です。基本的には定刻通りに業務を終えることができるため、プライベートと仕事のメリハリをつけやすいという魅力があります。
QUESTION 03
林業は収入が不安定なの?
従来の林業業界では、従業員に安定した給料を払うことができるほど盤石な経営基盤を持っている企業や団体の数が少なく、日雇いで職人を雇っていることがほとんどで、収入が不安定な職人が数多く存在しました。
しかし、近年では業界全体の労働者数を増やすために、国や地方自治体によって様々な支援が行われており、十分な福利厚生が整っている企業・団体も増加しています。
林業業界での働き方の変化
QUESTION 04
林業の仕事は危険じゃないの?
林業の現場では、伐倒した樹木が思わぬ方向に倒れてきたり、チェーンソーによる事故にあったり、高所作業中に落下するなど、様々な危険が伴います。そのため、林業は依然として労働災害の発生率が高い産業の一つと言われています。
一方で、近年ではハーベスタやプロセッサなどの高性能林業機械の導入が進み、従来は人力で行っていた伐木や集材作業を機械化することで、安全性と効率性が大きく向上しています。また、防護服やチェーンソーパンツ、ヘルメットなどの安全装備の普及も進み、現場のリスク低減につながっています。
ただし、いかに技術が進歩しても現場での作業には常に危険が伴うため、正しい知識と訓練を受け、仲間と連携しながら安全管理を徹底することが不可欠です。
高性能林業機械の活用
高性能林業機械を活用することによって、危険な伐倒作業を機械に任せたり、伐木された樹木の枝払いや測尺を簡単に行うことができます。高性能林業機械によって、従来よりも安全かつ効率的に作業を行うことが可能です。
ドローン技術の活用
ドローンを活用することで様々な作業を効率的に行うことができます。例えば、人の手を使わず簡単に苗木を運搬することができ、効率的に造林することが可能となります。また、ドローンを活用した森林調査を行うことで、人の目が届かない範囲まで正確に調査・管理することができます。
AI技術の活用
近年、林業においてもAI技術が積極的に導入されており、将来的には、危険な作業をAIが検知して作業者に警告を出したり、伐採や集材の効率を高めるガイド機能が導入されることが期待されています。こうした技術が普及することで、林業はより安全で効率的な産業へと進化していくと考えられます。
QUESTION 05
林業業界に若手はいるの?
1990年以降、林業に従事する若者の割合は、増加傾向にあり、1990年には3%程度であったのに対して2020年には17%まで増加しています。林業業界では、働き方の見直しや未経験の方でも働きやすい制度を設けるなど、積極的に働き方改革が行われており、今後も林業に従事する若者の数が増えていくことが見込むことができます。
QUESTION 06
林業に研修制度はあるの?
「緑の雇用制度」の研修について
以上
以上
QUESTION 07
未経験でも林業にチャレンジすることはできるの?
例えば、伐木作業を行う際に必要なチェンソーの資格は3日間で取得することができ、未経験の方でも比較的簡単に伐木作業員として働き始めることができます。また、林業の機械化が進んだことによって、未経験の方でも森林調査や資材加工の業務に携わりやすくなりました。
林業業界は経験の有無に関わらず、誰でも挑戦することができる働き方がたくさん存在します。
QUESTION 08
林業ではどのようにキャリアアップするの?
また、伐木作業員としてのキャリアアップだけでなく、複数の森林を一括で管理することで業務の効率化を推進する「森林施業プランナー」や、林業に取り組む経営者を育成する「森林経営プランナー」など、様々なキャリアパスが用意されています。
現場技能者
森林プランナー
QUESTION 09
女性でも林業にチャレンジすることはできるの?
また、林業で活躍する女性の育成を目指すセミナーが開催されたり、女性の林業従事者同士で情報共有を行うことができるサービスが開発されるなど、女性の林業従事者を支援するために様々な取り組みが行われています。
林業業界の社会的
意義や今後の展望
そこで、業界全体の復興を目指して、様々な取り組みが行われており、林業業界の社会的意義や今後の展望について共感したり魅力に感じる方は、ぜひ林業に挑戦することをおすすめします。
VISION 01
持続可能な
森林の育成
持続可能な森林の育成は、林業業界が担うべき最も大切な使命の一つです。森林を育てるために苗木を植えたり、木に十分な日光を当てるために間伐作業を行っています。また、森林の専門家を中心に森林の管理方法や資源の利用方法の見直しが日々行われています。
VISION 02
グリーン経済の推進
グリーン経済とは環境にやさしい経済活動を行うことであり、現在、持続可能な社会を実現するための取り組みとして世界中で注目されています。日本の林業業界も、森林を適切に活用した生態系の保護や資源の有効活用、再生可能エネルギーの供給など様々な取り組みを通じてグリーン経済を推進しています。
VISION 03
技術革新による
働き方改革
近年の情報通信技術(ICT)の発展に伴い、林業業界にも新たな技術・働き方が導入されています。ドローンによって高所の作業をサポートしたり、人工知能やセンサー技術などが搭載された工具を用いることで作業の効率化・精緻化が期待されるだけでなく、より安全な働き方を実現することが可能です。
VISION 04
森林の
新たな価値の創造
森林の資源は、家具や建築資材以外にも幅広い用途で活用することが可能です。例えば、竹や薪炭などの林産物や、森林で採ることができる食物は豊富に存在します。また、近年ではキャンプ場の建設やエコツーリズムなどに森林は活用されています。森林の新たな価値を創造することで、林業業界の益々の発展を期待することができます。
OCCUPATION 01
主伐
「主伐」とは、植栽から数十年にわたり育てた木を収穫するために、まとめて伐採する作業のことです。森の循環においては、造林・育林・保育の集大成となります。
日本においては、戦後拡大造林した人工林が一斉に収穫時期を迎えています。伐採した木材は建築材や紙の原料の他、近年はバイオマス発電の燃料など、様々な用途に活用されます。
OCCUPATION 02
苗木の植付・
下刈り作業
豊かな森を維持するためには、苗木を植え、育てることが欠かせません。まずは植林予定地の雑草や下草を刈り取り、苗木を一本ずつ丁寧に「植え付け」ます。その後、苗木が雑草や低木に覆われて光や養分を奪われることがないように、定期的に「下刈り」を行います。
このような作業を通じて苗木は林業従事者の手で守られ、やがて健全な森林を形づくる大きな樹木へと成長していきます。
OCCUPATION 03
枝打ち・間伐作業
健全な森林を育てるためには、樹木の成長段階に応じた手入れが欠かせません。
苗木が成長してある程度の高さになった段階で「枝打ち」を行います。樹幹の下枝を切り落とすことで、節の少ない真っ直ぐな材を育てることができ、将来「無節材(むぶしざい)」として市場価値が高い木材へと成長していきます。
その後、森林が密になってきた段階で「間伐」を行います。木々の一部を計画的に伐採し、残った木に十分な光や養分を行き渡らせます。これにより風通しが良くなり、病害虫の発生を防ぐとともに、健全な森林環境を維持できます。
OCCUPATION 04
集材作業
伐木された樹木は、先端部の枝葉を除去した上で林道沿いの集積所まで運び出されます。その後、伐木された丸太の重さや大きさにあわせてグラップルやクレーンを使い、丸太をトラックに積み上げる「集材作業」が行われ、材木市場や製材業者のもとへ丸太が輸送されます。
丸太をスムーズに運ぶためには、他の作業者と協力して安全かつ効率よく作業することが求められます。皆で協力して円滑に丸太を運ぶことができた時には、大きな達成感を得ることができます。