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2024.06.06 移住情報

鳥取移住を検討する方へ|鳥取県の魅力と支援制度を紹介

日本海に面し中国山地に囲まれた鳥取県は、県を代表する「鳥取砂丘」や「漫画家の水木しげる」さんが有名です
他にも、豊かな自然やおいしい食材、伝統文化など魅力的なスポットもたくさん。

近年では、支援制度が充実しているとして、多くの方が鳥取県への移住を検討しています
なぜ、移住先として鳥取県を選択している方が多いのでしょうか?

本記事では、鳥取移住の魅力や市町村ごとの支援制度などを詳しくご紹介します。
鳥取県への移住を考える際の参考となりますので、最後まで読みすすめてくださいね。

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  • 目次
      1. 鳥取県の基本情報
         1.1鳥取県の基本情報
         1.2鳥取県移住支援ポータルサイト
      2. 鳥取県の市町村ごと移住支援
          2.1鳥取市
          2.2智頭町
          2.3琴浦町
          2.4日南町
      3. 鳥取県が人気の4つの理由
        3.1子育てしやすい環境
        3.2豊かな自然
        3.3生活費が安い
        3.4通勤時の気持ちが楽になる
      4. 鳥取県のデメリット|移住前にここに注意
        4.1交通の不便さ
        4.2就職や仕事の選択肢が少ない
      5. まとめ

1. 移住におすすめ|鳥取県の基本情報

まずは鳥取県の基本情報から見ていきましょう。

1.1. 鳥取の基本情報
都道府県名 鳥取県
所在地 中国地方 
人口 約54万人(2024年5月)
面積  約3507㎢
県庁所在地 鳥取市
隣接県 岡山県、兵庫県、広島県、島根県


出典:鳥取県の地図 | Map-It マップ・イット

鳥取県は山陰地方の東部に位置しています。鳥取県は、全国で最も人口が少なく、市の数も少ない県です

北は、日本海側に面し鳥取砂丘があり、南は中国地方最高峰の大山をはじめ、中国山地の山々が特徴です。比較的温暖な気候で、春から秋には好天に恵まれ、冬は降雪と四季を感じられます。また、台風などの自然災害も少なく気候に恵まれています。

1.2. 鳥取県移住のポータルサイト

鳥取県移住のポータルサイトはこちらです。
とっとり移住定住ポータルサイト ふるさと鳥取県定住機構(鳥取県) (tori-info.co.jp)

鳥取県では、移住希望者を積極的に支援するためにさまざまな制度が用意されています。

・移住前後に便利なサービスや企業の優待が受けられる「とっとり移住応援メンバーズカード」
・移住前に鳥取県を訪れる際の交通費や宿泊費を支援する制度
・お試し住宅の提供
・移住相談窓口の設置

詳しい内容を知りたい方は、ポータルサイトをチェックしましょう。

2. 鳥取県の市町村ごとの移住支援制度

鳥取県では、19ある市町村すべての地域で移住への支援制度を設けています。
ここでは、一部地域の支援内容を紹介します。

2.1. 鳥取市

しゃんしゃん祭り 引用:とっとり移住定住ポータルサイト

鳥取市は鳥取県の県庁所在地です。城下町としてさかえ、鳥取砂丘をはじめ豊かな自然に恵まれています。また、子育てや教育環境、医療機関も充実し、過ごしやすい都市です。

鳥取市では、移住定住促進のために、以下の支援制度を設けています。

鳥取市ふるさと移住支援金 東京圏から鳥取市へ移住し、補助要件を満たす方に対して、移住支援金を交付(詳しい要件あり)
UIJターン希望者無料相談 移住希望者に求人情報、就職相談を実施
UIJターン者住宅利用活用推進事業補助金 空き家バンク登録物件について移住後に改修や残置家財処分を実施する際の費用補助(上限40万円)
Uターン支援登録制度 ・登録者に「しごと」、「住まい」、「暮らし」などの最新情報の提供
・ふるさとでの新しいライフステージ支援補助金 県外から移住する⓵若者世帯(5万)または⓶子育て世帯(10万)に奨励金を交付
とっとりふるさと就農舎 農業を志す若者に対し、2年間の実践的研修をおこない、収納移住を支援
空き家情報の紹介
お試し住宅 移住希望者に短期間滞在の住宅提供

他にも、就業支援制度や医療・福祉支援制度・子育て支援制度も充実しています。詳しい要項など、一度確認ください。

参考: とっとり移住定住ポータルサイト ふるさと鳥取県定住機構(鳥取県) (tori-info.co.jp)
とっとりコネクト

2.2.智頭町

石谷家住宅(国指定重要文化財) 引用:とっとり移住定住ポータルサイト

鳥取県の東南部に位置する智頭町は、面積の93%が森林で自然に囲まれています。
智頭町内では、生後3か月から入園可能な園や3歳未満の保育料の無償化、小中学校の給食費や通学費の無償化など、子育て支援の充実も魅力です。

また、「智頭町複業協同組合」によるマルチフォレスターとして働く魅力を発信するなど、林業への就業支援などにも力を入れています。

「智頭町複業協同組合」の求人はこちら

智頭町では、以下の移住支援制度を設けています。

智頭町新生活応援補助金 婚姻後3年以内に智頭町に転入したものに応援金を交付(10万円うち5万は地域通貨)
智頭町UJIターン住宅支援事業 空き家の改修・購入に係る一部の補助(上限100万)、空き家の家財道具などの片づけにかかる費用の補助(上限20万)
智頭町定住促進対策事業(満45歳未満を対象) 住宅の新築・購入・改修に係る経費の一部を助成(上限100万)、賃貸物件の家賃補助(住宅家賃の1/2、上限1万/月)
智頭町地域の空き家を活用したまちづくり推進事業 1年以上利用がない空き家を改修する際に係る費用の一部の補助
空き家バンクの情報提供
お試し住宅の提供

また、ローン返済額の利子や元金を町が補助する「おせっかい奨学金」や就業支援制度、医療・福祉支援制度・子育て支援など豊富な支援制度が用意されています。詳しい内容は、ポータルサイトにてご確認ください。

▷参考:とっとり移住定住ポータルサイト ふるさと鳥取県定住機構(鳥取県) (tori-info.co.jp)
ちづ暮らし

2.3.琴浦町

波止のまつり 引用:とっとり移住定住ポータルサイト

琴浦町は、鳥取県の中央に位置しています。町内には海も山もあり、自然豊かな史跡や観光地、新鮮な食べ物が豊富です。
子育て・教育環境、福祉も充実しており、行政の支援だけでなく民間団体の「ポレポレな暮らし」という支援サポートがあるなど、地域・住民が積極的に移住者を受け入れる体制が整っています。

琴浦町での移住支援制度は、以下の内容です。

移住定住奨励金 空き家ナビに登録された空き家に入居された方へ最大40万を奨励金として支給
暮らそうコトウラ!新築奨励金 町内に戸建て住宅を新築または購入し、居住される方に最大200万を奨励金として支給
暮らそうコトウラ!空き家活用補助金 空き家ナビの物件を購入または貸借される方、また空き家ナビに物件登録される方に取得費用やリフォーム費用、家財撤去費用の一部を補助
琴浦でスタート!応援補助金 町内において新たに起業される方に対し、事業所の整備や設備などに係る費用の助成(最大100万)
琴浦町空き家ナビ
お試し住宅

また、就業支援制度や医療・福祉支援制度・子育て支援制度も充実しています。細かな要件などもあります。琴浦町の詳しい内容については、公式サイトにてご確認ください。

▷参考:とっとり移住定住ポータルサイト ふるさと鳥取県定住機構(鳥取県) (tori-info.co.jp)
移住定住IJU TEIZU

2.4.日南町

福万来ホタル 引用:とっとり移住定住ポータルサイト

日南町は、鳥取県の西部に位置し中国山地の真ん中にあります。日南町の面積のうち90%以上が森林で豊かな自然を育んでいます。高原地帯のため、夏でも朝夕は涼しくエアコンいらずで過ごしやすい地域です。

山林が、90%以上を占めているため農林業が盛んな地域です。日南町では、林業に従事したい方を対象にした「日南町立にちなん中国山地林業アカデミー」があるなど、日本の林業を支える担い手育成に取り組んでいる町でもあります。

日南町の移住支援制度には、以下の内容があります。

定住奨励金 定住意思のある町内に居住する新規学卒者、または転入した60歳未満の方が、町内または通勤可能な町外の事業所に就職して3年を経過したときに10万(配偶者には10万プラス、配偶者以外の世帯員数に応じて1人につき5万をプラス)を交付
住宅等補助金 空き家バンク登録物件の改修・取得をおこなった方に、事業費の一部を補助
家財道具等処分補助金 空き家バンク登録物件への入居が決まった方、または物件の所有者で、当該物件に残存する家財道具などの処分・運搬にかかる一部を補助(上限30万)
空き家情報活用制度(空き家バンク)
お試し住宅

日南町でも、終業支援制度や医療・福祉支援制度・子育て支援制度の取り組みがあります。要件などについては、公式サイトにてご確認ください。

▷参考: とっとり移住定住ポータルサイト ふるさと鳥取県定住機構 (tori-info.co.jp)
日南町ホームページ
▷参考記事:「日南町立にちなん中国山地林業アカデミー 紹介記事」導入予定

3. ここが人気!鳥取県が住みやすい4つの理由

ここでは鳥取県が、移住先として人気の理由を紹介します。

3.1. 子育てしやすい環境

鳥取県では平成22年から「子育て王国とっとり」の取り組みをおこなっています。広大な自然の中で、地域全体で子育てを支えることを目指しています。子育て世代が移住をするには、子育て支援の充実も大切なポイントですよね。

各自治体では子育て支援も充実しています。保育料の無償化や給食費の無償化など、各自治体で支援内容はさまざまです。

詳しくは、移住先候補のホームページを一度ご確認くださいね。

3.2. 豊かな自然

鳥取県は、日本海に面し中国山地の山々にも囲まれており自然豊かな土地です。
鳥取砂丘をはじめ、四季折々の景色を楽しめる観光地や新鮮な食材や温泉地など魅力的なスポットが多くあります。
また、「星取県」と名乗るほど、どの市町村からでも天の川や流れ星が見えます。

自然豊かな土地で生活することで、気持ちにゆとりのある生活につながるでしょう。

3.3. 生活費が安い

鳥取県では物価が安く、生活費が抑えられるのも魅力の1つです。固定費や家賃も低くなることから、都会で暮らしていた費用と同じ金額で、広い家に住める場合もあります。

移住支援も充実していますので、庭や畑付きの自宅など、希望の物件を購入できる可能性も高くなりますよ。

3.4. 生活の利便性

都会暮らしでは、満員電車での出勤や車の渋滞が多く、通勤時間が苦になるという方も多いですよね。
鳥取県では、公共交通機関の本数減少や時間短縮などが多くなっています。
そのため、自家用車での通勤がメインとなります。通勤時のストレスを感じることなく仕事に向かえるでしょう。

しかし、鳥取市や智頭町から大阪へのアクセスは、2時間から2時間半ほどかかりますが、アクセスしやすいです。都市部へのアクセスは、地域により大きく異なるのも理解しておくとよいでしょう。

4.鳥取県のデメリット|失敗しないための注意

支援豊かな環境で支援内容も充実している鳥取県ですが、移住する前に注意しておくべき点もあります。
ここでは以下の2つのデメリットをお伝えします。

4.1. 交通の不便さ

メリット面では、通勤へのストレス軽減としてあげましたが、公共交通機関の本数減少や時間短縮などが進んでいます
また、鳥取市から電車や車で大阪方面までは2時間半ほどかかります。

 

また、車は大人の人数分だけ必要になったり、冬にはスタッドレスタイヤにしたりと維持費や消耗品に費用がかかりそうです。

鳥取県での生活は、車での生活が中心となり不便さを感じる方もいるようです。

4.2. 就職先や仕事の選択肢が少ない

自然豊かな土地が魅力的ですが、大企業の支店や工場は他の都道府県に比べると少ないです。そのため、給与水準も低い傾向にあります。

給与や大きな会社に就職先重視という方よりも、「自然豊かな土地で生活していきたい」、「自然にかかわる仕事をしたい」といった方におすすめの地域といえそうです。

5.まとめ

鳥取県は、自然豊かな地域であり、移住支援や子育て支援など支援内容も充実しています。

移住を検討する際は、各市町村の支援制度を活用し、自分に合った移住先を見つけることが大事なポイントです。

鳥取県では、移住前からの支援内容も充実しています。気になる地域がありましたら、まずは移住前にも利用できる支援を活用して、地域の魅力を肌で感じてみましょう。
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