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2026.03.17 コラム

林業が有名な県はどこ?産出額・生産量・森林面積ランキングTOP5

林業が有名な県ってどこ?」と思ったことはありませんか?

実は、森林が多い県=林業が有名な県とは限りません

この記事では、林業産出額や木材生産生産量といった「林業の売上げ」を指標に、林業が有名な県を7つピックアップ。

農林水産省林野庁の令和4年〜令和6年データをもとに、林業が有名な県をランキング形式でご紹介します

【この記事でわかること】

  • 林業が有名な県一覧
  • 指標別ランキングTOP5
  • 林業が有名な県の特徴
  • 林業を始めたい人におすすめの県

林業が盛んな地域には、優良な林業会社が集まりやすい傾向があります。

求人数が多いほど自分にあう職場も見つけやすくなるので、林業に少しでも興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

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  • 目次
      1. 林業が有名な県7つ【早見表】
      2. 林業が有名な県ランキング【指標別】
        2-1|林業産出額ランキングTOP5
        2-2|木材生産産出額ランキングTOP5
      3. 森林や人工林が多い県ランキング
        3-1|森林面積ランキングTOP5
        3-2|人工林面積ランキングTOP5
        3-3|森林率ランキングTOP5
        3-4|人工林率ランキングTOP4
      4. 林業が盛んな県によくある特徴2つ
        4-1|山岳地帯で雨の頻度が理想的
        4-2|木材の流通・加工インフラが整っている
      5. 林業を始めたい人におすすめの県は?
      6. 林業が有名な県についてよくある質問
        6-1|林業が日本一盛んな県はどこ?
        6-2|森林が一番多い県はどこ?
        6-3|日本三大美林はどの県?
      7. まとめ|林業が有名な県は「長野県」と「北海道」が2トップ

林業が有名な県7つ【早見表】

林業 有名 県

林業が有名な県は、長野県、新潟県、北海道、宮崎県、岩手県、熊本県、大分県の7つです。

各県の令和6年実績をまとめたので「どの県がなにで有名なのか」を簡単にチェックしてみましょう。

1.長野県 林業産出額1位
2.新潟県 林業産出額2位
3.北海道 林業産出額3位
木材生産産出額1位
4.宮崎県 林業産出額4位
木材生産産出額2位
5.岩手県 林業産出額5位
木材生産産出額4位
6.熊本県 木材生産産出額3位
7.大分県 木材生産産出量5位

参考:農林水産省「令和6年林業産出額」林野庁「都道府県別森林率・人工林率(令和4年3月31日現在)」

次の見出しで、林業産出額・木材生産産出額ランキングTOP5をご紹介します。

林業が有名な県ランキング【指標別】

林業 有名な県 ランキング

林業が有名かどうかを測るひとつの指標となるのが「林業産出額」と「木材生産産出額」です。

これらは林業(または木材)の売上をあらわす指標で、数値が大きくなるほどその県で林業が盛んなことを示しています

以下でそれぞれの指標の特徴や、令和6年のランキングTOP5をみていきましょう。

林業産出額ランキングTOP5

林業産出額とは、簡単にいうと「林業全体の売上金額」のことです。

森林で伐採した丸太や、栽培きのこ類・山菜・木炭・薪など「林業に関わるすべての生産物の売上金額」を指します。

令和6年の都道府県別ランキングTOP5は以下のとおりです。

1位:長野県 659.4億円
(584.3億円が「栽培きのこ類」)
2位:新潟県 496.1億円
(484.8億円が「栽培きのこ類」)
3位:北海道 407.6億円
(319.0億円が「木材」)
4位:宮崎県 287.5億円
(235.0億円が「木材」)
5位:岩手県 185.3億円
(139.9億円が「木材」)

参考:農林水産省「令和6年林業産出額」

1位の長野県(659.4億円)は、日本全体の林業産出額の約14%を占めています。

木材よりも栽培きのこ類の生産に力を入れていて、2位の新潟県(496.1億円)も似たような特徴です。

一方、3位の北海道(407.6億円)・4位の宮崎県(287.5億円)・5位の岩手県(185.3億円)は、とくに木材の生産に力を入れているようです。

林業が盛んな県でも、稼ぎ頭となるジャンルが異なればメインの仕事内容はガラッと変わります。

林業の就職・転職先を探している場合は「どのような生産を主にしているか」も企業ページや求人ページなどでチェックしてみるとよいでしょう。

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木材生産産出額ランキングTOP5

木材生産産出額とは、林業産出額のなかでも「木材のみの売上金額」を指す指標です。

建築用材・合板用材・パルプ用材などの素材となる丸太のほかに、輸出丸太や燃料用チップなどもこれに含まれます。

令和6年の都道府県別ランキングTOP5は以下のとおりです。

1位:北海道 319.0億円
(前年比−8.7%)
2位:宮崎県 235.0億円
(前年比−3.6%)
3位:熊本県 140.4億円
(前年比−2.6%)
4位:岩手県 139.9億円
(前年比−5.9%)
5位:大分県 122.9億円
(前年比−9.4%)

参考:農林水産省「令和6年林業産出額」

木材生産産出額では、1位の北海道(319.0億円)が2位の宮崎県(235.0億円)に約80億円もの差をつけています。

3位の熊本県(140.4億円)・4位の岩手県(139.9億円)・5位の大分県(122.9億円)の木材生産産出額は約120億円〜140億円と、いずれもほぼ同水準です。

しかし前年比をみてみると、令和6年はいずれの県も約3%〜9%のマイナスです。

これは、日本の木材業界が「自国での木材生産」より「海外からの輸入」に頼っていることが原因のひとつといえるでしょう。

関連記事:世界の木材生産量ランキングTOP5!輸出量や輸入量もカテゴリー別に紹介

森林や人工林が多い県ランキング

森林が多い県 ランキング

ここでは、林野庁の令和4年データをもとに、森林の多さをあらわす森林面積・人工林面積・森林率・人工林率ランキングTOP5をみていきます。

先ほどの林業産出額・木材生産産出額ランキングには名前が挙がらなかった県もランクインしているので、その点も注目してご覧ください。

森林面積ランキングTOP5

森林面積とは、名前のとおり「その県にある森林の面積」をあらわす指標です。

令和4年の森林面積ランキングTOP5をみてみましょう。

1位:北海道 553万6,144ha
2位:岩手県 116万9,302ha
3位:長野県 106万6,951ha
4位:福島県 97万2,062ha
5位:岐阜県 86万1,169ha

参考:林野庁「都道府県別森林率・人工林率(令和4年3月31日現在)」

1位の北海道(約553万ha)は、2位の岩手県(約116万ha)の約4.7倍という圧倒的な森林面積を誇ります。

北海道だけで日本の森林面積の約22%を占めていると考えると、林業産出額3位・木材生産産出額1位の座に輝くのも頷けるでしょう。

しかし、それ以上に注目したいのが、林業産出額・木材生産産出額ランキングには名前がなかった「福島県(4位・約97万ha)」や「岐阜県(5位・約86万ヘクタール)」がここではランクインしている点です。

林業が盛んかどうかは「森林の多さ」だけで決まるのではなく「森林をどれだけ有効に活用しているか」が大きなポイントになることがわかります。

人工林面積ランキングTOP5

人工林とは「人の手で苗木を植えて、管理・育成してきた森林」のことです。

日本の森林の約40%は人工林で、自然の力で育つ天然林とは違って計画的な植林・伐採が必要になります。

令和4年の人工林面積ランキングTOP5は以下のとおりです。

1位:北海道 1,45万6,447ha
2位:岩手県 48万1,800ha
3位:長野県 44万2,927ha
4位:秋田県 40万6,591ha
5位:高知県 38万6,843ha

参考:林野庁「都道府県別森林率・人工林率(令和4年3月31日現在)」

先ほどの森林面積ランキングと同じく、1位〜3位には北海道・岩手県・長野県がランクイン。

一方で、4位と5位にはここまで名前が挙がらなかった「秋田県(約40万ha)」と「高知県(約38万ha)」が初めてランクインしています。

この2つの県では天然林に頼りすぎず、意図的に森林を増加・維持しようとしていることがデータから伝わってきます。

人の力で育てる人工林の多さは、木材生産の安定供給に直結する重要なポイントです。

人工林面積が広い県ほど「現場で働く林業従事者」の需要が高く、仕事の規模も大きい傾向があります。

森林率ランキングTOP5

森林率とは「都道府県の全体面積に対して、森林が占める割合」のことです。

数値が高いほど、その土地の大部分を森林が占めていることをあらわしています。

令和4年の森林率ランキングTOP5は以下のとおりです。

1位:高知県 84%
2位:岐阜県 81%
3位:長野県 79%
4位:山梨県 78%
5位:島根県 78%

参考:林野庁「都道府県別森林率・人工林率(令和4年3月31日現在)」

1位の高知県(84%)は県土のほとんどを森林が占めているという、全国的にみて圧倒的な森林率です。

2位の岐阜県(81%)や3位の長野県(79%)も、山岳地帯が豊富な地理的特性が順位にあらわれています。

森林率の全国平均は67%で、TOP5はいずれも78%超えです。

なかでも長野県は、林業産出額と人工林面積でもそれぞれ1位と3位にランクインしています。

森林の多さと林業の盛んさのバランスがよいため「林業で安定的に長く働きたい」と考える人に、長野県はぴったりの環境かもしれません。

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人工林率ランキングTOP4

人工林とは「都道府県の総森林面積に対して、人工林が占める割合」のことです。

数値が高いほど、その県の森林が木材生産のために管理されているものであることをあらわしています。

令和4年の人工林率ランキングTOP4は以下のとおりです。

1位:佐賀県 67%
2位:高知県 65%
3位:愛知県 64%
同率4位:三重県 62%
同率4位:熊本県 62%

参考:林野庁「都道府県別森林率・人工林率(令和4年3月31日現在)」

1位の佐賀県(67%)は、森林の3分の2以上が人工林です。

森林率は45%と低いものの、山岳地帯より平野部が多い特性を活かし、人工林を計画的に管理・活用していることがうかがえます。

また、2位の高知県(65%)は先ほどの森林率ランキングでも全国1位にランクインしていました。

人工林率の全国平均は40%で、TOP4はいずれも62%超えです。

いずれの県も、森林の半数以上を積極的に管理・活用していることがわかります。

林業が盛んな県によくある特徴2つ

林業が盛んな地域

これまでのランキングを整理すると、林業が盛んな県には以下2つの特徴があることがわかります。

  • 山岳地帯で雨の頻度が理想的
  • 木材の流通・加工インフラが整っている

これらの特徴がある県なら、現時点でランキングTOP5に入っていなくても「林業が盛んな県」の素質があるといえるでしょう。

それぞれの特徴を紹介します。

山岳地帯で雨の頻度が理想的

林業が盛んな県の特徴1つ目は「山岳地帯と雨の頻度が理想的」であることです。

山が多い県では森林がそのまま残っていることが多く、手付かずの森林はまさに “宝の山”。

上昇気流が発生しやすい山岳地帯は雨の頻度も多いため、年間を通じて十分な降水量が期待できます。

平野部のように農業や都市開発に利用されることも少ないため、きちんと管理・運用すれば林業産出額や木材生産産出額で上位にランクインしやすくなります。

木材の流通・加工インフラが整っている

林業が盛んな県の特徴2つ目は「木材の流通・加工インフラが整っている」ことです。

林業産出額や木材生産産出額の上位にランクインしている都道府県は、いずれも木材を市場に届けるための製材所・木材市場・運搬ルートなどが充実しています。

素材生産から加工・流通まで一貫して対応できるため、林業経営の安定性が高いのです。

林業への就職や転職を検討する際は、こうした「産業基盤が整っているか」もチェックしておくと、より長く安定して働ける職場をみつけやすいでしょう。

林業を始めたい人におすすめの県は?

林業 県 おすすめ

林業を始めたい人におすすめの県は、その人が「どのような仕事をしたいか(目的)」によって変わってきます。

目的別におすすめの県をまとめたので、自分に合う地域を絞り込む参考にしてみてください。

①重機を使った
現場仕事がしたい人
におすすめの都道府県

・北海道
・宮崎県
・熊本県

いずれも木材生産産出額がトップクラスで、重機を使った現場仕事がメインの職場が多い
②林業従事者の需要が
多い地域で働きたい人
におすすめの都道府県
・長野県
・秋田県
・高知県

いずれも人工林が多く、森林を管理する林業従事者の需要が高まっている
③地方移住をして
腰を据えて働きたい人
におすすめの都道府県
・高知県
・岐阜県
・長野県

いずれも森林率がトップクラスで、山岳地帯の特性を活かし産業基盤を整えている

ただし、これらはあくまでひとつの「目安」です。

実際の職場を探す際は、求人ページや企業ページなどに記載されている会社の規模(人数)・給与水準・研修制度・移住サポートの有無なども参考にしてみましょう

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林業が有名な県についてよくある質問

林業 有名 県

最後に、林業が有名な県についてよくある質問をご紹介します。

Q1. 林業が日本一盛んな県はどこ?

林業全体の売上げを示す「林業産出額」でみると、長野県が約659億円で全国1位です(※令和6年時点)。

ただし、長野県は産出額の大部分を栽培きのこ類が占めており、木材加工に絞った産出額では北海道が約319億円で全国1位となっています。

Q2. 森林が一番多い県はどこ?

森林面積がもっとも多い都道府県は「北海道」で、約553万haの森林規模を誇ります(※令和4年時点)。

しかし森林率でみると、高知県が84%でトップです。

面積の絶対値では北海道、森林率では高知県が日本一の「森林が多い都道府県」といえるでしょう。

Q3. 日本三大美林はどの県?

日本三大美林は、青森県(青森ヒバ)・秋田県(秋田スギ)・長野県(木曽ヒノキ)の3つです。

いずれも自然の力によって育まれた天然林で、高い品質と希少性から全国的に高い知名度を誇っています。

これとは別に、人の手で植えられた「日本三大人工美林」として、奈良県の吉野スギ・三重県の尾鷲ヒノキ・静岡県の天竜スギも有名です。

まとめ|林業が有名な県は「長野県」と「北海道」が2トップ

林業 有名 県

この記事では、林業が有名な県を産出額や森林面積などの観点からランキング形式で紹介しました。

最後に、各ランキング1位の都道府県をまとめます。

  • 林業産出額1位:長野県
  • 木材生産産出額1位:北海道
  • 森林面積1位:北海道
  • 人工林面積1位:北海道
  • 森林率1位:高知県
  • 人工林率1位:佐賀県

各都道府県ごとに林業の強みは異なるため、林業を始める目的に合わせて自分にぴったりの地域を探してみましょう。

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