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移住転職で年収はどう下がる?東京との違いや後悔しない転職ポイント4つを解説
「地方に移住をしたら、年収がガクっと下がるんじゃないか……」と考えていませんか?
年収はどれくらい下がるのか、生活水準を維持できるのか、将来のお金はどうなるのか……など、不安を挙げるとキリがないでしょう。
この記事では、公的な統計データをもとに「地方と東京のリアルな年収差」や「後悔しないための転職ポイント4つ」などを詳しく解説。
すぐに転職する予定がない方も、将来の選択肢に「移住転職」を加えられるよう、この記事で基礎知識を備えておきましょう。
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- 目次
- 移住転職で年収は下がる?理由や東京との違い
1-1|地方と東京の年収の違い
1-2|地方の年収が低くなりやすい理由
1-3|都道府県別の生活費(物価水準)の違い- 移住転職をして「よかった人」と「後悔した人」の違い
2-1|年収が下がっても満足している人の共通点
2-2|年収が下がると後悔しやすい人の共通点- 移住転職で後悔しないためのポイント4つ
3-1|移住転職の目的(年収・暮らし方)を明確にする
3-2|移住後の固定費を見直す
3-3|移住後の生活費をシミュレーションする
3-4|移住転職でも年収が下がりにくい仕事を選ぶ- 移住転職の年収についてよくある質問
4-1|移住転職で年収が下がると生活は苦しくなる?
4-2|地方(移住転職)でも高収入は狙える?
4-3|地方の仕事が見つからない!どう探せばいいの?- まとめ
移住転職で年収は下がる?理由や東京との違い

結論から言うと、地方の年収は東京より低い傾向があります。
まずは、地方と東京の年収や生活費の違い、地方の年収が低い理由についてみていきましょう。
地方と東京の年収の違い
エリアにもよりますが、地方と東京では100万円〜150万円ほどの年収差があります。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」のデータをもとに作成した、都道府県別の平均月給(および年収換算)ランキングをみてみましょう。
| 1位:東京 | 平均月給:40万3,700円 年収換算:484万4,400円 |
| 2位:関東地方 (茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川) |
平均月給:32万1,300円 年収換算:385万5,600円 |
| 3位:近畿地方 (大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、三重) |
平均月給:31万7,514円 年収換算:381万168円 |
| 4位:中部地方 (新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知) |
平均月給:30万1,944円 年収換算:362万3,328円 |
| 5位:中国地方 (鳥取、島根、岡山、広島、山口) |
平均月給:28万9,260円 年収換算:347万1,120円 |
| 6位:北海道 | 平均月給:28万8,500円 年収換算:346万2,000円 |
| 7位:四国 (香川、徳島、愛媛、高知) |
平均月給:28万6,250円 年収換算:343万5,000円 |
| 8位:九州・沖縄地方 (福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄) |
平均月給:27万8,875円 年収換算:334万6,500円 |
| 9位:東北地方 (青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島) |
平均月給:27万3,200円 年収換算:327万8,400円 |
※年収の換算方法:月給×12か月(賞与は企業により大幅に異なるため、ここでは月給ベースで計算しています)
ほかのエリアと比べて、東京はズバ抜けて年収が高く、もっとも低い東北地方とは約150万円もの差があります。
ただし、これはあくまで「額面」の話です。
家賃や物価などの生活費を考慮すると、実際に手元に残るお金は地方も東京もあまり変わらない可能性があります。
地方の年収が低くなりやすい理由
地方の年収が東京より低くなりやすい理由は、主に以下の3つがあります。
- 労働生産性が低い
- 会社の規模が小さい
- 仕事より働き手が余っている
理由① 労働生産性が低い
労働生産性とは「1時間でどれくらい稼げたか」「1人がどれくらい稼げたか」を示す指標のことです。
労働生産性が高い仕事は金融・IT・コンサルなどが挙げられ、多くの大企業が東京に本社を構えています。
しかし、地方にはこれらのような業種の求人が少なく、全体的に労働生産性が低い傾向があります。
労働生産性が低い業種は従業員の給料を減らさざるを得ないため、結果として年収が下がりやすくなってしまうのです。
理由② 会社の規模が小さい
会社の規模が小さいことも、地方の年収が下がりやすい理由のひとつです。
東京には大企業の本社が集中しており、地方には中小企業や個人経営のお店が多くなっています。
資金力がある大企業では給料を高めに設定できますが、中小企業や個人経営はそう簡単にはいきません。
地方には従業員数十人規模の会社も多く、給料アップには限界があります。
そのため、同じ業種でも東京と地方では年収差が生まれやすくなるのです。
理由③ 仕事より働き手が余っている
地方は東京に比べて、仕事の種類や求人数が少ない傾向があります。
働き手の人数が仕事の数を上回ると、企業は働き手を奪い合う必要がなくなります。
無理に給料を上げなくても従業員を確保できるため、地方は東京に比べて年収が下がりやすくなってしまうのです。
都道府県別の生活費(物価水準)の違い
年収が下がるデメリットはあるものの、地方には「生活費が安い」というメリットもあります。
総務省「消費者物価地域差指数ー小売物価統計調査(構造編)2024年(令和6年)結果ー」による、都道府県別の物価水準グラフをみてみましょう(※全国平均=100)。
物価水準が全国平均より高い地域は、東京、神奈川、北海道、山形、千葉、京都、宮城、埼玉、沖縄の9つのみです。
それ以外の38地域のほとんどは、物価水準が全国平均よりも低くなっています。
たとえ移住転職で年収が下がっても、生活費が下がれば実際の「暮らしの豊かさ」が損なわれることはほぼありません。
少ない年収でも満足な暮らしができれば、移住転職を後悔する可能性は低いでしょう。
移住転職をして「よかった人」と「後悔した人」の違い

ここでは、移住をして「よかった人」と「後悔した人」の違いを簡単にご紹介します。
どのような点を意識すれば移住を後悔しにくくなるのか、今後のための参考にしてみてください。
年収が下がっても満足している人の共通点
移住転職で年収が下がっても満足している人の共通点は、地方での暮らしに「年収以外の魅力を見出している」ことです。
具体的な魅力例は以下のとおり。
- のんびり暮らせるようになった
- 食べ物が新鮮で美味しい
- 広い家に住める
- 空気がきれい
- 通勤ラッシュから解放された
- 生活費が節約できた
年収が下がっても満足している人は、移住転職をして「精神的なゆとり」や「住環境の心地よさ」が生まれたことに魅力を感じている場合が多いです。
「生活費が節約できた」という声も多く、年収が下がっても暮らしの豊かさはさほど変わらないことがわかります。
年収が下がると後悔しやすい人の共通点
一方で、年収が下がると後悔しやすい人の共通点は「生活費や仕事の見通しが甘い傾向がある」ことです。
具体的には、以下のような現実に直面して「イメージと違う……」と後悔するケースがあります。
- 車がないと生活できない
- 娯楽が少ない
- 給与水準が低い
- 仕事が限られている
車の維持費にはガソリン代、保険料、車検代、駐車場代などが含まれ、年間で30万円〜50万円の出費が目安となります。
地方に転職をすると「車必須の生活」になるケースが多いため、転職を機に車を持つつもりでいたほうが安心でしょう。
また、地方は都市部より仕事の選択肢が少なく、希望の仕事に就けないことが懸念されます。
移住後も長く続けられる仕事に就くためには、移住前に「どのような仕事があるのか」「どれくらいの収入が見込めるのか」をリサーチして、イメージとのギャップを埋めておくことが大切です。
移住転職で後悔しないためのポイント4つ

移住転職で後悔しないためのポイントは、以下の4つがあります。
- 移住転職の目的(年収・暮らし方)を明確にする
- 移住後の固定費を見直す
- 移住後の生活費をシミュレーションする
- 移住転職でも年収が下がりにくい仕事を選ぶ
これら4つのポイントを頭の隅に入れておき、移住後の「こんなはずじゃなかった……」という後悔を防ぎましょう。
ポイント① 移住転職の目的(年収・暮らし方)を明確にする
移住転職で後悔しないためのポイント1つ目は「なぜ移住したいのか」「何を実現したいのか」の目的を明確にすることです。
目的を明確にすることで、必要な年収、選ぶべき仕事、住む場所などが自然と定まってきます。
移住転職の目的の具体例をいくつかみてみましょう。
| 地方でのんびり暮らしたい場合 |
必要な年収→生活が苦しくない程度でOK 選ぶべき仕事→残業が少なく、オン・オフがはっきりしている仕事 住む場所→自然が豊かな地域 |
| 子育て環境を優先したい場合 |
必要な年収→子育てシミュレーションのうえで余裕をもって設定 選ぶべき仕事→安定性のある公務員、士業、インフラ関連などの仕事 住む場所→学校や医療機関の有無などを重視 |
| 地方でバリバリ稼ぎたい場合 |
必要な年収→自分が理想とする年収 選ぶべき仕事→IT・Web系、士業、農林水産(独立)などの仕事 住む場所→利便性のよい地方都市 |
「年収〇〇万円以上」「通勤時間は30分以内」「週末にキャンプがしたい」など、具体的な条件を言語化しておくと、自分に合う仕事や移住先を選びやすくなります。
ポイント② 移住後の固定費を見直す
移住転職で後悔しないためのポイント2つ目は、移住後の固定費を見直すことです。
固定費は「毎月必ず発生する支出」のことで、たとえば以下のようなものがあります。
- 家賃
- 光熱費(電気・ガス・水道)
- 通信費(スマホ・Wi-Fi)
- 保険料(生命保険・医療保険など)
- 車の維持費(ガソリン・保険・駐車場代など)
- サブスク(動画配信・音楽配信など)
地方に移住をすると家賃は下がりますが、車の維持費が新たに発生することが多いです。
移住をする前に「絶対に欠かせない固定費」と「なくても困らない固定費」に分け、後者は節約のために解約しておくと、年収ダウンの影響を抑えられます。
ポイント③ 移住後の生活費をシミュレーションする
固定費の見直しとあわせて、移住後の生活費をシミュレーションしておくことも、移住に後悔しないための大切なポイントです。
生活費には以下のようなものがあります。
- 食費
- 医療費
- 教育費
- 交際費
- 娯楽費 など
移住前に気になる地域の物価水準を調べて、現在の状況と比較してみましょう。
先にシミュレーションしておくことで、移住後の暮らしが現実的に成り立つのかを確認できます。
「都道府県別の生活費(物価水準)の違い」で紹介した消費者物価地域差指数を参考にするのもよいですし、実際に現地を訪れて物価を肌で感じる方法も有効です。
ポイント④ 移住転職でも年収が下がりにくい仕事を選ぶ
移住転職で後悔しないためのポイント4つ目は、移住転職でも年収が下がりにくい仕事を選ぶことです。
「地方=低賃金」というイメージが強いですが、仕事選びを工夫すれば都市部と変わらない(あるいはそれ以上の)収入を得ることも不可能ではありません。
地方でも年収を維持しやすい仕事には、主に以下の3パターンがあります。
| ①都市部の企業に所属したまま働ける仕事 | ITエンジニア、Webデザイナー、Webライター、Webマーケターなど |
| ②資格や専門スキルが必要な仕事 | 医師、看護師、薬剤師、介護福祉士、建築士、施工管理技士、税理士など |
| ③地方での需要が高い仕事 | 農林水産業、観光業、宿泊業など |
IT・Web系の仕事は「東京の給与水準を保ちやすい」「場所を選ばず仕事ができる」点が魅力です。
現在の仕事を継続したい、フルリモートで働きたいといった希望がある人に向いています。
また、医師や税理士などの専門職は、人手不足が深刻な地方での需要が増加中。資格がある場合は好条件で迎えられるケースが多々あります。
さらに、農林水産業のような一次産業は、6次産業化に取り組むことで収入をグッと増やせる可能性もあります。
AIには代替できない将来性の高い仕事のため「地方で食いっぱぐれたくない」「最後の転職にしたい」と考える人におすすめです。
その特徴に当てはまる仕事の一つが「林業」
地方移住と相性がよい仕事の一つに「林業」があります。
林業を始める魅力やメリットには、主に以下のようなものが挙げられます。
- 地域や社会に貢献できる
- 専門スキルが身につく
- 健康的な生活が送れる
- 職場のストレスが少ない
林業は、単に木を切るだけでなく、豊かな森林資源を次の世代へとつないでいく社会的意義の大きい仕事です。
専門スキルを身につけることでキャリアアップや独立が視野に入り、将来的に安定した収入も期待できるでしょう。
さらに、近年はスマート林業の導入で安全性がぐっと高まり、未経験からでもチャレンジしやすい環境が整いつつあります。
移住転職で新たなキャリアに挑戦したい方は、林業専門求人サイト「RINDO」の求人ページをご覧になってみてください。
▶︎関連記事:【体験談】林業のやりがい&魅力を紹介!大変なことも4つ解説
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移住転職の年収についてよくある質問

最後に、移住転職の年収についてよくある質問をご紹介します。
Q1. 移住転職で年収が下がると生活は苦しくなる?
「年収が下がる=生活が苦しくなる」と考える人もいますが、必ずしもそうとは限りません。
たとえば、東京は年収が高い一方で住居費も高額なため、手元に残るお金は想像より少ないケースが多くなっています。
一方で、地方は年収が低くても生活費が安いため、実質的な経済的余裕は東京と変わらない(あるいは上回る)ことがあります。
年収が下がるのが不安な場合は、額面上の年収だけではなく「手取りー生活費=手元に残るお金」をシミュレーションしておきましょう。
手元に残るお金に満足できるようであれば、移住転職で年収が下がっても生活が苦しくなることはありません。
Q2. 地方(移住転職)でも高収入は狙える?
地方に移住転職をしても、以下のような働き方なら高収入を狙うことが可能です。
- 都市部の企業に所属したまま働く「リモートワーク」
- 専門スキルを活かし全国から仕事を受注する「Webフリーランス」
- 農林漁業者たちが自分で仕事を横展開する「6次産業化」
- 地方での本業+オンラインで稼ぐ「副業・複業」
向いている働き方は人により異なりますが、とくに注目したいのは「6次産業化」です。
6次産業化とは、生産(1次)だけでなく、自らが加工(2次)、販売(3次)までを一貫して手がけるビジネスモデルのこと。
自分で伐採した木材で家具や雑貨をつくり、ネット販売や直売所で販売するようなスタイルです。
ひらめきや工夫次第で収入の天井をなくせるため、地方ならではの「夢のある働き方」といえるでしょう。
Q3. 地方の仕事が見つからない!どう探せばいいの?
地方は仕事の選択肢が少ないため、都市部にいるときより幅広い方法でリサーチすることで理想の仕事を探しやすくなります。
まだの方は以下の方法で仕事を探してみましょう。
- 自治体ホームページ
- 移住ポータルサイト
- ハローワーク
- 求人サイト
- 就職支援相談窓口
- ふるさと回帰支援センター
移住を本格的に検討しているなら、自治体ホームページ、ハローワーク、就職支援相談窓口、ふるさと回帰支援センターなどの活用がおすすめ。
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一方で、移住後の仕事を気軽にリサーチする段階なら、求人サイトで気になる地域の求人をみてみるのがおすすめです。
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まとめ|移住転職は“年収”で諦めなくてOK

この記事では、移住転職で年収はどのように変わるのか、移住を後悔しないためのポイントなどについて解説しました。
最後に、記事の要点をおさらいしましょう。
- 移住転職で年収が下がる可能性はあるが、生活費も下がるため生活水準が落ちるとは限らない
- 移住に満足している人は、年収以外の「暮らしの豊かさ」に価値を感じている
- 後悔を避けるには「移住の目的」を明確にし、事前に「資金シミュレーション」をすることが大切
- 仕事選びや働き方次第で、地方でも安定した収入や高収入を目指すことは可能
自分にとって本当の豊かさとは何かを見つめ直し、しっかりと準備をすれば、地方への移住は決して怖いものではありません。
もっとも重要な「仕事選び」では、地方と相性がよいものを選び、年収と暮らしの豊かさのバランスを取るように心がけましょう。
林業という選択肢も、その中のひとつです。
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