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福岡移住を検討している方へ|暮らしの魅力・支援制度・おすすめエリア5選

福岡県は、英国モノクル誌の「世界で最も住みやすい25の都市ランキング(2022年)」で福岡市が22位に選ばれたほど、国内外から注目されるエリアです。
都市の利便性と自然の豊かさが両立する住みやすさ、全国トップレベルのグルメや便利な交通アクセスに惹かれる人も多いでしょう。
この記事では、福岡移住を考えている方のために、暮らしの魅力や支援制度、そしておすすめエリアをまとめて紹介します。
福岡県での新しい生活を具体的にイメージしていただけるよう、最後までご覧ください。
※目次から読みたい見出しにスキップできます。
- 目次
- 福岡移住について
1-1|福岡県の基本情報
1-2|福岡県の移住ポータルサイト
1-3|福岡県の移住支援制度- 福岡移住でおすすめエリア5選
2-1|福岡市
2-2|北九州市
2-3|飯塚市
2-4|糸島市
2-5|大牟田市- 福岡移住のメリット|住みやすい5つの理由
3-1|都市と自然のほどよいバランス
3-2|全国トップレベルのグルメ
3-3|コンパクトさと便利な交通網
3-4|充実した子育て・教育環境
3-5|温かい人間関係と地域文化- 福岡移住のデメリット|移住前に注意する3つの点
4-1|賃金と物価・家賃のギャップ
4-2|交通事情と車の必要性
4-3|夏の暑さと湿気- 福岡県移住者の声
- 福岡移住に関するよくある質問
6-1|福岡県の移住支援制度には、どんなものがありますか?
6-2|交通の利便性が高い福岡ですが、車は必要ですか?
6-3|福岡での暮らしは、東京や大阪と比べて生活費を抑えられますか?- まとめ
1.福岡移住について
まずは、福岡県がどんな場所なのか、移住を後押ししてくれるサポート体制について見ていきましょう。
1.1.福岡県の基本情報
福岡県の人口、隣接県などの基本情報は、次のとおりです。
都道府県名 | 福岡県 |
所在地 | 九州地方 |
県庁所在地 | 福岡市 |
人口 | 約509万人(2025年8月時点) |
面積 | 約4,988㎢ |
隣接県 | 佐賀県・大分県・熊本県・山口県 |
福岡県は九州北部に位置し、九州地方の政治、経済、文化の中心地です。三方を海に囲まれ、筑後川や遠賀川といった豊かな自然に恵まれています。
主要な産業は、自動車や半導体などの先端産業ですが、農業や漁業、畜産も盛んにおこなわれています。いちごの「あまおう」や「博多地鶏」といった特産品は、全国的に有名です。
博多ラーメンやもつ鍋、博多ラーメンやもつ鍋などのグルメや、「博多祇園山笠」に代表される活気ある祭り文化も福岡県の魅力です。
さらに、古くからアジアとの交流の窓口として栄え、現在もその地理的特性を活かし発展を続けています。
温暖な気候で過ごしやすいですが、冬には大陸からの寒気の影響を受ける場合もあります。
1.2.福岡県の移住ポータルサイト
福岡県への移住に関する情報は、福岡県移住・定住ポータルサイト「福がお~かくらし」の利用が便利です。
サイト内では、以下の内容が分かります。
- 福岡県や各市町村の魅力・特色
- 移住支援制度や移住ステップ
- 県内の仕事情報(就職・就農・起業)
- 先輩移住者の体験談やインタビュー
- 移住相談会やイベント情報
- 住まい(空き家バンク、賃貸、中古・土地など)情報 など
福岡移住をイメージしやすい情報が網羅されていますので、定期的にチェックして情報収集を進めましょう。
東京と福岡には、移住相談の専門窓口「ふくおかよかとこ移住相談センター」が開設されています。オンライン窓口でも相談可能です。
福岡での暮らしや住まいについて、専門の相談員がサポートしてくれますので、気軽に相談してみましょう。
1.3.福岡県の移住支援制度
福岡県では、移住者をサポートするためにさまざまな支援制度を用意しています。
代表的なものが、移住支援金制度です。
【福岡県移住支援事業】
対象者 |
三大都市圏から福岡県内へ移住し就業や起業などをする方 |
支援金額 | 単身:60万円 世帯:100万円 18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合の加算:上限100万円/人(市町村によって異なる) |
福岡県の公式ホームページにある『福岡県へ移住を考えている方へ!移住支援金を活用し、福岡県で働きませんか?』というページで、詳しく掲載されています。こちらもご覧ください。
県内の各市町村では住宅取得補助や子育て支援などを設けています。
支給金額や要件、申請期間は市町村によって異なるため、詳細な条件は県の公式ホームページやポータルサイト「福がお~かくらし」、各市町村の窓口でご確認ください。
▶福岡県移住・定住ポータルサイト「福がお~かくらし」
▶福岡県の公式ホームページ
2.福岡移住でおすすめエリア5選
福岡県は、地域ごとに雰囲気が大きく異なります。ここでは、移住希望者へおすすめのエリアを5つ紹介します。
それぞれの魅力や移住・子育て支援について解説します。
2.1.福岡市
約160万人が暮らす、九州最大の都市です。交通の利便性が高く、福岡空港が市街地から地下鉄で約5分と、コンパクトな都市構造が魅力。
天神・博多エリアは、商業施設やオフィスビルが集まり、仕事や買い物の利便性は抜群。賑わいもあります。
一方、海や山も近く、都市の利便性と豊かな自然のバランスがとれた地域です。
福岡市の移住・子育て支援は、主に以下のとおりです。
- 住宅改造助成
- 空き家バンク
- 空き家活用補助
- 新規創業促進補助
- 商店街空き店舗情報提供
- 農業インターンシップ
- 第3子優遇事業
- 保育料の減額(3歳未満児)
- 医療費助成(中学校3年生までを対象) など
2025年時点で、福岡市は移住支援金の対象外なので注意しましょう。
都市での生活を送りながら、休日は自然の中でリフレッシュしたい方や、交通の利便性を重視する方におすすめです。
▶福岡県移住・定住ポータルサイト「福がお~かくらし」
2.2.北九州市
福岡県北部に位置する、約92万人が暮らす市です。明治時代から日本の近代化を支えた「ものづくりのまち」として栄えました。
市内には小倉駅を中心に大型商業施設や飲食店が集まっており、交通の要衝としても機能しています。
病院や診療所の数が多く、過去12年連続で待機児童ゼロを記録しました。
自然も豊かで、皿倉山や高塔山公園などの夜景は、「新日本三大夜景」に選ばれています。
北九州市の主な移住・子育て支援は下のとおりです。
- 移住支援金:18歳未満の子どもがいる世帯に1人目100万円・2人目50万円・3人目30万円加算
- U・Iターン就職支援制度
- 商店街空き店舗活用事業
- 農業者育成研修・補助
- 空き家バンク
- お試し暮らし
- 定住・移住推進事業:持ち家・賃貸(子育て・新生活)・社宅
- 空き家リノベーション費用補助
- 高校卒業までの医療費助成
- 子ども医療費支給(18歳まで)
歴史的な街並みや文化に興味がある方や、ものづくりに携わる仕事をしたい方におすすめです。
▶福岡県移住・定住ポータルサイト「福がお~かくらし」
2.3.飯塚市
飯塚市は福岡県のほぼ中央に位置し、人口12万人が暮らす市です。
山と川に囲まれた自然豊かな環境に恵まれています。かつては炭鉱のまちとして栄え、その歴史と文化を受け継ぎながら、現在は先進的な取り組みで注目を集めています。
福岡県の中心に位置する飯塚市は、福岡市や北九州市などへアクセス良好です。
飯塚市は「教育先進地域」として知られ、小学6年生を対象としたオンライン英会話や、タブレットパソコンの活用など、先進的な教育環境を整備しています。
飯塚市の主な移住・子育て支援は下のとおりです。
- 移住支援金:18歳未満の子どもがいる世帯に1人100万円加算
- 筑豊地域外からの移住者住宅取得奨励金
- 戸建て中古住宅取得・改修補助
- 新規就農者研修・機械購入・農地賃借料等支援
- 子ども医療費支給(通院通学3年生まで・入院18歳まで)
- 第2子以降の保育料無償化
- 返還免除型奨学金 など
歴史と文化が息づくまちで、質の高い教育や手厚い支援を受けながら、落ち着いた暮らしをしたい方に向いている地域です。
▶福岡県移住・定住ポータルサイト「福がお~かくらし」
2.4.糸島市
福岡県の最西部に位置し、福岡市の西部に隣接する、約10万人が暮らす自然豊かな市です。
美しい海岸線や田園風景が広がり、おしゃれなカフェや雑貨店が多く、若い世代にも人気があります。
農業・漁業・畜産業が盛んで、糸島の農畜産品や海産物は、安全・安心な新鮮な食材として「糸島ブランド」として定着。
福岡市へのアクセスもよく通勤・通学も可能なので、自然の中で子育てをしたいファミリー層
にも選ばれています。
糸島市の主な移住・子育て支援は、以下のとおりです。
- 就業・就農・創業・テレワーク相談
- 空き家バンク
- 保育料補助
- 中学3年生までの医療費助成 など
糸島市も2025年時点では、移住支援金の対象外地域ですので、注意しましょう。
都会から少し離れ、海や山に囲まれた自然の中で暮らしたい方や、おしゃれなカフェ巡りが好きな方におすすめです。
▶福岡県移住・定住ポータルサイト「福がお~かくらし」
▶定住促進サイト「きっと満足 糸島生活」
2.5.大牟田市
福岡県の最南端に位置し、約11万人が暮らす都市です。大牟田市も炭鉱のまちとして栄え、現在もレトロな街並みが残っています。
熊本県に隣接しており、九州新幹線で博多駅まで約50分、熊本駅まで約20分と、主要都市へのアクセスも良好です。
物価や家賃が比較的安く、生活コストを抑えたい方に向いています。
大牟田市の主な移住・子育て支援は、以下のとおりです。
- 移住支援金:三大都市圏からの移住で18歳未満の子ども1人あたり1人目100万円・2人目50万円・3人目30万円加算
- お試し居住
- UIJターン若者就職奨励:家賃補助
- 就職・就農・創業・起業支援
- 空き店舗改修工事補助
- 縁結び支援:婚活イベント
- 保育料の軽減
- 中学生までの医療費助成
- 奨学金の返済支援:最大30万円 など
生活コストを抑えて暮らしたい方や、レトロな街並みに魅力を感じる方に適している地域です。
▶福岡県移住・定住ポータルサイト「福がお~かくらし」
3.福岡移住のメリット|住みやすい5つの理由
福岡移住のメリットは、主に都市と自然のほどよいバランス、全国トップレベルのグルメ、コンパクトさと便利な交通網、充実した子育て・教育環境、温かい人間関係と地域文化です。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
3.1.都市と自然のほどよいバランス
福岡県は、都会の利便性と豊かな自然が共存しているのが大きな魅力です。
都市部から少し足を伸ばせば、海や山、川といった多様な自然があり、季節ごとのレジャーを手軽に楽しめます。
県内には10か所以上の海水浴場が整備されており、気軽にビーチライフを満喫できます。また、ハイキングやキャンプに適した緑豊かな山々や、温泉地も点在しているため、週末のリフレッシュに遠出する必要はありません。
日々の暮らしの中で、都市と自然の両方の魅力を享受できるのが福岡の大きなメリットです。
3.2.全国トップレベルのグルメ
福岡県は、新鮮な海の幸や山の幸に恵まれた「食の宝庫」として知られています。
玄界灘や有明海といった多様な海に囲まれ、とれたての魚介類を味わえます。天然ふぐの漁獲量は、全国トップクラスです。
いちごの「あまおう」やいちじくの「とよみつひめ」など、さまざまな果樹栽培が盛んで、フルーツ狩りも楽しめます。
博多ラーメンやもつ鍋、水炊きといったご当地グルメも豊富です。屋台文化は全国的にも有名で、屋台では、地元の温かい雰囲気の中で、店主や隣り合った人々との交流が生まれるでしょう。
3.3. コンパクトさと便利な交通網
福岡のまちは、中心部がコンパクトにまとまり、地下鉄やバス、JR、西鉄などの公共交通機関が充実しています。そのため、車がなくても快適に移動でき、通勤・通学のストレスが少ないのも大きなメリットです。
福岡空港は市街地に近く、博多駅から地下鉄でわずか5分というアクセス抜群の立地で、全国的にも珍しい特徴です。
また、博多港からは韓国の釜山へ定期航路が就航しており、国内外への移動拠点としての役割も担っています。
この優れた交通網は、英国の「モノクル」誌による「世界で最も住みやすい25の都市」に選ばれた理由の一つでもあります。
東京や大阪に比べて地価や物価が低いことも、ゆとりのある生活を送れる魅力です。
3.4.充実した子育て・教育環境
福岡県は、子育て支援に力を入れており、地域全体で子育てを応援する体制が整っています。
待機児童の解消に積極的に取り組んでいるほか、福岡県は大学数・学生数は九州でも上位の規模です。
自治体によっては医療費助成や保育料の補助といった経済的なサポートも充実しています。
医療環境も整っており、病院数・医師数ともに充実。小児専門の病院やドクターヘリを備えた高度救命救急センターなど、質の高い医療を受けられるため、安心して子どもを育てられます。
豊かな自然と都会の利便性を兼ね備えた環境は、子どもの健やかな成長をサポートしてくれるでしょう。
3.5.温かい人間関係と地域文化
福岡の人は「人懐っこい」「親しみやすい」と言われることが多く、温かい雰囲気があります。そのため、移住者でもすぐに地域に馴染み、新たな人間関係を築きやすいでしょう。
「博多祇園山笠」や「博多どんたく」をはじめ、地域に根ざした伝統的な祭りが盛んに開催されています。これらの祭りは地元住民だけでなく、多くの観光客で賑わい、地域の人々との交流を深める絶好の機会となっています。
さらに、福岡県は文化やスポーツも盛んです。日本有数の音響設備を誇る本格的なコンサートホールや、アジアとの交流をテーマにした九州国立博物館など、多様な文化施設があります
学問の神様として知られる太宰府天満宮も、多くの参拝客で賑わいを見せる名所です。
プロ野球チームをはじめ、サッカーやバスケットボール、ラグビーのプロチームがあり、大相撲も開催されるなど、さまざまなスポーツ観戦を楽しめます。
活気ある祭りや文化、スポーツを通して、福岡ならではの暮らしを存分に感じられるでしょう。
4.福岡移住のデメリット|移住前に注意する3つの点
福岡での暮らしには魅力が多くありますが、実際に移住する前に知っておくべきデメリットもあります。
福岡県への移住で注意したい点はおもに以下の点です。
- 賃金と物価・家賃のギャップ
- 交通事情と車の必要性
- 夏の暑さと湿気
移住前に理解しておくことでギャップを減らせますので、しっかり見ていきましょう。
4.1.賃金と物価・家賃のギャップ
福岡は「住みやすいまち」として人気が高く、その魅力の一つに「物価の安さ」が挙げられることがありますが、近年ではその構図が変化しつつあります。
東京や大阪などの大都市圏に比べると、賃金水準が低い傾向にあります。専門職や高収入を期待する職種の場合、求人数が限られていたり、希望する給与額に届かないケースが少なくありません。
一方で、人口増加や再開発の影響により、中心部を中心に家賃や不動産価格は上昇傾向にあります。さらに、観光客の増加に伴い、ホテルや飲食店の料金が値上がりするなど、物価も徐々に上がってきています。
賃金は低い一方で、物価・家賃は上がっているというギャップが、生活コストの負担となる恐れもあるでしょう。
4.2.交通事情と車の必要性
福岡市はコンパクトなまちとしてメリットがありますが、交通事情にはいくつかの注意点があります。
通勤・通学時間帯は、地下鉄やバスがかなり混雑します。博多駅や天神駅といった主要駅周辺では、朝夕のラッシュ時には覚悟が必要です。
福岡市や北九州市などの中心部から少し離れると、車がほぼ必須となります。買い物や子どもの送り迎えなど、日常生活の利便性を考えると車なしでは不便に感じる場面が多くなるでしょう。
地域によっては、移住前に運転免許の取得や車の購入を検討しておくと安心です。
4.3.夏の暑さと湿気
福岡の気候は比較的温暖なイメージがありますが、夏は気温が高く湿気も多いため、蒸し暑く感じられます。
夏の暑さと湿気は、移住者がギャップを感じやすい点の一つです。
盆地や内陸部の地域では、熱中症対策が欠かせません。冬は比較的温暖ですが、夏は冷房費や光熱費が膨らむ傾向にあるため、事前に生活コストを計画しておきましょう。
福岡県は比較的災害が少ない地域とされていますが、近年は集中豪雨なども発生しています。
移住先の地域のハザードマップを事前に確認し、災害への備えをしておきましょう。
5.福岡県移住者の声
「福がお~かくらし」より、実際に福岡県へ移住された方の声を集めてみました。
毎年日本を訪れ、新潟から西表島までいろいろな場所を旅しました。ある時、九州を訪ねたら美しい自然の風景や独自の文化に一目ぼれ!日本に住むなら九州だと思うようになったんです。(中略)
福岡は人が温かく、とても住みやすい街。都会すぎる場所が苦手な私にはぴったりです。特に不便を感じることはありません。
(福がお~かくらし移住者インタビューより「フランスからIターン」した方より抜粋)大好きな地元に「いつか帰ろう」という思いがあったので、仕事が一区切りついたところで会社を辞め、九州に帰ることにしました。(中略)
それまで大牟田に来たことはほとんどありませんでした。面接のときに担当者の方が案内をしてくださったのですが、至る所に歴史があり、それを楽しそうに説明してくれる市の方をみて「大牟田っていい街だな」と思いました。
(福がお~かくらし移住者インタビューより「大牟田市へのJターン」地域おこし協力隊で活躍するかたより抜粋)
「福がお~かくらし」では、「移住者インタビュー」だけでなく「地域おこし協力隊」の活動紹介や「移住体験ブログ」などのも閲覧可能です。
先輩たちの声を参考にして、実際の生活を想像してみてくださいね。
6. 福岡移住に関するよくある質問
福岡県への移住を検討する際の、よくある質問をまとめました。
6.1. 福岡県の移住支援制度には、どんなものがありますか?
福岡県では、移住者向けのさまざまな支援制度を用意しています。
その代表例が「福岡県移住支援事業」です。三大都市圏から福岡県に移住し、就業や起業をする方に対して、単身で最大60万円、世帯で最大100万円の移住支援金が支給される制度です。さらに、18歳未満の子どもを帯同する場合は、1人あたり最大100万円が加算対象となります。また、各市町村でも独自の住宅取得補助や子育て支援制度を設けていますので、詳しくは、県の移住・定住ポータルサイト「福がお~かくらし」や、各市町村の窓口でご確認ください。
6.2.交通の利便性が高い福岡ですが、車は必要ですか?
福岡市や北九州市といった中心部では、地下鉄やバスなどの公共交通機関が発達しているため、車がなくても快適に生活できます。
とくに、福岡市はコンパクトにまとまっており、福岡空港も市街地から地下鉄で約5分と、公共交通の利便性が非常に高いのが特徴です。しかし、中心部から少し離れた地域では、日々の買い物や通勤、子どもの送り迎えなどを考えると、車がほぼ必須となります。
移住を検討している地域の交通事情を事前に調べておくことをおすすめします。
6.3. 福岡での暮らしは、東京や大阪と比べて生活費を抑えられますか?
一般的に、福岡は東京や大阪と比べて物価や家賃が低い傾向にあり、生活費を抑えやすいと言われています。しかし、近年は人口増加や再開発の影響で、中心部の家賃や不動産価格は上昇傾向にあります。
東京や大阪に比べて賃金水準が低い傾向もあるため、「賃金は低いが、物価・家賃は上がっている」というギャップに注意が必要です。生活コストを抑えたい場合は、中心部から少し離れた地域を検討するのも一つの方法です。
7.まとめ
福岡県は、都市の利便性と豊かな自然と食文化、温かい人々に恵まれた魅力的な場所です。
一方で、移住を検討する際は、賃金が物価や家賃の上昇に追いついていない可能性があること、中心部を離れると車が必要になること、夏の暑さと湿気など、いくつかの注意点も理解しておくことが大切です。
福岡県は、移住支援金制度や子育て支援制度も充実しており、あなたのライフスタイルに合った移住先がきっと見つかるでしょう。
この記事をお読みいただき、少しでも福岡県に興味を持っていただけたら幸いです。