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森づくりの司令塔!森林施業プランナーとは?仕事内容や資格取得について詳しく紹介

森林の適切な管理・活用が求められる現代において、「森林施業プランナー」という資格が注目を集めています。森林を持続的に活かしていくためには、地域の林業経営体や森林所有者、行政など、多様な関係者との連携を図りながら、合理的かつ実行可能な森林整備の計画を立案・推進していく専門家が必要です。森林施業プランナーは、まさにその役割を担う存在です!
この記事では、森林施業プランナーとは何か、具体的な仕事内容や求められるスキル、資格取得の方法、そして将来性について、詳しく紹介します。
森林施業プランナーを目指している方も、森林施業プランナーを初めて聞いた方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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- 目次
森林施業プランナーとは?
1-1|地域の森林を”見える化”し、持続可能な森づくりを支える専門家
1-2|国家戦略にも位置付けられた重要職種!?森林施業プランナーの仕事内容
2-1|森林の現地調査・データ収集
2-2|森林施業の計画作成
2-3|関係者との調整・合意形成
2-4|行政手続きや補助金申請の支援
2-5|現場での進行管理・アドバイス- 森林施業プランナーの活躍の場
3-1|森林組合
3-2|民間林業会社
3-3|地域森林経営推進機構
3-4|自治体・行政
3-5|新たな広がり
- 資格取得までの流れ
4-1|受講申請
4-2|講習の受講
4-3|試験
4-4|認定
- 森林施業プランナーに求められるスキル
- 森林施業プランナーの展望
- まとめ
森林施業プランナーとは?

画像提供:日吉町森林組合様
①地域の森林を“見える化”し、持続可能な森づくりを支える専門家
森林施業プランナーとは、森林の整備や活用に関する計画(森林施業のプラン)を立案し、森林所有者や林業経営者と共にそれを実行していく専門家です。森林の状態や地形、樹種構成といった自然条件だけでなく、地域の林業事情や所有者の意向も踏まえながら、最適な施業(伐採・間伐・造林など)を設計し、その実行に向けた調整や助言も担います。
特に近年は、所有者不明や高齢化により管理が行き届かない森林が増えていることから、森林を面的にまとめて効率的に施業する「集約化施業」が重要視されています。そうした中で、施業の内容や計画を所有者と共有しながら実施に結びつけていく「施業の見える化」「森林の面的管理」の要として、森林施業プランナーの存在感が高まっています。
②国家戦略にも位置付けられた重要職種!?
森林施業プランナーは、国の林業政策の中でも重要な位置を占めています。日本政府は、木材自給率を50%以上に引き上げることを目指し、「森林・林業再生プラン」を平成23年度から国家戦略プロジェクトとしてスタートさせました。その中で、森林施業プランナーは「提案型集約化施業を推進する技術者」として明確に位置づけられており、地域の林業事業体(森林組合など)において森林施業プランナーを育成・活用することが、持続可能な森林経営の基盤づくりとして極めて重要とされています。
国家戦略にも位置付けられた重要職種である「森林施業プランナー」の具体的な仕事内容について見ていきましょう。
森林施業プランナーの仕事内容
森林施業プランナーの仕事内容は多岐にわたりますが、大きく以下のような役割に分けることができます。
- 森林の現地調査・データ収集
- 森林施業の計画作成
- 関係者との調整・合意形成
- 行政手続きや補助金申請の支援
- 現場での進行管理・アドバイス
下記では、それぞれの具体的な仕事内容をみていきましょう。
①森林の現地調査・データ収集
森林施業プランナーの仕事は、まず「森を知ること」から始まります。対象となる森林に足を運び、地形や土壌の状態、樹種の構成、樹齢(林齢)、過去の施業履歴など、森林の現況を丹念に調査します。これにより、その森林がどのような資源的価値を持ち、どのような整備が必要かを把握することができます。
最近では、GIS(地理情報システム)や航空レーザー測量データ、ドローン空撮などを活用することで、より精度の高い空間情報や資源データを短時間で取得できるようになっています。これらのデジタルツールを使いこなすことも、現代の森林施業プランナーには欠かせないスキルの一つとなっています。
②森林施業の計画作成
調査をもとに、森林の長期的な整備方針を「見える化」する森林経営計画を作成します。この計画では、「どの森林を・いつ・どのように整備するか」といった内容を、地域の森林整備方針(市町村森林整備計画)やゾーニング、所有者の意向などに基づいて立案します。
具体的には、
-
伐採や間伐、作業道整備の実施時期と場所の設定
-
再造林や下刈りといった更新作業の計画
-
森林機能(木材生産・水源涵養・災害防止など)との整合性
などを盛り込み、5年〜10年程度の中長期的な視点で、無理のない施業のスケジュールを設計します。
加えて、所有者ごと・作業団地ごとに「施業提案書」を作成し、どのような作業をどれだけの費用・収入で実施するかを明示します。これにより、所有者は自身の森林がどのように整備されるかを具体的に理解することができ、納得のうえで施業を委託できるようになります。
③関係者との調整・合意形成
森林施業プランナーの最も重要な役割の一つが、所有者との対話と信頼関係の構築です。特に集約化施業の場合、隣接する複数の所有者から同意を得る必要があり、森林施業プランナーは合意形成の“調整役”としての役割を果たします。
所有者によっては「先祖代々の山を勝手に触られたくない」「林業の知識がないから不安」といった思いを抱えている場合もあります。そうした気持ちに丁寧に寄り添いながら、施業の必要性やメリット、補助制度などについてわかりやすく説明し、納得してもらえるよう努めます。
また、施業を実施する際には、市町村、森林組合、林業会社、行政(森林経営管理制度等)との連携も必要不可欠です。森林施業プランナーは、現場と制度、所有者と実務者を橋渡しする調整者として、あらゆる立場の人と信頼関係を築いていきます。
④行政手続きや補助金申請の支援
森林の施業には、多くの法的手続きや申請業務が伴います。森林施業プランナーは、所有者に代わってこれらの複雑な事務手続きも支援します。
例えば、
-
森林経営計画の認定申請書類の作成・提出
-
補助金・交付金(例:森林整備加速化・林業再生事業など)の活用サポート
-
市町村や県との協議調整
-
森林環境譲与税を活用した施業との整合性チェック
など、所有者自身では対応が難しい行政手続きも、森林施業プランナーが代理・補助することで、スムーズな施業実施が可能になります。施業の実行可能性を高め、所有者の負担を減らすうえで、こうした支援は極めて重要です。
⑤現場での進行管理・アドバイス
施業計画が承認され、所有者の同意も得られれば、いよいよ実施段階に入ります。ここでも森林施業プランナーは、現場での技術的な調整役として重要な役割を担います。
例えば、
-
伐採範囲のマーキング
-
作業道のルートや施工方法の指示
-
作業安全・効率性・環境保全の観点からの監督
-
現場職員や作業班との打ち合わせ・連携
など、現場における細かな判断やトラブル対応が求められる場面も少なくありません。
また、施業終了後には、森林所有者や行政への報告書作成、施業結果の評価といった業務も担当します。これにより、計画と実施のズレを検証し、次の施業につなげることができます。
以上のように、森林施業プランナーの仕事は、単に計画を立てるだけでなく、森林の現地調査から施業提案、関係者調整、現場監督、行政手続きに至るまで、森づくりの全工程に関与する「森づくりの司令塔」とも言える職種です。専門知識だけでなく、コミュニケーション能力や柔軟な対応力も問われる、やりがいのある仕事です。次では、森林施業プランナーが実際にどのような場所で働いているか見ていきましょう。
森林施業プランナーの活躍の場
ここからは、森林施業プランナーが活躍している主な5つの現場をご紹介します。
森林施業プランナーの専門的な知識と高い調整力は多方面で評価されており、全国のさまざまなフィールドでその活躍の場が広がっています。以下では、具体的な就業先や職場の特徴を通して、森林施業プランナーの役割の多様さについて見ていきましょう。
①森林組合
全国の市町村には、森林所有者の支援や施業の実施を行う「森林組合」が設置されており、ここが森林施業プランナーの最も一般的な就業先の一つです。森林組合は、地域の山林に精通した組織であり、所有者からの相談対応や施業の受託、作業道の整備、伐採・搬出作業など、多岐にわたる業務を行っています。
森林施業プランナーは、その森林組合の中で「計画立案・施業提案・所有者調整」などを担う専門職として、事業の推進役を務めます。地域の山林を面的にまとめ、効率的な施業を進めていく上で、森林施業プランナーの調整力が不可欠となっています。
また、森林組合ではベテラン職員の知識を受け継ぎながら実務経験を積める環境もあり、若手人材の育成の場としても注目されています。
実際に、京都府南丹市にある日吉町森林組合では、森林施業プランナーが中心となって、地域の森林所有者との信頼関係を築きながら施業の集約化を進めています。所有者ごとの意向を丁寧にくみ取りつつ、施業団地をまとめ、安定的な森林経営につなげる取り組みが行われており、森林施業プランナーの専門性が現場で活かされている現場の一つです。
画像提供:日吉町森林組合様
②民間林業会社
最近では、森林施業プランナーの活躍の場が民間の林業経営体やコンサルティング会社にも広がっています。こうした企業では、単なる作業請負にとどまらず、林業経営を戦略的に設計し、利益を生み出す施業提案が求められています。
森林施業プランナーは、調査・計画・提案・行政対応といった幅広いスキルを活かし、「利益を見込める森林整備」や「サステナブルな資源活用」といった、次世代型の林業モデルづくりに携わることができます。
例えば、再造林の投資回収期間を踏まえた計画設計や、輸出用材のニーズに合わせた収穫戦略など、経済性と環境性の両立を目指すアプローチも現場で進んでいます。
実際に、奈良県宇陀市にある森庄銘木産業株式会社では、森林施業プランナー2名が中心となって、地域の森林を持続可能に活用するための取り組みを進めています。所有者の意向を丁寧にくみ取りながら、森林の調査・施業提案・実行管理までを一貫して行い、地域の山林を面的にまとめて効率的な森林経営につなげています。
③地域森林経営推進機構
全国で所有者不明の山林や小規模分散の山林が増加する中、各地で設置が進んでいるのが「森林経営管理制度」に基づく地域森林経営推進機構や、自治体・森林組合が共同運営する森林バンクです。ここでは、森林所有者から森林の経営管理を委ねられたうえで、面的に施業を集約し、地域の林業活性化を目指します。
森林施業プランナーは、このような機関で森林経営計画の策定や、地域単位での長期ビジョンづくり、関係者の調整役として活動します。森林整備だけでなく、水源保全、景観形成、観光・教育への活用など、多面的な機能の調整を担うこともあり、地域政策に深く関わる仕事となっています。
近年は、移住者や地域おこし協力隊から森林施業プランナー資格を取得し、こうした森林経営機関に就職する例も増えており、地域づくりの担い手としての森林施業プランナー像も広がりを見せています。
④自治体・行政
市町村や都道府県の林務部局でも、森林施業プランナーの知見が求められています。ここでは、森林経営計画の認定や補助金制度の運用、地域林業政策の立案などを担当します。特に、森林環境譲与税の活用や森林整備に関する新制度の設計など、林業政策の現場実装に関与する場面で、計画づくりと制度運用の橋渡し役としての森林施業プランナーの役割が増しています。
また、自治体内での部署間調整や、住民向け説明会、企業との連携企画など、「現場と社会」をつなぐ政策コーディネーター的な役割も期待されます。
⑤新たな広がり
森林施業プランナーの知見は、森林整備にとどまらず、教育や観光、気候変動対策といった分野にも応用が進んでいます。
例えば、学校の森林環境学習の支援、エコツーリズムのフィールド整備、地域産木材を使った公共施設の整備支援、J-クレジット制度やカーボンクレジットの活用支援など、“森の専門家”として多様な連携の場で活躍するチャンスが増えています。
このように、森林施業プランナーの活躍の場は、地域の森林組合から行政、民間企業、地域づくり、環境政策まで、非常に幅広く広がっています。その専門性と現場力があれば、地方で生き生きと働くことも、政策レベルで未来の林業をつくることも可能です。
特に、地域と森、人と制度、現場と未来をつなぐハブ的存在として、森林施業プランナーの重要性は今後ますます高まっていくことが予想されます。森と共に歩む仕事をしたい人にとって、森林施業プランナーは非常に魅力的なキャリアの選択肢といえます。
では、具体的に森林施業プランナー資格を取得するまでの流れを見ていきましょう。
資格取得までの流れ
森林施業プランナーになるためには、所定の講習と試験を受け、「森林施業プランナー協会」から認定を受ける必要があります。以下では、資格取得までの流れを4つのステップに分けてご紹介します。
①受講申請
まずは、森林施業プランナー養成講習会の受講申請を行います。募集は毎年行われており、例年6月頃に森林施業プランナー協会のウェブサイトで募集要項が公表されます。
申請時には、以下のような一定の実務経験や専門知識を有していることが求められます。
-
森林・林業に関する業務に従事していること
-
森林調査や計画立案、現場指導などに関する実務経験があること
また、提出書類としては、履歴書や職務経歴書、実務経験を証明する書類などが必要です。
②講習の受講
申請が受理されると、所定の講習(座学+演習)を受講します。講習は、森林施業に必要な専門知識や計画策定の手法、森林所有者との調整方法、森林経営計画の立て方など、実務に即した内容で構成されています。
講習期間は通常4〜5日程度で、会場により合宿形式になる場合もあります。演習では実際の事例をもとに施業提案書を作成するなど、実践的な内容が重視されています。
講習の最後には、修了試験が行われます。
③試験
講習終了後には、森林施業プランナー認定試験を受けます。森林施業プランナーの試験は、一次試験(筆記)と二次試験(面接)の二段階構成となっており、それぞれ異なる側面で能力が問われます。
■ 一次試験(筆記)
一次試験は、知識の理解と正確さが重視される筆記形式で、森林施業プランナーとして必要な基礎能力を客観的に確認する試験です。
受験資格 | 年齢や職業、実務経験などの制限はなし。誰でも受験可能。 |
受験料 | 16,500円(税込) |
出題内容 | 森林経営計画、施業提案、関連法規や補助制度に関する知識が問われる |
合格基準 | 100点満点中70点以上が合格ライン |
■ 二次試験(面接)
二次試験は、筆記だけでなく、実務での経験や説明力、現場での適応力が重要視され、よりプロフェッショナルとしての資質が問わます。
受験資格 | 一次試験に合格した上で、提案型集約化施業を実際に1件以上担当した経験があること |
受験料 | 19,800円(税込) |
試験内容 |
提案書のプレゼン能力、計画の論理的説明、コミュニケーション力など、現場での実践力が評価される |
このように試験は、知識の確認と実務経験の適用能力という両面から受験者を評価する構成となっており、資格取得により高い信頼性が備わります。
④認定
筆記・面接試験に合格すると、森林施業プランナーとして正式に認定されます。認定後は、「森林施業プランナー証」が発行され、協会の登録者名簿にも掲載されます。認定の有効期間は3年間で、所定の手続きを行うことで更新が可能です。
また、認定後も実務の中でスキルアップを続けていくことが期待されています。協会では、継続的な研修や技術交流の機会も用意されており、プランナー同士のネットワークづくりも進められています。
林業に携わるうえで、森林施業プランナー以外にも役立つ資格はさまざまあります。詳しくは、以下の記事で一覧をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▶︎【林業の資格一覧】事前に取得は必要?キャリアアップできる資格は?徹底解説!
森林施業プランナーに求められるスキル
ここまで、森林施業プランナー資格取得の流れをご紹介しましたが、森林施業プランナーとして現場で活躍するためには、資格を持っているだけではなく、実務を通じて磨かれる力や、人としての姿勢も欠かせません。
では、具体的にどのようなスキルや資質が求められるのでしょうか。ここからは、森林施業プランナーとして活躍するために必要な力について見ていきましょう。
- 森林業技術と森林経営の知識
森林の成長や生態系の理解はもちろん、伐採・間伐・造林といった林業技術に加え、持続可能な森林経営の知識も不可欠です。これらを踏まえたうえで、森林経営計画を立案し、実践できる能力が求められます。
- 所有者との信頼関係を築くコミュニケーション力
森林所有者はさまざまな背景や意向を持っているため、プランナーは丁寧に話を聞き、分かりやすく説明しながら信頼関係を築く力が必要です。良好な関係づくりが、計画の実行に大きく影響します。
- GIS・ドローンなどICTの活用力
現代の森林施業には、地理情報システム(GIS)やドローンによる空撮、デジタル地図の活用などICT技術が欠かせません。これらのツールを使いこなし、効率的かつ精度の高い調査・計画を行うスキルが求められます。
- 多様な関係者との調整力・課題解決力
森林所有者だけでなく、行政や作業者、地域住民など多くの関係者と連携して業務を進めるため、意見を調整しながら課題を解決していく能力が重要です。問題が起きた際には柔軟かつ冷静に対応し、最適な解決策を導き出すことが求められます。
- 現場感覚と柔軟性
計画通りに進まないことも多い森林現場では、現場の状況を正確に把握し、臨機応変に対応する現場感覚が必要です。地形や気象条件などの変化に対応しながら、柔軟に施業内容を見直す姿勢が大切です。
これらのスキルや資質は、資格取得後も実務経験を通じて磨き続けることが大切です。森林施業プランナーは単なる技術者ではなく、地域の森林と人をつなぐ重要な架け橋として、専門性と人間力の両方を兼ね備えたプロフェッショナルであることが求められます。
森林施業プランナーの展望
森林施業プランナーの存在は、今後ますます重要になると考えられています。日本の森林の多くは人工林であり、戦後に植林されたスギやヒノキが伐期を迎える中、適切な施業と管理が不可欠です。
また、林野庁によると、地球温暖化対策として森林のCO₂吸収機能が注目されており、「脱炭素」と「森林整備」を両立するための人材としても森林施業プランナーの役割が期待されています。
まとめ
森林施業プランナーは、森を守るだけでなく、地域の暮らしや経済ともつなげる存在です。所有者や地域住民、行政、林業事業体などの多様なプレイヤーをつなぎながら、持続可能な森づくりを支える。そんな専門職として、今後の林業における重要なキャリアの一つと言えます。
森の未来に関わりたい方や、地域の人と協力しながら働きたい方は、ぜひ「森林施業プランナー」を目指してみてはいかがでしょうか。
RINDOでは、森林施業プランナーのほかにも、林業に携わりたい方に向けたさまざまな仕事を紹介しています。林業が初めてという方でも活躍できる職場がたくさんありますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。