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2024.02.05 コラム

「林業はやめとけ」と言われる7つの理由|就職・転職に失敗しないポイントを解説

「林業に興味があるけど、検索したら“やめとけ”と出てきて不安になった……」という方もいるのではないでしょうか?
この記事では、林業が「やめとけ」と言われる7つの理由や、就職・転職に失敗しないためのポイントを3つ紹介します。

先にお伝えすると、林業は人々が暮らしていくうえでとても重要な職業です。
林業に向いている人が仕事に就くと、他にはないやりがいや喜びを感じられるでしょう。
「林業に興味がある」「安心して林業の仕事に就きたい」という人は、ぜひこの記事を読んで、林業への理解を深めてみてください。

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  • 目次
      1. 「林業はやめとけ」と言われる7つの理由
         1.1.危険な作業が多いから
         1.2.肉体的にきついから
         1.3.給料が安いから
         1.4.将来性に欠けるから
         1.5.人間関係が難しいから
         1.6.労働環境がよくないから
         1.7.理解されにくい仕事だから
      2. 林業への就職・転職に失敗しないための3つのポイント
         2.1.林業の相談会に参加する
         2.2.林業の仕事の流れを把握しておく
         2.3.実際の林業従業者に相談する
      3. まとめ

1. 「林業はやめとけ」と言われる7つの理由

林業の仕事風景

林業の仕事風景

「林業はやめとけ」と言われる理由は、主に次の7つが挙げられます。

  • 危険な作業が多いから
  • 肉体的にきついから
  • 給料が安いから
  • 将来性に欠けるから
  • 人間関係が難しいから
  • 労働環境がよくないから
  • 理解されにくい仕事だから

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.1. 危険な作業が多いから

林業は危険な作業が多いことから「やめとけ」と言われることがあります。
たとえば、林業では次のような危険が考えられるでしょう。

  • 急斜面の場所でチェーンソーや大型の機械を使う
  • 伐採した樹木が自分のほうへ倒れてくる
  • 野生動物(猪や熊など)に遭遇する
  • 誤ってチェーンソーで足を切る

樹木が倒れたり機械で怪我をしてしまったりなど、林業は仕事中の事故が多くあることも事実です。
しかし、林業における労働災害発生は年々減少傾向にあります。

林業における労働災害発生の推移

林業における労働災害発生の推移

引用:林野庁

また、怪我や事故に合う人のほとんどが、仕事に慣れた40〜50代以上というデータもあります。
体力がある若手の場合「常に危険と隣り合わせ」という心持ちで仕事をすれば、不意の事故を減らすことができるでしょう。

1.2. 肉体的にきついから

林業の仕事は「肉体的にきつい」と感じる人もいます。
なぜなら、林業の仕事は「毎日重い荷物を担ぎながら登山をする」ようなものだからです。

たとえば、足場の悪い環境で重い道具を使ったり、燃料を担ぎながら山を登ったりしなければなりません。
次のようなことが原因で、腰痛を発症するリスクもあるでしょう。

  • 斜面にいる時間が長い
  • 中腰になることが多い
  • 現場の寒暖差が激しい
  • 重い機械や荷物を持つことが多い

腰痛持ちの人や体力に自信がない人は、林業に肉体的なきつさを感じるかもしれません。

1.3.給料が安いから

給料と労働のバランスに不満を抱き、林業から離職を希望する人もいます。
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、林業の平均年収は約360万円。
一方、国税庁が発表した日本国民の平均給料は、約461万円です。
危険と隣り合わせの仕事内容なのに、国民平均を約100万円も下回る給料のため「林業はやめとけ」と言われています。

1.4.将来性に欠けるから

林業は次の3つの理由から、将来性を心配する声もあります。

  • 企業が少ない
  • 高齢化が進んでいる
  • 就業場所が限られている

「企業が少ない」「高齢化が進んでいる」とは、つまり「林業を個人経営している年配者が多い」ということです。
家族で林業を営んでいる場合は、後継者が見つからないと廃業するリスクもあります。

1.5.人間関係が難しいから

高齢化が進んでいる林業では、就職・転職した若手が「上司とのコミュニケーションが難しい……」という理由で離職してしまうケースがあります。
いわゆる「ジェネレーションギャップ」を感じ、仕事にやりづらさを感じるのでしょう。
ちなみに、林業に限らずですが、新卒1年未満の転職理由1位は「人間関係」が挙げられています。

新卒1年未満の転職理由ランキング

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引用:PR TIMES

就職先や転職先を探す際は、実際に現場や職場を見学・体験して、そこで働いている人の雰囲気を見ておくほうがよさそうです。

1.6.労働環境がよくないから

林業は屋外作業が中心のため、炎天下の夏や、氷点下の冬も外で働かなくてはなりません。
過酷な環境に耐えられず、途中でリタイアしていく人もなかにはいるでしょう。

また気温以外にも、夏は蚊や蜂などの「虫」、冬は都心より多く積もる「雪」の影響で作業が思うように進まないこともしばしばあります。
場合によっては、出退勤が困難になるような状況も起こりえるでしょう。

1.7.理解されにくい仕事だから

木を伐採するイメージが強い林業は「森林破壊をする仕事」という印象を持たれてしまうことがあります。
「人間の生活に必要な木を片っ端から切っている」という偏見を抱く人も、なかにはいるでしょう。

しかし実際の林業は、森林を後世につなげるために、苗木を一本ずつ丁寧に植付ける作業もしています。
「地球温暖化の改善」や「美しい森林を保全する」など、林業は地球にとってなくてはならない職業なのです。

2.林業への就職・転職に失敗しないための3つのポイント 

林業の仕事を探す人

林業の仕事を探す人

「林業はやめとけ」と言われても、それでも「やってみたい!」という気持ちを持つ人もいるでしょう。
そのような人は、就職・転職をする前に次のポイントを押さえておきましょう。

  • 林業の相談会に参加する
  • 林業の仕事の流れを把握しておく
  • 実際の林業従業者に相談する

それぞれ詳しく紹介します。

※自分が林業に向いているかどうか知りたい人は「林業に向いている人の特徴9選!よくある質問や一日の仕事サイクルも紹介」もあわせてご覧ください。

2.1.林業の相談会に参加する

林業は、相談会・説明会のサポートがとても充実しています。
たとえば、林業の相談会・説明会のなかでも有名なのが「森林(もり)の仕事ガイダンス」です。

「森林(もり)の仕事ガイダンス」は、毎年開催されている説明会で、あらゆる地域の林業の仕事について知ることが可能。
就職希望者からの相談も受け付けているので、林業への就職・転職に悩んでいる人はぜひ参加してみましょう。

2.2.林業の仕事の流れを把握しておく

就職・転職する前に林業の仕事の流れを把握しておくと「思ってた感じと違った」というすれ違いを防げます。
ここでは簡単に、林業の大まかな仕事の流れを紹介します。

  仕事内容
植付け 地ごしらえ(整地作業)をした場所に苗木を1本ずつ植え付ける
下刈り 植えた苗木の成長を妨げる植物を除去する
除伐 下刈りが終わった3〜5年後に、形質の悪い木を除去する
枝打ち 枯れ枝や特定の枝を付け根から除去する
間伐 混み合った樹木を間引く作業
主伐 伐採時期を迎えた木を収穫する作業
集材・運材 木材を1か所に集めたり、貯木場や市場に運ぶ

実際に働くイメージを持つことで、安心して林業の世界に飛び込めるでしょう。

2.3.実際の林業従業者に相談する

「本当のところどうなの?」と思う方は、SNSや掲示板などで、実際の林業従業者に話を聞いていみるという手もあります。
たとえば、次のような質問をすると、林業に感じていた不安が解消されるかもしれません。

  • 福利厚生はどんな感じ?
  • 具体的な仕事内容は?
  • 会社の経営方針は?
  • 人材育成の方法は?
  • 雨の日の仕事内容は?

上記のような質問は、相談会でも活用できます。
よりリアルな本音を聞きたい人は、RINDOの公式ラインで林業アドバイザーに相談することも可能です。

4.まとめ

この記事では「林業はやめとけ」と言われる7つの理由や、就職・転職に失敗しないための3つのポイントを紹介しました。
「林業はやめとけ」と言われることもありますが、誇りを持って働いている林業従事者はたくさんいます。
人々の暮らしに欠かせない林業の仕事に少しでも興味がある方は、信頼できる人に相談しながら、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。

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