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【2025年最新】人手不足の業界TOP5!未経験OKの仕事も厳選

「人手不足の業界ランキングが知りたい」
「未経験でも採用されやすい業界ってどこ?」
このような疑問をもつ方に向けて、本記事では下記の4つを解説します。
-
- 人手不足の業界ランキングTOP5
- 人手不足の業界で働くメリット
- 人手不足の業界を選ぶポイント
- 未経験でも採用されやすい業界TOP5
人手不足の業界への就職・転職は、求職者にとって大きなチャンスです。
この記事を参考に自分にぴったり合う業界を見つけて、安定した収入&生活への一歩を踏み出しましょう。
※本記事のランキングは、帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2025年1月)」および、厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和6年12月)」に基づいて作成しています。
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- 目次
- 人手不足の業界ランキングTOP5
1-1|【正社員】人手不足の業界ランキングTOP5
1-2|【非正社員】人手不足の業界ランキングTOP5- 人手不足の業界で働く3つのメリット
2-1|未経験でも採用されやすい
2-2|キャリアアップ・昇進しやすい
2-3|業界によっては地方移住が叶う- 人手不足の業界の選び方・4つのポイント
3-1|自分のライフスタイルに合っているか
3-2|希望の給料を貰えるか
3-3|将来性があるか
3-4|未経験でも就職・転職できるか- 今が狙い目!人手不足で採用されやすい業界TOP5
4-1|土木・建設
4-2|介護・福祉
4-3|運輸
4-4|ホテル・宿泊
4-5|林業- 人手不足の業界についてよくある質問
5-1|人手不足で一番儲かる仕事は?
5-2|人手不足の業界の若者はどこへいったの?
5-3|人手不足で女性におすすめの業界は?
5-4|人手不足の職場って、やっぱりヤバイの……?- まとめ
人手不足の業界ランキングTOP5
まずは、人手不足の業界ランキングTOP5を【正社員】と【非正社員】にわけて紹介します。
【正社員】人手不足の業界ランキングTOP5
帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2025年1月)」によると、正社員の人手不足の業界ランキング1位は情報サービス、2位は建設、3位はメンテナンス・警備・検査、4位は運輸・倉庫、5位はリース・賃貸となっています。
下記でそれぞれの詳細をみてみましょう。
1位:情報サービス | 急激なIT化でエンジニアの需要が高まり、72.5%の企業が人手不足を実感。 |
2位:建設 | 建物の改修や災害対策などの需要が高まり、70.4%の企業が人手不足を実感。 |
3位:メンテナンス・警備・検査 | インフラの維持・管理の需要が高まり、66.5%の企業が人手不足を実感。 |
4位:運輸・倉庫 | コロナ禍以降に宅配サービスが急激に普及し、66.4%の企業が人手不足を実感。 |
5位:リース・賃貸 | 旅行やインバウンドなどによるサービス需要の増加で、65.9%の企業が人手不足を実感。 |
なかでも情報サービス、建設、メンテナンス・警備・検査の3業界は、2023年〜2024年の同調査でも「正社員の人手不足の業界ランキング」の4位以内にランクインしています。
2025年1月時点で、企業の53.4%が「正社員が不足している」と実感。コロナ禍以降で過去最高の数値で、今も正社員の人手不足が止まらない状況が続いています。
【非正社員】人手不足の業界ランキングTOP5
帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2025年1月)」によると、非正社員の人手不足業界ランキング1位は人材派遣・紹介、2位は飲食店、3位は各種商品小売、4位は飲食料品小売、5位はメンテナンス・警備・検査です。
下記でそれぞれの詳細をみてみましょう。
1位:人材派遣・紹介 | 派遣の需要増加にともない、65.3%の企業が人手不足を実感。 |
2位:飲食店 | 長時間労働や給与水準の低さが原因で、60.7%の企業が人手不足を実感。 |
3位:各種商品小売 | 販売スタッフの不足により、56.8%の企業が人手不足を実感。 |
4位:飲食料品小売 | アルバイトやパートの確保が難しく、54.5%の企業が人手不足を実感。 |
5位:メンテナンス・警備・検査 | インフラの維持・管理の需要が高まり、53.3%の企業が人手不足を実感。 |
非正社員の人手不足業界ランキングは、2023年までは飲食店と旅館・ホテル業が2トップを占めていました。
しかし、コロナ禍が落ち着いた2024年には、飲食店と旅館・ホテル業界の人手不足は落ち着きつつあります。
一方で、人材派遣・紹介や商品・飲食料品小売(百貨店、コンビニ、スーパーなど)は、依然として人手不足が続いている状況です。
人手不足の業界で働く3つのメリット
人手不足の業界で働くと、求職者には次の3つのメリットがあります。
- 未経験でも採用されやすい
- キャリアアップ・昇進しやすい
- 業界によっては地方移住が叶う
それぞれ詳しくみていきましょう。
未経験でも採用されやすい
人手不足の業界では、未経験者も積極的に採用する傾向が強まっています。「即戦力となる人材が欲しい」「研修制度が充実している」などが、人手不足の業界が未経験者を積極的に採用する理由です。
また、人手不足の業界は資格取得支援制度を設けている企業も多いです。その業界で必要な資格を会社のバックアップを受けながら取得できるので、スキルを上げればキャリアアップや収入UPが期待できます。
関連記事:補助金を使って働きながら資格取得!申請方法までわかりやすく解説
キャリアアップ・昇進しやすい
人手不足の業界は「キャリア」より「実力」を重視する傾向があります。未経験からでも順調にスキルアップすれば、キャリアアップや昇進の機会に恵まれやすいでしょう。
また先ほども紹介したように、人手不足の業界では資格取得支援制度を設けている企業も多いです。その業界に必要な資格を取得すれば、将来的に責任者や管理職への昇進も夢ではありません。
業界によっては地方移住が叶う
日本で人手不足の業界が増えている理由の1つに「地方の過疎化・都市部への人口集中」が挙げられます。
地方では人手不足がより深刻な問題となっているため、UIターン採用に積極的な企業を狙うと、就職・転職確率UPと地方移住が同時に叶うでしょう。
もし地方で人手不足の業界を狙う場合は、その地域ならではの魅力を活かして働ける林業や観光業などがおすすめです。
地方自治体による移住支援制度と組み合わせると、より少ない資金で都会から地方へ移住できます。
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人手不足の業界の選び方・4つのポイント
人手不足の業界で就職・転職先を見つけるときは、下記4つのポイントを押さえると失敗が少なくなります。
- 自分のライフスタイルに合っているか
- 希望の給料を貰えるか
- 将来性があるか
- 未経験でも就職・転職できるか
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
自分のライフスタイルに合っているか
人手不足の業界で働くときは、勤務時間や休日形態などが「自分のライフスタイルに合っているか」を確認しましょう。自分のライフスタイルと相性がよい仕事先を選ぶと、無理なく長く働けます。
なかでも下記の5つは、働く前に必ず確認しておくべき項目です。
- 勤務時間帯
- 休日形態(週休2日など)
- 残業の有無
- 転勤の可能性
- 育児・介護への理解
勤務時間帯は、日勤、夜勤、シフト制、フレックスタイム制などがあります。
家族との時間を大切にしたい場合は、融通が効くシフト制やフレックスタイム制がおすすめ。少しでも多く稼ぎたい場合は、夜勤や休日出勤OKの職場が適しています。
希望の給料を貰えるか
「希望の給料を貰えるか」も働く前にきちんと確認しておきましょう。なかには給与水準の低さが原因で、人手不足に陥っている業界もあるためです。
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、2024年の平均給与は460万円。人手不足の業界別の平均給与は次のとおりです。
建設 | 548万円 |
運輸 | 473万円 |
賃貸・不動産 | 469万円 |
医療・福祉 | 404万円 |
小売 | 387万円 |
農林水産業 | 333万円 |
宿泊・飲食 | 264万円 |
性別、雇用形態、勤務年数、資格の有無などによっても貰える給料は異なります。自分はどれくらいの給料が欲しいのかをよく考え、十分に満たせる業界を選びましょう。
将来性があるか
気になる仕事先に「将来性があるか」をチェックするのも、人手不足の業界選びで失敗しないポイントです。
たとえば、データ入力やスーパーのレジ打ちは、AIやセルフレジの導入で人が担う仕事が少なくなります。AIや自動化の流れは今後ますます加速していくことが予想されるため、今から就職・転職先に選ぶのは得策ではありません。
一方で、人の手が欠かせない建設業や農林水産業などは、仕事がなくなる心配がなく将来性が高い業界です。高齢化やIT化で需要が高まっている介護・福祉や情報サービス業も、今後の将来性が高い業界といえるでしょう。
未経験でも就職・転職できるか
知見のない業界に飛び込む場合は、はじめから「未経験OK」の会社に絞って選ぶと採用されやすくなります。
就職・転職にあたって「資格」や「経験年数」などが求められる業界は、人手不足であっても未経験者が採用される可能性が低いです。
「でも、未経験OKの職場って、なんかブラック企業のイメージがあるよね……」と不安な場合は、研修制度や資格取得支援制度が充実している業界を選ぶようにしましょう。
スキルアップやキャリアアップを会社が全面的に応援しているため、未経験からでも安心して働けます。
関連記事:未経験から林業で活躍できる3つの理由!働きながら学べる「緑の雇用」とは
今が狙い目!人手不足で採用されやすい業界TOP5
人手不足で狙い目の仕事を探すときは、その業界の「有効求人倍率」に注目しましょう。
有効求人倍率とは「求職者数に対する求人数の割合」のこと。倍率が1より大きいほど求人数の割合が高く、人手不足に陥っていることになります。
ここでは、厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和6年12月)」を参考に、有効求人倍率が高い業界を5つみていきましょう。
土木・建設

引用元:厚生労働省「jobtag」
土木・建設業界は、人手不足の業界のなかでも「有効求人倍率が高い職種」が多くあります。有効求人倍率が高いランキングTOP5をみてみましょう。
1位:躯体工事 (とび職、鉄筋工など) |
▶︎有効求人倍率8.94 ▶︎建築物の構造部である躯体(くたい)をつくる仕事 ▶︎職種によって「とび技能士」「一級鉄筋施工技能士」などの資格が必要 |
2位:土木 (土木施工管理技士、測量士など) |
▶︎有効求人倍率6.96 ▶︎道路や河川などの土木工事をする仕事 ▶︎職種によって「土木施工管理技士」「測量士」「建設機械施工管理技術者」などの資格が必要 |
3位:建設 (大工、左官など) |
▶︎有効求人倍率4.99 ▶︎建物やインフラの建設・整備をする仕事 ▶︎入職にあたって特別な資格や学歴は必要なし(※建築士や電気工事士などの専門職は除く) |
4位:採掘 (採鉱員、採炭員など) |
▶︎有効求人倍率4.44 ▶︎鉱石、石炭、石灰岩などを採掘する仕事 ▶︎採鉱業に従事する場合は「採石業務管理者」や「掘削作業主任者」などの資格が必要 |
5位:電気工事 (電気工事士、電気技術者など) |
▶︎有効求人倍率3.53 ▶︎電気設備の修理や保守をする仕事 ▶︎電気工事に必要な「第一種・第二種電気工事士」の国家資格の取得が必要 |
※有効求人倍率=1より大きいほど求人数の割合が高い
建物やインフラは今後もなくならないため、土木・建設業は今後も仕事がなくならない将来性の高い業界の1つといえます。
資格取得支援制度を設けている会社も多く、未経験からでもキャリアを築きやすいのが土木・建設業の特徴です。
介護・福祉

引用元:厚生労働省「job-tag」
超高齢化が問題となっている日本では、介護・福祉業界の人材需要がどんどん増しています。
有効求人倍率も4.25とほかの人手不足の業界のなかでも高めで、未経験からでも採用されやすいのが特徴です。
介護・福祉業界の主な仕事内容をみてみましょう。
- 食事、入浴、排泄などの手伝い
- 洗濯、掃除、料理などの家事代行
- 利用者や家族からの相談対応 ……など
介護・福祉業界で働くのに特別な資格・学歴は必要ありません。
ただし、介護分野における唯一の国家資格「介護福祉士」を取得すると、採用後のキャリアアップ&収入UPが期待できます。
運輸

引用元:厚生労働省「jobtag」
ネット通販の需要が高まっている近年、運輸業も深刻な人手不足に陥っています。(有効求人倍率3.56、正社員の人手不足業界ランキング第4位)
一言に「運輸業」といっても運ぶものや乗るものはさまざまで、主に下記のような職種に分かれています。
- 物流ドライバー
- 配送ドライバー
- バスドライバー
- パイロット
- 船員
なかでも、物流ドライバーや配送ドライバーは需要が高く、未経験からでも採用されやすい職種です。
就職・転職する場合は、仕事内容に応じて第一種運転免許、運行管理者、危険物取扱者などの資格を取得して、キャリアアップ&収入UPを目指しましょう。
関連記事:ガテン系の意味とは?由来・年収・向いている人をわかりやすく解説
ホテル・宿泊

引用元:厚生労働省「job-tag」
インバウンドの需要回復にともない、ホテル・宿泊業も深刻な人手不足に陥っています。
なかでも、フロント・接客スタッフの人材が足りておらず、どの企業も頻繁に求人がでている状況です。
フロント・接客スタッフに向いている人の特徴は次のとおり。
- 人と話すのが好き
- 細かい気配りが得意
- 語学スキルを活かしたい
- 観光地で働いてみたい
フロント・接客スタッフになるのに特別な資格・学歴は必要ありません。未経験者も積極的に採用しているため、本格的な接客を1から学べます。
実務経験を積めば、ホテルマネージャー、観光業界、グローバル業界など幅広い職種へのキャリアアップが期待できるでしょう。
林業

画像提供:株式会社ツリーサービス様〜林業女子も歓迎◎資格・独立支援制度がある会社〜
農林水産業の有効求人倍率は1.09と、ほかの人手不足の業界のなかでもそれほど高くありません。
しかし「林業」のみに注目してみると、昭和55年に14万6千人いた林業従事者は、令和2年には4万4千人にまで減少しています。

引用元:林野庁「林業労働力の動向」
上記のデータが示すポイントを簡単にまとめてみます。
- 全産業の若年者率(35歳未満の割合)が減っている
- 林業の若年者率は平成22年まで右肩上がりで、その後は横ばいの傾向
- 全産業の高齢者率(65歳以上の割合)は年々上昇している
- 林業の高齢者率は平成7年まで右肩上がりで、その後横ばいの傾向
つまり、林業は深刻な人手不足を解消するために、若年層〜高齢者層まで幅広い人材を歓迎しているということです。
人手不足の業界のなかでも「自然に囲まれて働いてみたい」「将来は地方移住をして、のんびり暮らすのが夢」という方は、未経験でも採用されやすい林業も選択肢の1つに入れておきましょう。
関連記事:ゼロからつくる林業のキャリアプラン【プロが解説・完全ガイド】
人手不足の業界についてよくある質問
最後に、人手不足の業界についてよくある質問を紹介します。
Q1.人手不足で一番儲かる仕事は?
人手不足で儲かる仕事は、建設、運輸、賃貸・不動産などが挙げられます。国税庁によると、建設業の平均給与は548万円、運輸業は473万円、賃貸・不動産は469万円です。どれも令和5年の平均給与460万円を上回っており、建設業と運輸業は未経験からでも採用されやすい業界でもあります。
Q2.人手不足の業界の若者はどこへいったの?
人手不足の業界に若者がいないのには、主に次のような原因が挙げられます。
- 地方から都市部への流入
- IT・デジタル分野への関心集中
- 肉体労働を避ける傾向
- 給与水準・福利厚生を重視する傾向
このような原因から、人手不足の業界に若者がいない状況が続いていると考えられます。少子化の影響で、そもそも若年層の労働者人口が減っているのも原因の1つといえそうです。
Q3.人手不足で女性におすすめの業界は?
人手不足で女性におすすめの業界は、介護・福祉、ホテル・宿泊、IT業界などが挙げられます。これらの業界は育児支援制度や女性管理職登用制度などが充実しており、時短・シフト勤務に対応している会社も多いです。「バリバリ稼ぎたい」「育児と両立したい」など、自分が就職・転職で重視するポイントに合う業界を選ぶとよいでしょう。
Q4.人手不足の職場って、やっぱりヤバイの……?
人手不足のすべての業界が「ヤバイ」と言われているわけではありません。むしろ人材確保のために、職場環境の改善や待遇の向上に取り組む企業も増えています。
もし不安な場合は、下記のポイントをリサーチしてから就職・転職活動を始めるのがおすすめです。
- 残業の有無
- 有給の取得状況
- 離職率・定着率
- 研修制度の充実度
- 福利厚生の内容
求人ページの採用情報だけでなく、口コミや評価なども参考にしながら自分に合う会社を見極めましょう。
まとめ
人手不足の業界は未経験でも採用されやすく、研修・資格取得支援も充実しているためキャリアアップのチャンスが豊富です。今回紹介した「人手不足で採用されやすい業界TOP5」のなかから自分に合いそうなものがあれば、積極的に求人を探してみましょう。
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